ボイスチャットソフト『Mumble』の新バージョン 1.2.3 がリリースされました。
『Mumble』バージョン 1.2.3
バージョン 1.2.2 からの主な変更点は次のとおりです。
変更点
- 声で有効化(VAD: Voice Activitiy Detection)の改善
- オーバレイ表示機能の向上
- 録音機能の追加
- 優先度スピーカ機能の追加
- 新しいインストーラの採用
- 音声コーデック CELT のバージョンを 0.11 に更新
マイナーアップデートですので互換性に影響する大きな変更点は有りません。
声で有効化の改善
一定の音量以上で発言したときのみマイクが有効になる機能「声で有効化」が改善されています。
ノイズ低減済みの音声を元に判定するように改良しノイズの多い環境での音声の検知精度を改善したようです。
この関係で 1.2.2 以前で設定した「声で有効化」の設定をそのまま使うと声を拾いにくくなるため再設定が必要になります。
オーバレイ機能の向上
Mumble には同じチャンネルで会話しているユーザの発言状態をゲーム画面上に表示するオーバレイ表示機能があります。
1.2.3 よりオーバレイ表示の項目にフレームレート(fps 値)が追加されました。
また、オーバレイ画面上に表示するユーザの名前のカスタマイズ性が高くなっています。
サーバ側の更新
Mumble 1.2.2 以前のサーバには Dos 攻撃に対する脆弱性が存在し、悪意のあるユーザがログインすると Mumble サーバが落ちます。この脆弱性が修正されているため特に理由がない限りサーバ側は Mumble 1.2.3 に更新することをおすすめします。