NEXONが韓国版『Dota 2』の公式サイトにて、2015年12月10日にサービスをSteam版へと移管することを発表しました。
韓国版『Dota 2』のサービスがSteam版と統合へ
公式サイトにおいて、下記の内容が発表となりました。
サービス終了の理由は明らかにされていませんが、韓国内でのサービス維持が難しいという経営判断になったというのが一般的な予測になるかと思います。
主な発表内容
- 韓国ローカルでのサービスは12月10日のメンテナンスをもって終了(ネクソンキャッシュでのゲーム内アイテム購入、ネクソンクライアント経由のプレー)。
- 以降はSteam版『Dota 2』でのプレーが必須。アイテム購入はSteam Walletを使用しDota 2 Storeから。
- 韓国版で購入済みのアイテムはSteam版でも利用可能
- ゲーム内の翻訳は現在までに作業が完了した分は継続して提供される。以降、追加コンテンツに対してNEXONが韓国語ローカライズを行なうことはない
NEXONは、2012年11月にValveと韓国・日本における『Dota 2』のパブリッシング契約を締結。その後、2013年10月に韓国語版のサービスをスタートし、韓国eスポーツ協会(KeSPA)公認種目に採用されたり、高額な賞金をかけたプロモーションやネットカフェでの普及活動などを行なってきましたが、約2年後の2015年11月にサービス終了が発表となりました。
- 2012年11月 Valve と韓国 Nexon が日本と韓国における『DOTA2』のパブリッシング契約を締結
- 2013年06月 NEXONが韓国版『DOTA2』サービス内容を発表、Steam版と互換性あり、韓国大会に総額20 億ウォンの賞金を支援
- 2013年06月 GameSpotが『DOTA2』韓国サービスに関するインタビューを実施
- 2013年08月 年間 1 億ウォンのスポンサー費用をかけた DOTA2 大会『Nexon Sponsorship League』が韓国で開催
- 2013年10月 韓国版『DOTA2』の正式サービスがスタート、世界トップが参加する『Nexon Invitational Super Match』開催
- 2014年01月 『DOTA2』が韓国eスポーツ協会(KeSPA)公認種目に採用、ティア制度を導入した『Korean Dota2 League』開催
韓国での『Dota 2』人気調べてみた。総合でトップ10に入っていなくて、RTS分野だとシェア0.25%で8位。LoLは総合1位(約44%)、RTS1位(約86%)と圧倒的だった。 https://t.co/q6hle9HWoz pic.twitter.com/5aO4JMfEFq
— Yossy (@theworld) November 10, 2015
日本でのサービス展開については今現在も一切のアナウンスが行なわれていません。
おそらく、先行して展開していた韓国版をベンチマークとして様子を見ていた面もあると思うので、今回の発表により日本ローカルサービスの展開は望み薄と言えるでしょう。
一方、Steam版では先月末に突如として日本サーバーの稼働が開始され、非常に快適にオンライン対戦が出来るようになっています。