『Counter-Strike 2』のアップデートがリリースされています。
Counter-Strikeマップ向けのJavaScriptをベースとするスクリプトシステム「cs_script」に関連する修正となっています。
Counter-Strike 2 Update
MAP SCRIPTING
- 「script_zoo」の「tsconfig.json」をアップデートし、型チェックをより正確にするために「ES2022」の仕様に合わせるようにした
- スポーン中にスクリプトの読み込みが失敗しても「point_script」エンティティが削除されないようにした。代わりに、ゲームがツールモードで動作している場合は非アクティブ状態でスクリプトの変更を待機するようにした。
- ツールモード中に無効なスクリプトの再ロードに失敗した後、「point_script」エンティティがクラッシュしないよう修正した
- 「point_script」エンティティが「Instance.OnBeforeReload」コールバックから返されたメモリの値を保持するようにし、リロードが失敗した後でも次の成功時に利用できるようにした
- 引数にstring型が期待されるメソッドに対して誤った型が渡された場合、「toString」を呼び出すのではなく、エラーを返すようにした
- 「Instance.Msg」と「Instance.DebugScreenText」がテキスト値として任意の型を受け入れるよう変更した
- 「RunScriptInput」のcallerまたはactivatorがnullの状態で実行された場合にゲームがクラッシュしてしまうのを修正した
- 「Instance.OnGameEvent」を削除し、イベントごとの登録メソッドを用意した。これによりAPIの安定性を高め、gameevent以外のイベントに対しても一貫したAPIを提供できるようにした
- 「Instance.DebugLine」を追加した
- 「Instance.DebugBox」を追加した
- 「Instance.OnPlayerConnect」を追加した
- 「Instance.OnPlayerActivate」を追加した
- 「Instance.OnPlayerDisconnect」を追加した
- 「Instance.OnRoundStart」を追加した
- 「Instance.OnRoundEnd」を追加した
- 「Instance.OnBombPlant」を追加した
- 「Instance.OnBombDefuse」を追加した
- 「Instance.OnPlayerKill」を追加した
- 「Instance.OnPlayerChat」を追加した
- 「Instance.OnGunFire」を追加した
- 「Instance.OnGrenadeThrow」を追加した
- 「Instance.EntFireAtName」にcallerとactivatorを設定できるオーバーロードを追加した
- 「Instance.EntFireAtTarget」にcallerとactivatorを設定できるオーバーロードを追加した
- 「Instance.GetTraceHit」の結果に法線ベクトルを追加した
- 「IEntity.GetGroundEntity」を追加した
- 「ICSWeaponBase.GetOwner」を追加した
- 「ICSPlayerController.GetName」を追加した
- 「ICSObserverPawn.GetOriginalPlayerController」を追加した
- 「ICSPlayerPawn.GetOriginalPlayerController」を追加した
- 「ICSPlayerPawn.IsCrouching」を追加した
- 「ICSPlayerPawn.IsCrouched」を追加した
- 「ICSPlayerPawn.IsNoclipping」を追加した
- APIの詳細は、「maps/editor/zoo/scripts/point_script.d.ts」を参照
- マップ製作者向けに「de_train」のアセットとサンプルを含む「train_zoo.vmap」を追加した