『Gentle Mate』Counter-Strike部門に所属する「Martinez」選手が、試合中の不適切発言について謝罪しました。

「Martinez」選手の発言について

  • トリプルオーバータイムの激戦中、「Martinez」選手が『The MongolZ』に対して「Jackie Chan」と発言 [該当シーン]
  • アジアの人種を差別する発言であるとして本人とチームが試合後に謝罪
  • 『The MongolZ』は発言について、気にしていないことをSNS発信

「ジャキー・チェン」と発言しただけでも差別になってしまうので、今の時代における発言は非常に難しい時代になりました。

このような感想を一行添えたことでさえ、大丈夫なのかと不安になる部分があります。

Martinez 選手のSNS投稿

「自分が『The MongolZ』戦で発した言葉について、心からお詫びします。

発言は完全に不適切なものであり、どれだけ失礼で傷つける内容であったかを今は理解しています。

異なる文化圏出身のため、特定の言葉や表現に対して適切な認識や反応を示すことができませんでした。しかし、これは言い訳にはなりません。自ら学び、より良い行動をしていく責任があります。

今後、いかなる人種差別、差別となる言動についても明確に否定していくことを宣言します。

今回の発言は、私自身の人格や信念を反映するものではありませんでした。

不快な思いをさせてしまったみなさま、The MongolZのみなさん、チームメイト、そして大切な場面で迷惑を掛けてしまった所属チームに対して深くお詫びします。

チームが下すいかなる判断や処分についても全面的に受け入れ、その判断を尊重します。
今回の件を教訓として反省し、二度とこのようなことを起こさないよう、努めていきます。」

『The MongolZ』は、この謝罪に対して「気にしていませんよ」と返信しています。

Gentle MatesのSNS投稿

「Martinez選手が『The MongolZ』との試合中に発した言葉は容認できるものではありません。
いかなる状況であろうとも、あのような発言を正当化することはできません。

今回の行為は、Gentle Matesの理念を反映するものではなく、eスポーツシーンに期待している姿とも全く異なります。

Martinez選手は発した言葉の重さを認識して謝罪を行ない、チームからの処分を全面的に受け入れました。

The MongolZの選手、コミュニティ、今回の発言によって不快な思いをされたみなさまに深くお詫び申し上げます。

Gentle Matesは、人種差別・差別・ステレオタイプな発言・行動について非難します。

チームは、すべての選手に対して試合の内外で模範と敬意ある行動を示すことを期待しています。

今回の発言は、Gentle Matesの価値観を反映するものではありません。
厳格さと責任をもってあらゆる価値観を守りつつげていく必要があることを改めて認識する機会となりました。」

The MongolZのSNS投稿

「Martinez選手が“ジャッキーチェン”と言ったので“G”と返事をしました。
これがブロマンス(男の友情)ってヤツだと思います。」

添付された画像は映画『ラッシュアワー』のものと思われます。

作中で描かれるジャッキー・チェン氏とクリス・タッカー氏の友情のように、今回のことは友達の悪ふざけで気にしていない、というような意味になるでしょうか。

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