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ENZAさんによるCS講座のメモ

先日開催された、ENZAさんによるCS講座のデモをみた。
このデモで公開されているテクニックを知っている人と知らない人では、
プレーにおいて明確な差が出ることになること間違いなしな講座であった。

講座で説明された項目は以下のとおり。

内容講座

  1. CSのモデル表示の仕様によるポジショニングの有利不利
  2. 返しのFB
  3. バタ足ジャンプ
  4. ランニングショット
  5. AK水平スプレー
  • 講師:ENZAさん
  • 進行:Kyodogさん

デモ

以下にデモをみた際にとったメモに画像をプラスして掲載。
メモ内での敬称は省略とさせてもらった。

1.CSのモデル表示の仕様によるポジショニングの有利不利

モデル表示の仕様によって、ポジショニングで有利不利が発生するというもの。
距離と壁の位置によって、有利不利が確定するそうだ。
シーンによって有利不利の条件が変わるので、
そのあたりは自分でデモ解説をみるなり、実践するなりして確認してほしい。

中~遠距離の場合

まず、自分の左側に壁がある場合基本的に不利となるそうだ。
講座内ではそのシーンを数例上げて紹介していた。

dust2 – ロング


Kyodog視点

ENZA視点

画像が小さくてわかりにくいかもしれないが、
その場合はクリックすると大きな画像になるので、拡大して確認してほしい。
左画像のKyodogの視点からENZAを視認することはできないが、
逆側からのENZAの視点ではKyodogのモデルを視認できている。

これがCSのモデル仕様により有利不利が発生しているシーンとのこと。
Kyodogがジワジワとこのポジションで歩を進めた場合、
ENZAを視認することなく死亡することになる。

dust2 – DD


ENZA視点

Kyodog視点

ENZAがCTベースからAWPで、センターDDをチェックしているシーン。
ENZAの目の前には左に壁がある。
対してDDからCTベースをみるKyodog。
Kyodogの目の前には右に壁がある。

画像をクリックしてもらえると確認しやすいが、
ENZAからKyodogは見えないが、Kyodog視点からはENZAの左半身が露出して見える。

dust2 – Bトンネル~B奥ライン

dust2のBトンネルからの直線ライン。
これは前の例とは違って、両者ともに前に右壁がある。


Kyodog視点

ENZA視点

画像を見てもらえるとわかりとおり、KyodogからENZAを視認することはできないが、
ENZAからはKyodogを視認することができる。
これは、右に壁があり目標物が左側の壁から出てくるときに発生する有利不利とのことだった。

また、右壁から出て行くときは、しゃがみながら出て行くと、
斜めに下がった頭が壁に隠れて有利となるそうだ。

近距離の場合

dust2 – DD


Kyodog視点

ENZA視点

dust2の扉でありそうな近距離戦の有利不利。
近距離の場合は、左側に壁があるほうが不利となるようだ。
例によって、KyodogからはENZAは見えないが、ENZAからはKyodogが見える。

dust2 – Bトンネル


Kyodog視点

ENZA視点

これも近距離の例。左に壁があるKyodogが不利となっている。

しゃがみ判定

しゃがみ方によって、ヒットボックスの大きさが変わるというもの。


半身

全身

左は半身になっている状態。対して右は全身を向けている状態。
右はお尻の部分にも判定が生まれて、不利になるそうだ。
右の状態になるのは、たとえばしゃがみながら右キーを押した後に、
左キーを押してカウンターを入れた場合。
右の状態からどちらかのキーを押せば、再び半身になる。

2.返しのFB

敵のFBに対してFBを投げ返すことによって進行を食い止めるというテクニック。

dust2 – A階段

センターでFBを投げる攻防について。
T役のKyodogが階段にFBを投げて階段上を確保しようという想定のシーン。

これに対してCT役のENZAは画像左の位置からFBを投げ返す。
画像右のように前に出てくるKyodogに対してFBが返され、このあと白くなる。


ENZAのポジション

FBが返ってくる

例としてdust2ロングでの返しについても解説されていた。
是非ともデモをみて自分の目でみてほしい。
画像やテキストよりも実際に見たほうが確実にわかりやすい。

バタ足ジャンプ

画像はプレーヤーの胸の高さにAWPを構えているKyodog。
これを通常ジャンプでよこぎると、伸びた足の部分が照準に引っかかり、
一流のAWP使いに対する場合、被弾する可能性が発生する。
デモ内では実際にそのシーンを紹介しているので参照してほしい。

置きAWPをしていると想定される場所をジャンプで飛び越える、
というシーンの回避例として紹介されたのがバタ足ジャンプ。
講座内ではSKのfiskerが使っていたことからfiskerジャンプと呼ばれていた。

ジャンプの比較


通常ジャンプ(垂直)

バタ足ジャンプ(垂直)

通常ジャンプ(横)

バタ足ジャンプ(横)

画像のとおり、ノーマルジャンプよりも足が伸びないので、
足に対する被弾を回避することができる。

気になるやり方は、「しゃがみキーを押して、離した瞬間にジャンプ」とのことだった。

ランニングショット

MaveNが使っていたという走りながら正確な射撃を行うテクニック。
画像では説明しようがないので、実際にデモをみてほしい。
やり方としては、移動しながら射撃ボタンを連打しているようであった。

AK水平スプレー

AKのスプレー解説で出てきたテクニック。
SKのPottiなどが使っているとのことだった。
これについてはgifアニメーションを作ってみた。

AKは5発目くらいから照準を下に下げて修正すると、
以降は高さがあがらず横にずらすとそのまま水平に射撃できるというもの。
横に広がって敵が出てきたときに使えそうなテクニック。

通常のスプレーについては、AKの場合は左下に照準を引いていくのが良いそうだ。
m4の場合は下で良いとのことであった。

以上がメモ的なものとなるが、絶対にデモをみてほしい。
SKだったらSK Insiderでお金を取って公開するレベルのものが、無償で提供されているのである。
CSプレーヤーでこれをみないのは、明らかに損をしていると断言できる。

また、講座については、今後他の4DNメンバーが参加して行うものも検討されているということである。

講師、進行のお二人ともお疲れ様でした。非常に参考になりました。

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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アフター6ジャンクション出演時アーカイブ
コメント (0)
  1. mint より:

    fisker jump and maven shot

  2. NO NAME より:

    maven shotやろうとするとブレちゃうんですが
    撃つ瞬間足止めたりはしないのでしょうか

  3. KeNNy より:

    mavenがよくやる撃ち方は、あまり実用的ではないと思う。

  4. NO NAME より:

    Maven何やってんの!

  5. Sider より:

    あまりに勉強になるところが多すぎて逆に今まで何やって
    きたのかと小一時間鬱って首つってました。臨死体験もた
    まにはいいものかと(違

    CSSだとMavenShotどころか、水平撃ちもすさまじい所に
    飛んでいくんですが。動いて撃つなってことだろうか。

  6. mega より:

    こりゃ確かにnoobと言われても仕方ない

  7. Dolby より:

    Maven Shot友人と練習したら強ェエエ。
    友人ガナ(゚Д゚)y─┛~~

    俺は練習しても練習しても上手くならなくて鬱。

  8. 311 より:

    C4を設置後、設置した人は乗れないがそれ以外の人は
    載れるってこともコネタ。

  9. NO NAME より:

    たいへん参考になりました!
    無償でこんな講座をやってくれるなんて、感謝感激です!
    他の4DNメンバーの方々の講座も激しく期待しております!
    ありがとうございました!!

  10. CSer より:

    demoの声が変で早送りみたいに聞こえるのですが、合うコーデックを探さないといけないと聞いたんですがどうやって拾ってくるのでしょうか? また、どうやって入れればいいのでしょうか?

  11. Delby より:

    Playdemo ファイル名
    Viewdemo ファイル名の順にやってみてください。

  12. mos より:

    このデモの見方がわかりません。
    圧縮には何のコーデックを使用しているのですか?

  13. NO NAME より:

    DEMOにコーデックも糞もありません。
    CSフォルダにぶち込んで
    コンソールでれこーど で見てください

  14. Ache より:

    good movie!!