eスポーツ史上最多賞金プールの StarCraft IIリーグ『GoMTV Global Stacraft2 League(GSL)』の予選風景が YouTube にて公開

2010年9月2日 StarCraft II

韓国にて開催される eスポーツ史上最多の賞金プールを誇る StarCraft II（以下 SC2)トーナメント『GoMTV Global StarCraft2 League(以下 GSL)』の選考予選の風景が YouTube にアップされていました。

協力: Japan ROTA

GSL qualifiers with TLO, IdrA, Artosis, and more! – Part 1 of 5

動画を撮影したのはコメンテーターとしても活躍するプロプレイヤーの United States Dan “Artosis” Stemkoski 選手で、韓国外から予選に参加しているプレイヤーにフォーカスを置いて撮影されています。

オフライン予選は、全世界から応募があったプレイヤーを一同に会し、その中から GSL の最初のシーズンとなる『TG-Intel StarCraft2 Open Season1』に参加する 64 人を決定するもので、8 月 28 日と 29 日に行われました。

GoMTV の Facebook ページによると、このオフライン予選に参加申請した韓国外からの外国人プレイヤーは 106 人で、実際に現地に現れたのはたったの 12 人とのこと。そのうち 4 人の本戦出場が決定しています。全体の参加者数は発表されていないようです。

GSL とは

『GoMTV Global Stacraft2 League』の略称で、GoMTV が開催する世界最大規模の StarCraft2 リーグです。

2010 年内に 3 シーズンが 9 月から 12 月までほぼ毎月行われる予定で、各シーズンの賞金総額が 2 億ウォン(約 1400 万円)と発表されており、2010 年だけで総額 6 億ウォン(約 4200 万円)の賞金プールと発表されています。これは eスポーツ史上最多の賞金プールとされています。

2010 年内のシーズンはオープンとされており、毎回予選が行われシーズンに参加する 64 人が決定されます。そして、2010 年内に行われる 3 シーズンの結果を受けて、全てのプレイヤーをポイントでランク付けし、1 位から 32 位の選手が”CodeS”、33 位から 96 位の選手が”CodeA”にグループ分けされ、両グループとも GSL2011 への切符を手にします。

また、2011 年にはメインとなる GSL の他にも 3 つのトーナメントタイプが発表されており、毎月かならず何かしらのトーナメントがある形になっています。

全ての本戦は GoMTV により放送され、1 週間のうち 5 日は放送がある状態になるようです。GoMTV の英語サイトにてハイクオリティーの LIVE 動画や、iPhone 等で視聴ができるチケット、VoD(Video on Demand)が視聴できるプレミアムチケットのプリセールも開始されています。

GSL1 シーズンあたりの賞金

1 位: 1 億ウォン (約 700 万円)
2 位: 3000 万ウォン (約 200 万円)
3-4 位: 1000 万ウォン (約 70 万円)
5-8 位: 400 万ウォン (約 30 万円)
9-16 位: 200 万ウォン (約 15 万円)
17-32 位: 50 万ウォン (約 3.5 万円)
33-64 位: 30 万ウォン (約 2 万円)

4 つのトーナメント方式

GSL (1 月、3 月、4 月、7 月、9 月に開催)
- 32 人の Code S プレイヤーと 64 人の Code A プレイヤーによるトーナメント。
World Championship (6 月と 10 月に開催)
- 4 エリア、4 人の代表選手による 16 人トーナメント。
Ladder Tournament (2 月、5 月、8 月、11 月に開催)
- Battle.Net のラダーの中から最強を決める大会。各エリアのトップ 200 のプレイヤーが予選に招待され、予選を勝ち抜いた 16 人によるダブルイリミネーション方式のトーナメント。
Blizzard Cup (12 月に開催)
- GSL ランキング(たぶん)のトップ 8 による、年間のベストプレイヤーを決めるプレイオフ形式のトーナメント。