『ESL Pro Tour Dota 2』2025~2026年の新フォーマットに関する発表が行なわれました。
発表のポイント
今回の発表における要点は、ティア1大会の出場数拡大と競争力の強化、そしてティア2シーンの支援拡大となります。
- ティア1大会の出場数拡大
- 大会毎にフォーマット・コンセプトに変化を付ける
- ヨーロッパを対象にティア2大会『DreamLeague Division 2』を実施。ここから『ESL Pro Tour』出場可能。賞金20万ドルで4大会を実施。
ティア1 大会の新コンセプトについて (和訳)
新たなエコシステムは、できるだけ多くのチームがトップを目指すチャンスを得られるように設計しています。シーズン序盤は招待チームの出場枠を増やし、以降は出場枠を減らしていきます。
シーズンが進むにつれて競争は激化し、『ESL Pro Tour』ランキングの上位を目指して全力を尽くチームのみが勝ち残ります。
奇跡の快進撃を見ることができる可能性はどの大会にもあります。全ての大会で引き続きオープン予選を開催します。チームの調子は年間を通じて変動していきます。ESLは、新たなチームが活躍できる仕組みを整えていきたいと考えています。
初期のDreamLeagueは「世界中のチームが地域を越えて戦う姿を見たい」というコミュニティの声に応えて開催しました。今回のフォーマット変更により、世界最高のチーム同士が競い合う大会をみなさんに楽しんでいただくための取組みを継続できることをうれしく思います。
新しいエコシスムで各トーナメントに加えた変更は以下の通りです。
DreamLeague Season 27 – 2025年12月10日~21日
シーズン序盤は選手シャッフルやパッチ適用により、どのチームが最強かは誰にもわからなくなります。
そこで、2025-2026シーズン最初のDreamLeague Season 27はこれまで以上に出場枠を拡大し、24チームの参加で実施します(※補足Season 26は16チームで実施)。
大会フォーマットも変更し、スイス式トーナメントからダブルリミネーション方式トーナメントのプレーオフとします。
グランドファイナルまでの全試合はBest of 3形式となり、すべての試合が重要となります。
DreamLeague Season 28 – 2026年2月16日~3月1日
シーズン28は、お馴染みの16チームによるクラシックなDreamLeagueを開催します。
2週間に渡って、世界最高のチームによる対決をお届けします。
ESL One Europe – 2026年3月22日~29日
今シーズンのフラグシップイベントとなったESL Oneは、さらなる規模と期待感で開催します。
出場チーム数を16に増やし(※以前は12)、あなたが応援するチームがメインステージに登場するチャンスを拡大します。
8チーム2グループによる総当たり戦を経て、変則ダブルエリミネーション方式トーナメントのプレーオフを実施します。
DreamLeague Season 29 – 2026年5月13日~24日
1グループのみ、12チームによる総当たり戦。
8チームがプレーオフ進出。
Best of 1無し。
敗者は一切言い訳できない方式。
勝者を疑う余地なし。
頂点に立つのは、真剣にチャンピオンを目指すチームのみ。
『DreamLeague Division 2』について (和訳)
興奮はこれで終わりではありません。年間を通じて開催するティア2トーナメントシリーズの開始を発表します。
ここ数年、ティア2シーンはティア1シーンから分断されてしまい、かつてのような新たなヒーローが誕生するための道筋が少なくなってしまいました。
ティア2シーンを復活させ支援していくための取り組みとして、『DreamLeague Division 2』を『ESL Pro Tour』の一環として実施し、賞金総額100万ドルの大会へ出場する権利を獲得できる機会を提供します。
既存の予選システムを変更することなく、チームが実力を証明し頂点を目指すための、新たな道のりを作る事を目指しています。
『DreamLeague Division 2』はヨーロッパリージョンを対象に開催し、来シーズンでは賞金20万ドルの大会を4回開催予定です。