『CSPromod』の About ページに掲載されているミッションステートメントや目標といった、CSPromod の解説に当たる部分を紹介してみます。
以前、「CSPromod が何なのかよくわからない」「CS1.6を改良すれば良いのでは」という意見やコメントを目にしたので、その当たりがわかるよういつもどおりザックリと和訳してみた次第です。
CSPromod
ミッションステートメント
CSPromod の目的は、Counter-Strike のグラフィッククオリティ、機能、観戦を向上させコミュニティに無期限のゲームプレー寿命の保証を提供することです。
私たちは CSPromod をコミュニティ、プロフェッショナルチーム、イベント主催者、メディアのためのリソースであると考えています。
長い間、プロフェッショナル Counter-Strike の機能について、方々から意見、願望、アイデア、目標の声が上がりましたが Counter-Strike の制約により制限されています。
それゆえに、私たちは競技的で魅力がありビジュアル的にも満足でき、そして最も重要である、これまでに作られた Counter-Strike のカスタマイズ可能バージョンを提供するよう努力します。
私たちは、このプロジェクトをコミュニティ自身が調整、洗練、成長させるものと考えており、コミュニティのみなさんも同じように考えてくれることを願います。
目標
- 愛されたゲームプレーを変えることなくオリジナル版 Counter-Strike のビジュアルクオリティを向上させる
- エキサイティングな新しいプラットフォームをオンライン・オフラインイベントに提供することによって、競技的な Counter-Strike シーンに新たな活力を与えるのを手助けする
- 個人やメディアが Counter-Strike を観戦したり放送することが可能となるようインターフェースやツールセットを向上させる
- 将来のスポンサー企業に費用対効果と市場性を供給するプラットフォームを提供する
- コミュニティや誰の意見も聞き入れ考慮するというコンスタントな対話を維持する
- コミュニティの誰もが意見を表明したり、活発に Counter-Strike の開発に参加する事が出来る媒体を提供する
なぜ Counter-Strike コミュニティがまだ CSPromod を必要とするのか?
1.
あらゆる客観的な統計によると Counter-Strike 1.6 の人気は傾いています。
競争的なゲーム界のトップで継続した成功と繁栄を確実にするには、ゲームプレーの変更無しでグラフィックをリフレッシュすることが必要です。
これは企業体を満足させるだけでなく、Counter-Strike が継続的な成長を続けるためにより若く、新しく、フレッシュなプレーヤーを引き入れ続ける必要があるからです。
純然たる事実として、このようなプレーヤー達は最先端できれいなグラフィックのゲームを購入します。
したがって、CSP のオリジナルの理由である「より良いグラフィックを伴う CS1.6 を必要とする」は非常にこれに当てはまります。
2.
独自のコードベースを持つ事は、観戦者機能を拡大し、競争インターフェースを効率化するエキサイティングなカスタム機能をゲームに追加することを可能とします。
Counter-Strike が e-Sports において成長を続けるためには、そのような競技や観戦を向上させるためにデザインされたカスタム機能の追加が必要です。
実際にベータが完了すれば、私たちはコミュニティが望むカスタム機能の追加に集中することが出来ます。
3.
このゲームは完全にカスタムコード化されるので CSPromod は長い目で見ればゲームプレーの一貫性が 100% 保証されるコミュニティ唯一の本当の方法です。
これは、Valve から多くの Counter-Strike 新バージョンがリリースされたり、多くの新エンジンが登場しようとも、コミュニティーは私たちの愛されたゲームプレーを維持する事ができるということです。
CSP のコードは私たちの、そしてもちろんコミニティのものです。
新しいエンジンリリースが SDK を含むのであれば、私たちのコードを取って新たなグラフィカルに適用させることが出来ます。
これは、Counter-Strike が行う多くのバージョンアップデートと同様にゲームプレーを保つことが出来る事を意味します。そして、ゲームプレーを維持しグラフィックを向上させるというこのプロジェクトの基本的な哲学を一貫させることができます。
この他には、CSPromod の歴史や、なぜ開発に時間がかかっているのかという事についても説明されています。
後者については、Valve 以外 CS1.6 と CS:Source のコードを参照できないため手探りで一つ一つ調整を行っていかなければならないのが大きな理由です。