『Red Bull 5G』で東チームが接戦を制し優勝、2013 年大会の開催決定

Red Bull 5G

ゲームトーナメント『Red Bull 5G』のオフライン決勝が 12 月 9 日(日)に 渋谷 WOMB で開催され、接戦を制し東チームが優勝となりました。

Red Bull 5G

『Red Bull 5G』はエナジードリンク『Red Bull』を展開するレッドブル・ジャパン株式会社が主催するゲームトーナメントです。

大会は 5 ジャンル 5 種目のタイトルで行われ、オフライン決勝には、東日本、西日本で行われた予選を勝ち抜いた 18 名が出場。

東西に分かれた団体方式にて各タイトルで対戦し、先に 3 タイトルのゲームで勝利したチームが優勝という流れで行われました。

最終タイトルまでもつれ込んだ接戦を制し、東チームが優勝となっています。

結果

総合結果

  • 優勝 : 東チーム – 2013 年 F1 日本グランプリ観戦ツアー、レッドブル 1 年分
  • 準優勝 : 西チーム

東チーム

RACING: Gran Turismo 5

  • 優勝 – 東 : Japan YAM Japan やまどぅー
  • 準優勝 – 西 : Japan kh Japan マサル

やまどぅー
やまどぅー選手(東)

FPS: BattleField 3: Close Quarters

  • 優勝 – 西 : Japan AKS – ザロメ, らいこう, GATTUSO, タナトス Z
  • 準優勝 – 東 : Japan GeM – GoldenUnnpi, PlatinumUnnpi, JadeUnnpi, BronzeUnnpi

AKS
AKS (西)

SPORTS: FIFA 12

  • 優勝 – 東 : Japan jengaman
  • 準優勝 西 : Japan ともプー

jengaman
jengaman選手 (東)

FIGHTING: STREET FIGHTER X 鉄拳

  • 優勝 – 西 : Japan エートロ
  • 準優勝 – 東 : Japan いんこ

エートロ
エートロ選手 (西)

FREE GENRE: ぷよぷよ!!

  • 優勝 – 東 : Japan くまちょむ
  • 準優勝 – 西 : Japan kamestry

くまちょむ
くまちょむ選手 (東)

実況中継担当

  • MC: Japan 佐野 文俊
  • PROJECT ADVISOR: Japan 松井 悠

COMMENTATOR

  • Japan 呉 圭崇(くれよしたか)- RACING
  • Japan BRZRK(バーサーク)- FPS
  • Japan ブンブン丸 – SPORTS/FIGHTING
  • Japan ALF(あるふ)- FREE GENRE

試合レポート

Red Bull 5G

競技会場が渋谷にあるクラブ『渋谷 WOMB』ということで、会場はアップテンポの爆音 BGM とライトを組み合わせた演出がされており、ゲーム、音楽、光をミックスしたような見せ方で、日本で現在一般的なオフラインゲームイベントのスタイルとはかなり違った構成でした(競技中も軽く BGMがあったりするタイトルもあり)。

 DJ TOSHIKI さん
競技の合間には DJ TOSHIKI さんが会場を盛り上げる

Red Bull はエクストリームスポーツなどのサポートなども行っていたりもするので、「RedBull ならこういう演出も納得かも」いう印象を受けました。

会場入りしてからの音楽演出のおかげか、イベントがスタートすると大きな声が上がり、何と無くみんなテンションが上がっていたように感じます。

1 ジャンル目 : RACING リアルな専用シートを使った Gran Turismo 5 対戦

大会一ジャンル目は RACEING で、タイトルは『Gran Turismo 5』。
この大会用に作られたオリジナルカー『Red Bull X2010 5G』を操り、「ハイスピードリンク」「ニュルブルクリンク GP/F」という 2 つのコースでの合計タイムで競い合います。

東チームは Japan YAM 選手と Japan やまどぅー選手、どちらも 2012 年の「アジアチャンピオンシップ 2012」に出場した実績を持ち、 Japan YAM 選手はその大会を制したチャンピオンです。

また、西日本は Japan kh 選手と Japan マサル選手で、 Japan kh 選手は「アジアチャンピオンシップ 2012」準優勝、 Japan マサル選手 2010 年のメルセデスベンツドライビングイベントで 4 位となった選手です。

選手は通常のコントローラーでは無く、専用デザインのプレーシートとハンドル型コントローラー「スラストマスター」を使用。まるでレーシングカーのコックピットにいるかのように試合が行われました。

RACING の競技シーン

「ハイスピードリンク」はその名の通りコーナーが六つしかないハイスピード仕様。
非常にハイレベルな選手がプレーしているため、レースは常に団子状態で展開。

RACING の競技シーン

スリップストリームを利用した加速での抜き合いや、会場に響き渡る爆音と『Gran Turismo 5』のリアルな画面を見ていると実際にレース場にいるような感じに。

1 レース目はあっという間に終了し、西チームがワンツーフィニッシュ。

RACING の競技シーン

1 レース目結果
1 位 : 4’37,398 Japan kh (西)
2 位 : 4’37,419 Japan マサル (西)
3 位 : 4’37,550 Japan YAM (東)
4 位 : 4’37,975 Japan やまどぅー (東)

2 レース目の「ニュルブルクリンク GP/F」はカーブが多く距離も長いコース。1 レースの結果とは逆順のグリッドでスタートし、東チームがレースをリード。
東の Japan やまどぅー選手が逃げ、 Japan YAM 選手が 2 番手でサポートするチームレースらしい展開が続きます。

なんとかしたい西チームですが、西の Japan マサル選手がミスから大きく引き離されてしまいます。このまま終了するのかと思った 4 週目に、連続コーナーで Japan kh 選手が Japan YAM 選手をとらえて抜き去りレースが動きます。しかし、 Japan YAM 選手も負けじとさらに Japan kh 選手を抜き去り 2 位を取り戻し、今回は東チームが上位を独占しました。

2 レース目結果
1 位 : 8’29,273 Japan やまどぅー (東)
2 位 : 8’31,204 Japan YAM (東)
3 位 : 8’31,715 Japan kh (西)
4 位 : 8’43,508 Japan マサル (西)

RACING の競技シーン

レースのタイムを合計した結果、2 レースを終えての順位は以下とおり。
東日本チームが RACING 部門優勝となりました。

総合結果

  • 1 位 : Japan やまどぅー (東)
  • 2 位 : Japan YAM (東)
  • 3 位 : Japan kh (西)
  • 4 位 : Japan マサル (西)

RACING の競技シーン
勝利を喜ぶ東チーム。

2 ジャンル目 : FPS 陣地を制圧するのはどちらだ、『BattleField 3』対決

2 ジャンル目の FPS では、『BattleField 3: Close Quarters』を使用。
東代表は Japan GeM (GoldenUnnpi, PlatinumUnnpi, JadeUnnpi, BronzeUnnpi)、西は Japan AKS (ザロメ, らいこう, GATTUSO, タナトス)となっており、4 人対 4 人のチーム戦になります。

GeM
東チーム: GeM

AKS
西チーム: AKS

マップは Close Quarters で、ゲームモードはコンクエストドミネーション。
マップに3カ所ある陣地に攻め込み、一定時間とどまることでポイントが制圧となります。相手よりも多くの陣地を確保することで、各チームが持っているチケットの数が減っていき、0 にさせることで勝利。1 マップのみの一発勝負となります。

円陣
FPS では定番な風景、試合前の円陣

試合は非常にめまぐるしくスピーディな展開。アサルトをメインにアグレッシブに攻める東チームに対し、西チームはサブマシンガンを使用し各拠点をジワジワと制圧していきます。

BattleField 3: Close Quarters

ゲームは一進一退で進んでいきますが、次第に東チームのチケット消化が早くなっていきます。東は 2 人一組のいわゆるツーマンセルな動きで展開していきますが、西がうまいコンビネーションでこれを撃破していくシーンがよく見られました。

最終的に、東のチケットが 0 となり西チームが勝利。チーム成績で東 1-1 西と追いつきます。

BattleField 3: Close Quarters
勝利を喜ぶ西チーム

試合後のスコアを見てみると、東チームの平均 K/D が 0.92 に対し、西は平均 2.06 と倍近い結果となっており、撃ち合いを制した結果、ポイントの制圧率が高くなっていたということが勝因となっていました。

みんな大好き K/D

3 ジャンル目 : SPORTS 日本最高レベルの『FIFA 12』対戦

3 ジャンル目は SPORTS でサッカーゲーム『FIFA 12』を使っての対戦。
最新シリーズ『FIFA 13』がリリースされたばかりですが、予選は『FIFA 12』を使って行われたことからファイナルも『FIFA 12』での対戦となります。

東代表は、FIWC ジャパンチャンピオン、FIFA インタラクティブワールドカップ日本代表の実績を持つ Japan jengaman 選手。

対する西は『FIFA』『ウイニングイレブン』の両シリーズで王者となった実績を持つ Japan ともプー選手です。

ともプー & jengaman
ともプー選手(左)、jengaman 選手(右)

2人はこれまでも対戦しており、通算では 3 勝 1 敗ほどで Japan ともプー選手が勝ち越しているとのこと。9 月に行われた『LG CINEMA 3D Presents 第 3 回 eスポーツ JAPAN CUP』でも対戦しており、この時は 2-0 で Japan ともプー選手が勝利しています。

前置きがながなくなりましたが、 Japan jengaman 選手はレアルマドリードを選択し、フォーメーションは 5-2-3。対する Japan ともプー選手はブラジルを 4-4-2 で使用。

試合早くも前半 10 分過ぎに動きます。
左サイドを駆け上がった Japan jengaman 選手が中央へセンタリングを展開し、これをヘディングで押し込み先制ゴール。

jengaman

しかし、 Japan ともプー選手も負けてはおらず、20 分過ぎにペナルティ外でボールを受け、中に切れ込みディフェンス1人を抜き去り見事なゴールですぐさま追いつきます。

ともプー選手

その後は、 Japan ともプー選手が Japan jengaman 選手のコーナーキックをクリアし、カウンターからキーパーとの 1vs1 になるも、右ポストにぶつかりゴールならず。
ロスタイムにもシュートを放ちましたがこれもポストにあたり 1-1 のまま後半へ。

後半は中盤での攻防が多くを占め、それぞれがシュートを放ちますがゴールに結びつきません。そのままゴールは無く後半終了となり延長戦へ突入。

延長前半がスタートしてしばらくすると、 Japan jengaman 選手が果敢にペナルティエリアへドリブルで攻め込み、ゴールライン付近から中央に戻すセンタリング。そこに選手が絶妙にポジショニングしておりそのままシュートでゴール。

jengaman

これが決勝点となり、リードを守り切った Japan jengaman 選手が優勝となりました。

これで西チームが 2-1 と王手をかけます。

4 ジャンル目 : FIGHTING 優勝か? 最終戦か?緊張の『STREET FIGHTER X 鉄拳』

勝って優勝を決めたい東の Japan いんこ選手と、なんとしても 5 ジャンル目までつなぎたい 西代表の Japan エートロ選手の対戦。どちらも全国大会に出場するレベルの凄腕プレーヤーです。

エートロ選手いんこ選手
エートロ選手(左)、いんこ選手(右)

キャラクターは 東の Japan いんこ選手がルーファスとファラン、西の Japan エートロ選手はジャック、サガットを選択。
それぞれのプレーヤーが体力ゲージを持っており、2人いる相手のどちらか片方の体力を 0 にしたらその試合は勝利です。

試合前にそれぞれプレーヤーの能力や操作を補助するジェムの組み合わせを設定。
解説のブンブン丸さんによると、これによりキャラクター性能が大きく変化するため、非常に重要になるとのこと。

1 試合は 2 ラウンド先取で勝利となり、3 試合を先に勝利したプレーヤーが優勝となります。

試合はお互いが敵を浮かせてまだ続くのかというような見応えあるコンボを連発し、コンボが入るたびに会場が沸いていました。

KO!

エートロ選手試合はまさに一進一退の展開で、完全なシーソーゲーム。
最終 5 試合目までもつれ込み、獲得ラウンドも 1-1。
まさに運命が決まるラストラウンドは Japan いんこ選手が大きく体力ゲージをリード。
試合時間もかなり少なくなってきており、 Japan いんこ選手がかなり有利な状態でしたが、 Japan エートロ選手が絶妙な飛び込みからコンボ、さらに攻め込み逆転勝利というドラマチックな展開で西 2-2 東となり、勝負は最終タイトルで決することとなりました。

試合結果

  • Japan エートロ(西) [0-2] Japan いんこ(東)
  • Japan エートロ(西) [2-0] Japan いんこ(東)
  • Japan エートロ(西) [0-2] Japan いんこ(東)
  • Japan エートロ(西) [2-1] Japan いんこ(東)
  • Japan エートロ(西) [2-1] Japan いんこ(東)

FREE GENRE: 優勝の栄冠はどちらの手に?超ハイレベルの『ぷよぷよ!!』バトル

『Red Bull 5G』優勝チームを決めるタイトルは『ぷよぷよ!!』。

チームの運命をかけて戦うのは両チームのキャプテンである東チーム Japan くまちょむ選手と西チーム Japan kamestry 選手。

kamestry 選手 & くまちょむ選手
kamestry 選手(左)、くまちょむ選手(右)

どちらも「ぷよぷよ」界では名前を知らない人はいないほどの超有名プレーヤーで、 Japan くまちょむ選手は「日本ぷよ連盟」の理事長で日韓戦では毎回代表選手を務めるプレーヤーとのこと。

対する西チーム Japan kamestry 選手は 15 年プレーを続けており、その間に全国大会や公認大会での優勝は数知れずというこちらもものすごい実績を持つ選手です。

1 試合は 2 本を取った方が勝利。3 試合を先にとった選手が優勝となります。

試合は予想していたとおり「オレがプレーしているぷよぷよと違う!」という展開で、8 連鎖くらいの連続消しが次々に決まるも、相手も相殺しているため何事でも無かったという状況に…。連鎖が決まるたびに歓声が上がっていました。

kamestry 選手 vs くまちょむ選手

上級プレーヤーは自分だけでなく相手の画面も見ているそうで、本命ラインを構築していく行くと見せかけてタイミングをずらして連鎖を打ち込み、相手を妨害するという作戦なども使用されているとのこと。

東チームの Japan くまちょむ選手が安定した強さでスコアを重ね、3-1 で勝利し、東チームの総合優勝を決めました。

試合結果

  • Japan kamestry(西) [0-2] Japan くまちょむ選手(東)
  • Japan kamestry(西) [1-2] Japan くまちょむ選手(東)
  • Japan kamestry(西) [2-0] Japan くまちょむ選手(東)
  • Japan kamestry(西) [1-2] Japan くまちょむ選手(東)

優勝が決定した瞬間
優勝が決定した瞬間

『Red Bull 5G』は 2013 年も開催

本年度の『Red Bull 5G』は「こうなったら最高かも」ということがそのままに現実となった、『Red Bull 5G』に翼が授けられたというようなドラマティックな展開で東チームが勝利となりました。

採用されていたタイトルは見ていてわかりやすいものが多く、多くの人が競技を楽しめたと思います。「プレーしてみようかな」という気持ちになった方も少なくはないのではないでしょうか。

Red Bull 5G

そんな中、表彰式で MC の佐野さんより『Red Bull 5G』が 2013 年も開催されることが決定したことが発表されました。

日程やタイトルがどうなるのかは今ところ明らかにされていませんが、来年もまた熱い戦いを見ることが出来ます。

熱い舞台に自分も立ちたいというプレーヤーはゲームを楽しんだり練習しながら、最新情報を待ちましょう。

追記: Facebook に大会の写真をアップしました。

参考