eスポーツ&競技ゲームコミュニティ『E-Sports Entertainment Association(ESEA)』のクライアントに不正プログラムが混入されていたことが判明し、創設者の Craig “Torbull” Levine 氏が公式サイトのフォーラムで事情説明と謝罪を行ないました。
ESEA クライアントに不正コードが埋め込まれる
ESEA でチーフを務める Eric “lpkane” Thunberg 氏が、仮想通貨 BitCoin を手に入れる目的で ESEA クライアントに不正なコードを混入させたことが発覚し大問題となっています。
書いていたら非常に長くなったので箇条書き形式でまとめます。
- ESEA クライアントに BitCoin を手に入れるためのコードが埋め込まれる
- 不正プログラムが組み込まれていることがユーザーにより指摘される
- lpkane 氏がエイプリルフールのジョークとして組み込み削除を忘れたと弁明
- lpkane 氏は約 2 週間で $3,713.55(約 36 万円, $1=97.94 円)相当の BitCoin を獲得
- 創設者の Craig “Torbull” Levine 氏が公式サイトで事情説明 & 謝罪
- 不正獲得された $3,713.55 × 2 倍の金額をアメリカ癌学会に寄付することを発表
- ESEA Season 14 の賞金を $3,713.55 増加させることを発表
- 4 月に有料サービス ESEA Premium に加入したユーザーに 1 ヶ月の無料期間を追加
- 現在はクライアントが BitCoin を獲得する挙動を行なわないようになっていることを確認
BitCoin とは
BitCoin はインターネット上のみに存在する仮想通貨で、調べてみたところ手に入れるにはいくつかの方法があります。
その 1 つがコンピューターのリソースを利用して難解な演算処理に参加した結果コインを得る方法です。
lpkane 氏はこの演算のためにより多くのコンピューターリソースを獲得するため、多数のユーザーがいる ESEA クライアントにコードを埋め込んだというわけです。
今年 10 周年となる ESEA ですがユーザーから信用を失う大問題を起こしてしまいました。1 人のスタッフが私腹を肥やすために行なったことがきっかけでこのようなことになってしまうとは非常に残念としか言いようがありません。
コイン収集家さん、execut1ve さん情報提供ありがとうございました。