アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」2014年8月31日付け版の1面に「eスポーツ」の紹介記事が掲載されています。
In E-Sports, Video Gamers Draw Real Crowds and Big Money
こちらの記事はWeb版でも読むことが出来るようになっており、記事のタイトルは「ビデオゲーマーはeスポーツで大観衆と大金を引きつける」といったような感じでしょうか(もっと良い訳がありそう…)。
Dota 2 is on the front page of today's New York Times http://t.co/bXQz44QGwc pic.twitter.com/ptqDWCMVKZ— The Verge (@verge) August 31, 2014
記事は1万4000文字を超える内容となっており、eスポーツの歴史や最近の話題をまとめた良記事でした。
主な内容
- 7月に開催されたDota 2の世界大会「The International」の紹介(賞金総額11万ドル以上、バスケットボールスタジアムで開催され観客は1万人以上)
- Coca-Cola、American Express、T-Mobile USAなどがeスポーツのスポンサーとなっている
- トッププロゲーマーの収入は数千万円。さらに億単位の収入を得ている選手も。
- 世界中で7,000万人以上がインターネットまたはテレビを通じてeスポーツを観戦している
- 先日、世界最大級のショッピングサイトAmazonがゲーム配信サイト Twitchを9億7000万ドルで買収した
- Twitchには2014年7月に5,500万人以上がアクセスしている
- プロゲーマーはTwitchでゲームのストリーミング配信をするのが仕事の1つとなっている
- 配信者は、Twitchと広告収入をシェアする。ファンは放送を通じてプロゲーマーとゲームを共にすることもある
- 昨年、アメリカ政府がプロゲーマーにスポーツアスリートと同じビザを発行した
- Robert Morris Universityがこの秋に50万ドルのアスリートスカラシップをゲーマーに適用する
- 今年に韓国でのサッカースタジアムで開催される「League of Legends 2014 World Championship」は4~5万人の来場者が見込まれている
- League of LegendsのRiot Games、
- Evil GeniusesのDOTA部門に所属する Peter “ppd” Dager選手の紹介やコメントを掲載。
この記事の中で素晴らしいと思ったのが、Dennis “Thresh” Fong氏がTwitchでプロゲーマーの練習やゲームを配信することについて寄せたコメントです。同氏はFPS『QUAKE』にて世界王者となり開発者のJohn Carmac氏からフェラーリを獲得したことで知られ、ゲームSNS「Raptor」の創設者でもある人物です。
氏のコメント内容は「Twitchでのプロゲーマー配信は、NBAのレブロン・ジェームズ選手やマイケル・ジョーダン選手がGoProカメラを付け、さらにファンが直接質問して答えを聞くことが出来るヘッドホンを装着しながら全ての練習や試合を放送しているようなものだ」というようなもので、プロゲーマーのTwitch配信をこういう視点で説明するのは非常に興味深いものでした。
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