3人称MOBA『SMITE』を展開するHi-Rez Studiosが大会の賞金総額上限を100万ドルに制限することを発表しました。
※$1,000,000 = 約1.2億円($1=121.41円)
『SMITE』の大会賞金総額上限が100万ドルに
こちらの情報は、Hi-Rez Studiosの代表を務めるStewart “Stew” Chisam 氏がredditへの書き込みで明らかにしたものです。
長いのでまとめると以下のような内容になります。
- 『Smite World Championship 2015』の基本賞金総額は$600,000から、アイテム課金の収入を配分することで$2,612,260となった
- 優勝チームのCognitive Prime(現Cloud9)は$1,306,130を獲得した
- SMITEのプロゲーマー、チームオーナー、業界の関係者と話し合いをした結果、このような高額賞金がかけられていることはスポーツとして健全ではないという判断になった
- そこで、次のPC版世界大会の賞金総額は100万ドルまでとする
- Hi-Rez Studiosは今年、200万ドル以上の賞金を大会に提供する予定で、Summer Showdown LAN に30万ドルなど、複数の大会に分配して展開していく
今年のDota 2世界大会『The International 2015』は、アイテム課金の売上配分を適用した仕組みを採用し、現在までに賞金総額が160万ドルから1,550万ドル(約18億円)以上に膨れ上がるなど、eスポーツ史上最高賞金総額記録を更新しています。
高額な賞金をもらえることはチームや選手にとって悪いことではないですし、プロスポーツの世界ではこれ以上の賞金がかかった大会が存在しています。
今後方針の変更がある可能性もありますが、『SMITE』は現状で過剰な賞金総額をかけての展開は見合わせるという判断となっています。