2016年3月30日にeスポーツの新たな業界団体『日本プロeスポーツ連盟(JPeF)』の設立が発表されました。
日本プロeスポーツ連盟
『日本プロeスポーツ連盟』は、「ゲームをプロスポーツに、ゲーマーをプロアスリートに」というビジョンを元にこれまでeスポーツの普及に携わってきた関係者が一体となって組織した新たな業界団体です。
日本におけるeスポーツの国内普及やレベルの向上などを目指し2015年4月に設立された『一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)』とは異なる団体で、『日本プロeスポーツ連盟』は「eスポーツをプロスポーツ」にすることを目指して下記の活動を行なっていきます。
活動内容
- eスポーツ ライセンスの制度化
- チームオーナー育成・サポート
- アスリート育成・サポート
- 支援企業、教育機関との連携
- 公認大会の普及促進
これらは、現在のeスポーツにおいて課題となっている下記を解決するために取り組むものとのこと。
eスポーツを取り巻く課題
- メーカー著作権
- プロの定義
- ビザ問題
- 賞金問題
- マーケティングデータ不足
ライセンスは「ゲーマー」「チーム」「大会」を対象に日本プロeスポーツ連盟がその実力や運営内容にお墨付けを与える形で付与されるものとなる予定です。
具体的な付与規定や費用の有無など、詳細については今の所は明らかにされてません。
日本プロeスポーツ連盟の発起人には大会サイト『JCG』代表の松本氏、『CyAC』運営・ニチカレ社の小林氏らが理事に名を連ねており、これらの大会において『日本プロeスポーツ連盟』の公認大会が実施されていく可能性がありそうです。
発起人
理事: eスポーツオーガナイザー
- 鈴木 文雄(株式会社SANKO 代表取締役)
- 小林 泰平(ニチカレ株式会社 代表取締役)
- 松本 順一(ジャパンコンペティティブゲーミング代表)
理事: eスポーツチームオーナー
- 梅崎 伸幸(株式会社Sun-Gence 代表取締役社長 / DetonatioN Gaming CEO)
監事
- 古澤 明仁(株式会社ロジクール シニア クラスターカテゴリーマネージャー)
ライセンス制度がどのくらい広く効用を持つものになるかなど、今後の活動内容が気になるところです。