『Overwatch World Cup 2017』シドニー予選プレーオフにて日本代表がオーストラリアに惜敗となりませした。
『Overwatch World Cup 2017』
『Overwatch World Cup 2017』はBlizzard Entertainmentが主催する公式国別対抗戦です。
2017年7月21~23日にオーストラリア・シドニーの「The Star Event Centre」でグループステージのCとDが開催され、日本はグループDを2勝1分で1位通過しプレーオフに進出。
プレーオフには4チームが出場し、日本(D 1位)とオーストラリア(C 2位)、スウェーデン(1位)とスペイン(D 2位)が対戦。それぞれ勝利したチームが本戦への出場権を得ることが出来ます。
日本が対戦するオーストラリア代表は、『Overwatch Pacific Championship Season1』準優勝の実績を持つ Blank Esportsのフルメンバーで構成されています。同大会に出場していた日本チームはシーズンを通じて勝利を奪うことが出来なかった強豪チームです。
プレーオフの対戦は、そのオーストラリアが1マップ目で勝利して先行。日本が追いかけるシーソーゲーム展開となり、決着は最終5マップ目までもつれ込みましたが、最後の大勝負で日本チームを制圧した地元オーストラリアが勝利となり、本戦への出場権を獲得となりました。
順位
- 1-2位(Best 8以上):
Australia – Kiki, Rqt, Aetar, trill, ieatuup, Gnb [本戦進出]
- 1-2位(Best 8以上):
Sweden – Zebbosai, Reinforce, TviQ, Manneten, CWoosH, Chipshajen [本戦進出]
- 3-4位(Best 16):
Japan – Aktm, Ta1yo, Claire, deartn, Jasper, yoz
- 3-4位(Best 16):
Spain – HarryHook, dhaK, neptuNo, ToxikeN, BromaS, Winghaven
- 5-6位(Best 24):
Portugal – mowzassa, Greyy, Horthic, Phatt, Addicted, kiler4fun
- 5-6位(Best 24)
Finland – fragi, kyynel, zappis, Zuppehw, Taimou, LiNkzr
- 7-8位(Best 32):
Italy – Nisa, Bimbz, link, Cerys, fighteR, carnifex
- 7-8位(Best 32):
Vietnam – MreA, KJerry, Funky, Mrhip, Maverick, Simple
2017年11月3~4日にアメリカ・アナハイムの『BlizzCon 2017』会場で実施される『Overwatch World Cup 2017』本戦には、4エリアで開催される予選を勝ち抜いた計8チームが出場となります。日本代表はその出場チームを決戦する対戦で敗退となっため、世界ベスト16という結果になりました。
泣いちゃだめなのは分かってるけどボロボロ泣いてたら色んな方がはげましてくれて本当にあたたかい。構ってちゃんみたいになっちゃったけどオーバーウォッチずっと好きでいたいし嫌いになりたくないね。always like overwatch. pic.twitter.com/2Kq9hGX48G— CLAIRE (@ow_claire) 2017年7月23日
1人で泣いてたら
taimouが駆け寄ってきてくれた
涙が止まらない pic.twitter.com/I8ZTxymUQA— Jasper (@Jasper_fps) 2017年7月23日
尚ほぼ全員泣いた。
悔しいし、良い意味で追い討ちをかけるようにスタッフ皆が
『日本はすごかった!』
『すばらしかった!』
『また来いよ!』
と抱き締めてくれた。
そして選手も泣き出す。
男泣きと言うやつだ。
そんなフルコンボ、泣かないヤツは男じゃないわw
書いててまた泣けてきた。— 太田桂(もるちゃん) (@moru77777) 2017年7月23日
【Overwatchワールドカップ2017シドニー】
LIVEをご覧の方はご存じと思いますがプレーオフは残念ながらフルセットの末に破れてしまいました。
選手は本当に素晴らしい魂をかけたプレイを見せたと思います。
ご声援本当に有難う御座いました! pic.twitter.com/VOw4Ry02GL— SunSister (@SunSister_net) 2017年7月23日
プレーオフ
Japan [2-3]
Australia
Japan [1-2]
Australia (King’s Row)
Japan [2-1]
Australia (Lijiang Tower)
Japan [1-2]
Australia (Volskaya Industries)
Japan [4-3]
Australia (Dorado)
Japan [0-2]
Australia (Oasis)
Sweden [3-0]
Spain
Sweden [3-2]
Spain (Hollywood)
Sweden [3-1]
Spain (Lijiang Tower)
Sweden [3-2]
Spain (Horizon Lunar Colony)
配信アーカイブ
グループステージ
Group C
- 2勝0敗0分 (8-0)
Australia [プレーオフ進出]
- 1勝0敗1分 (6-2)
Sweden [プレーオフ進出]
- 0勝1敗1分 (2-6)
Portugal
- 0勝2敗0分 (0-8)
Italy
Group D
- 2勝0敗0分 (7-1)
Japan [プレーオフ進出]
- 1勝1敗0分 (5-3)
Spain [プレーオフ進出]
- 1勝1敗0分 (4-4)
Finland
- 0勝1敗0分 (0-8)
Vietnam
「みんなの代表」日本Overwatchチームの健闘は日本FPSの歴史的快挙
長年FPSの国際大会における日本代表の試合を見ていますが、残念ながら日本と世界の差を感じる結果となることがケースが多いです。しかし、今回の日本代表はグループステージを圧倒的な強さで勝ち上がり、ワールドカップ本戦への出場権を手にしてくれるに違いないという確信と安心感を持って見守る事ができる本当に素晴らしいチームでした。結果としては残念でしたが、『Overwatch』のようなグローバルFPSタイトルで「世界ベスト16」は日本FPSの歴史的快挙で、シーンにおける日本の評価を高く押し上げるものになったことは間違いありません。
今回の日本代表戦は多くの人が応援していた印象がありましたが、それは日本代表の選考委員が公開方式を採用しコミュニティを巻き込んでの選考を行なったことで、「自分達の日本代表」という意識をより強く持てたチームだったからではないでしょうか。
日本代表を破ったオーストラリアは、先にも書いたとおり『Overwatch Pacific Championship』でも対戦しており日本に縁があるチームです。是非とも本戦で良い結果を残して欲しいところです。
また、『Overwatch Pacific Championship Season2』では日本代表に選ばれた Libalent Supreme のメンバーたちが再び [オーストリラ] Blank Esportsと対戦することになる予定です。
今後の国際大会でも、日本チームが活躍してくれることを期待しながら応援していきたいと思います