2018年12月13日(水)に実施された『闘会議2018』発表会にて、新eスポーツ統合団体によるプロライセンス発行第1号となるeスポーツ大会の開催が発表されました。
プロライセンス発行第一弾タイトル決定
発表会は東京・六本木の「ニコファーレ」で行なわれ、ニコニコ生放送によるライブ配信も実施されました。配信は下記のリンクからアーカイブを見ることができます。
発表会アーカイブ (21分25秒頃より)
発表内容
- 来春早々に「eスポーツ新団体」発足 (一般社団法人日本eスポーツ協会、一般社団法人e‐sports促進機構、一般社団法人日本eスポーツ連盟が統合。一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会、一般社団法人日本オンラインゲーム協会がこの統合を支援)
- 「eスポーツ新団体」が『闘会議2018』の共同主催に入る
- 「eスポーツ新団体」がプロライセンスを発行。現在レギュレーション等を策定中。
- 過去の実績、パブリッシャー推薦などの特別枠でも発行を検討。
- 発行第1号となるeスポーツ大会を『闘会議2018』(2018年2月10日、11日)で開催
プロライセンス発行予定タイトル
- 『ウイニングイレブン 2018』株式会社コナミデジタルエンタテインメント PS4 / PS3
- 『ストリートファイターV アーケードエディション』株式会社カプコン PS4 / STEAM
- 『鉄拳7』株式会社バンダイナムコエンターテインメント PS4 / Xbox One / STEAM
- 『パズル&ドラゴンズ』 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 iOS / Android OS / Kindle Fire
- 『モンスターストライク』 株式会社ミクシィ iOS / Android OS
『闘会議2018』にて上記タイトルでeスポーツ大会を実施。
今後タイトルは追加となっていくと思われます。
新団体設立によるメリット
- 日本初のプロライセンスが発行される
- 賞金制大会が開催できる (→なぜ?)
- JOC(日本オリンピック協会)に加盟する道が拓ける
- ※複数存在するeスポーツ団体を統括してすることが加盟条件の1つになっているため
- 海外のeスポーツ国際大会に選手を派遣できる
イベントには、プロeスポーツチームDetonatioN Gaming代表 梅崎伸幸氏、鉄拳シリーズプロゲーマー ノビ選手、ゲームライター
ブンブン丸氏も登場し本件に関するコメントを行なっていました。
現状ではプロライセンスの発行条件、持つことのメリット、持たなかった場合のデメリット、すでにプロゲーマーとして活躍する選手はプロゲーマーと言えなくなるのかなど、気になる点がかなりあります。
プロライセンスを持つ・持たないのどちらを選択しても、ゲーマーとしての活動が制限されることは絶対にあって欲しくないと個人的には思っています。
現在eスポーツシーンで主要なタイトル『Counter-Strike: Global Offensive』『Dota 2』『League of Legends』『Overwatch』等は現在のところライセンス発行の対象となっていません。これらは、現状ライセンス発行なしでもグローバルではシーンが成立していますし、日本にだけライセンスを発行するということもあまり考えられなさそうです。