eスポーツ、FPS、MOBA、ゲーミングデバイスの最新情報を紹介する個人ニュースサイト

日本公式リーグ『PUBG JAPAN SERIES 2018 Season1 Phase1 Grade1』開幕、SunSisterが2連続ドン勝・最多キルでロケットスタート

DSC_2439

バトルロワイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』の日本公式リーグ『PUBG JAPAN SERIES 2018 Season1』が2018年9月22日(土)より「東京ゲームショウ2018」にて開幕となりました。

PUBG JAPAN SERIES 2018 Season1

「東京ゲームショウ2018」会場では、『PUBG』公認大会から公式大会となった『PUBG JAPAN SERIES 2018』新シーズン「Season 1」の最上位ランク「Grade1」の前半戦「Phase 1」8試合が行なわれました。

出場したのは、前シーズンの上位チームと入れ替え戦通過10チームを合わせた下記20チームです。

出場チーム

※下記、選手の立ち位置と名前の表記順は一致していません

DSC_2154
Japan PUBGRU Brave – mckch, OOKAMI, Z-E-B-R-A, zDahlia
DSC_2157
Japan PENTAGRAM Acri – Pepper, Odenkunn, PKMN, timatin
DSC_2159 DSC_2162
Japan RimseRera – USA, Beguz, Yakky, Monky42
DSC_2164 DSC_2168
Japan Avengers – Reinhart, Kkuro, Yoshida72, cut_colt
DSC_2172
Japan PNG ADELIAE – Relaive, MUSHAMARU, dtds, Hek7or
DSC_2178 DSC_2185
Japan USG-Hyster1cJam – Scrqmb1e, clockbox, Homujp, otomedayo
DSC_2190
Japan DetonatioN Gaming – Meowfo, Gokuri_, Axell, albert
DSC_2195 DSC_2196
Japan OracleNox – yuu_v_icm, tomus, CANSUN, Leftlean
DSC_2201
Japan V3 FOX – yobiyobi, Manju, Mackey, whitejack
DSC_2207
Japan SCARZ – BONON, rtyu, Fa6ye, Esquia_
DSC_2214
Japan PENTAGRAM Revive – Sumoken, tyapatu, kr10, poly
DSC_2217
Japan PNG Fairy – Shianblue, Apple4G, d_AzuR, Sw_bear
DSC_2224
Japan SunSister Suicider’s – Sabrac, gabha, CiNVe, CrazySam
DSC_2229
Japan Zaphkiel Gaming – Amyuzuki, Melfy, GLASER, Faily
DSC_2233
Japan Rascal Jester – SeaKingJAWS, kendesu, Maron, BILLON
DSC_2237 DSC_2238
Japan Crest Gaming Rapid – LevArie, Runliy, MarimoSTAR, reiji
DSC_2242 DSC_2243
Japan Zoo Gaming / Penguin – Ruytv-, sm0o0ky, Vuelo, ovagong

DSC_2249

Japan 野良連合Grim Reaper – redjoo5050, Wesker, fiachan, MileFy
DSC_2255
Japan ROX Orcas Blue – Yone, Affe-, SylFy, Clutch
DSC_2260
Japan Crest Gaming Xanadu – Rio01, Aries, kurad, Pureboy

超満員の観客前で実施された開幕戦

DSC_2436

試合は80選手がPUBGブースに設置された競技エリアで実施。試合が始まる頃にはブースエリアに観戦客が収まりきらなくなり、歩くのもままならない状態に。

競技エリアは階段状となっており、上からの画面のぞき見を防ぐためにプレーエリアが覆い隠されていました。そのため、オフラインながらも選手が実際にプレーする姿は前方のモニタのみというのは少し残念でした。知り合いのメディアの方と「海外大会ってどんな感じだっけ?」みたいな話をしたり。

DSC_2033
各チームの座席には光るチームロゴが掲載されていた。

試合はテンションの高い実況、わかりやすい解説、そしてストレスのないカメラークで非常にわかりやすく観戦することが出来ました。

DSC_2268
初日の実況・解説を担当したシンイチロォさん、釈迦さん

2日間で8試合が行なわれ、Japan SunSister Suicider’sが2連続ドン勝(1位)や、最多キルという活躍を見せ、8試合終了時点で2位に500ポイント近い大差をつけるロケットスタートとなりました。

ラウンド8までの総合成績。SunSisterが好発進。

9/23の試合で最多キル賞を獲得したJapan SunSister Suicider’sのCrazySam選手は、この活躍について「CiNVe選手の加入によりゲーム中のチーム内コミュニケーションが増え、沢山の情報を元にプレー出来るようになったこと」とインタビューにおいて理由に挙げていました。

DSC_2303
Counter-Strike1.6では「sinoby」として世界大会に出場したCiNVe選手

次回の試合は、Phase1 Grade2が今週末9月29日(土)、30日(日)に実施される予定です。

キル数の比較

DSC_2442

ちなみに、今シーズンから1キルあたりの報酬が「5ポイント」→「15キル」と3倍になりました。

ポイントは入賞ごとに下記の配分となっており、上位に入賞するほどポイントのアドバンテージを得られるようになっています。

ポイント配分

  • 1位:500
  • 2位:400
  • 3位:350
  • 4位:310
  • 5位:270
  • 6位:250
  • 7位:230
  • 8位:210
  • 9位:190
  • 10位:170
  • 11位:150
  • 12位:140
  • 13位:130
  • 14位:120
  • 15位:110
  • 16位:100
  • 17位:100
  • 18位:100
  • 19位:100
  • 20位:100
  • 1キル:15

ポイント差

  • 1~2位:100pt
  • 2~3位:50pt
  • 3~5位:40pt
  • 5~11位:20pt
  • 11~15位:10pt

1キルは15ptなので、11位以下に付けている場合は順位を1つ上げるのに相当する価値があることになります。

試合を観戦していると体感的に戦闘シーンが増えた印象がありましたが、データとしての事実を確認するため、前シーズン「PJSβリーグ Phase2 Class1 Round1~8」と今シーズン「PJS season1 Grade1」のRound 8終了時点における総合スコア上位10チームのキル数合計、1試合平均を比較してみました。

順位phase21試合平均Season11試合平均
1Crest Gaming Xanadu536.63SunSister Suicider’s556.88
2Crest Gaming Windfall313.88Crest Gaming Xanadu415.13
3Rascal Jester354.38Rascal Jester455.63
4ROX Orcas Blue324.00PNG Fairy384.75
5Zoo Gaming455.63SCARZ303.75
6SunSister Suicider’s364.50Zoo Gaming / Penguin425.25
7PNG Fairy313.88PENTAGRAM Acri344.25
8SCARZ394.88V3 FOX455.63
9野良連合 Grim Reaper313.88PNG ADELIAE222.75
10Zaphkiel Gaming283.50野良連合Grim Reaper354.38
3614.513874.84

前シーズンと今シーズンの変化

  • 昨シーズンよりキル数が25以上増加
  • 1試合平均は0.3キル増加 (これだとあまりよくわからないので↓)
  • 合計キル数
    • 50キル台(1チーム, 変わらず)
    • 40キル台(1チーム→4チーム)
    • 30キル台(7チーム→4チーム)
    • 20キル台(1チーム, 変わらず)

キルポイントの報酬変更よって、戦闘機会が増える結果となっています。これまではリスクと引替えに1キルとれるという場面があったとして、5ptなので安全をとるという判断をするところを、キルして15ptを狙うというアグレッシブな判断を下すようなケースも増加している可能性もありそうです。

観戦者側としては、やはり派手な撃ち合いがある試合は見どころが増えることになるのでこの点はメリットといえるでしょう。一方で、22キルのみの Japan PNG ADELIAEが9位というのも、「倒さなくとも生き残れば良いという」バトルロワイヤルゲームの本質を表しているようで非常に面白いところです。

大会写真

配信アーカイブ

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

https://twitter.com/YossyFPS/
SNSでフォローする
YouTube

取材動画、ポッドキャスト等配信中。チャンネル登録をお願いします!


アフター6ジャンクション出演時アーカイブ