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マイクロソフトのゲーム配信プラットフォーム『Mixer』が2020年7月22日にサービス終了、以降は『Facebook Gaming』に統合へ

マイクロソフトのゲーム配信プラットフォーム『Mixer』が2020年7月22日にサービス終了となり、以降は『Facebook Gaming』に統合されることが発表となりました。

『Mixer』が2020年7月22日にサービス終了

『Mixer』は、1秒未満のラグでリアルタイムのライブ配信を楽しめるマイクロソフトのゲーム配信プラットフォームです。『Twitch』でナンバー1・2の配信者であった「Ninja」や「Shroud」といった有名配信者を獲得したことで大きな話題となりましたが、2020年7月22日にサービス終了となります。

『Mixer』のパートナー達は、現在のパートナー契約を可能な限り維持したまま『Facebook Gaming』で活動出来るようになるほか、一般の収益化プログラムに参加している配信者も『Facebook Gaming Level Up Program』に移行出来るようになるなどの配慮が行なわれます。

「Ninja」「Shroud」はフリーの配信者に

「Ninja」「Shroud」の2人は今回の発表に合わせて『Mixer』に関連する全てに感謝を述べると共に、今後の展開を検討していくことという趣旨のツイートを行なっていました。

「Mixerで皆さんと共に作り上げてきたコミュニティを愛しています。いくつか決断せねばならないことがあり、皆さんのことを考えながら決めていきたいと思っています。」

「Mixerコミュニティとプラットフォームでの活動全てに感謝しています。みなさんのことを愛しており、次のステップについて考えています。」

Facebook Gamingに移行するのか、古巣『Twitch』に戻るのか、別のプラットフォームを選択するのか。いまのところは不明の状態です。

ゲーム配信は『Twitch』が圧倒的シェア

今月の4日、正式リリースされたばかりの『VALORANT』配信の盛況具合が気になり、複数のプロットフォームにおける人数をチェックしてみるということを行ないました。
その際、『VALORANT』カテゴリのみだけでも下記のように『Twitch』が圧倒的な視聴数を記録していました。

この時、『Mixer』ではNinja氏が『VALORANT』の配信を行なっていましたが視聴数は約3,000ほど。『Twitch』であれば常時数万人は当たり前だった頃からは考えられない数字でした。世界トップクラスのとんでもないインフルエンサーだったしても、プラットフォームをまたいでファンを連れていくというのは容易でないことがわかりました。

『Mixer』のインフルエンサー獲得展開は残念ながら思ったほどの期待は無かったことになり、最終的にはサービス終了という決断となりました。

ちなみに他のプラットフォームはどうかというと、『Mildom』は国内の有名プロゲーミングチームのスポンサーとなったり、インフルエンサーを獲得することで、チームや選手に付いているファン達をプラットフォームに呼び込む展開を行なっています。これは『Mixer』に近い戦略と言えるでしょうか。

また、『OPENREC』はアーティストライブやタレント番組なども積極に取り扱うことで、ゲーム分野だけではない視聴者を獲得する展開を行なっています。これはタレントやアーティストの分野に強いサイバーエージェントグループらしい戦略です。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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