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Dotaプロサーキットでロシア「Pure」選手がウクライナチームとの対戦中、「Z」マークをミニマップに描画し解雇処分、チームは大会失格に

公式プロツアー『Dota Pro Circuit 2021-2022』の試合中に、出場選手がロシアのウクライナ侵攻指示を意味するとされる「Z」マークを描画し大会失格処分が下されました。

試合中に発生した事象について

  • 対象試合は、4月29日に行なわれたプロサーキットEastern EuropeプレーオフUpper Bracket Semi-Finals ロシア「Outsiders」対ウクライナ「Mind Games」戦。
  • 「Outsiders」のロシア人プレーヤー「Pure」選手が、試合のポーズ中に「Z」マークをミニマップに描画した。
    • Dota 2では、コミュニケーション手段としてミニマップに自由に線を描くことができる。
    • 「Z」マークは、ロシアやウクライナ侵攻を支持するものと認識されている。
  • 対戦相手の「Mind Games」はウクライナを拠点とするチームで、大きな問題となった。

該当シーンのクリップ

ミニマップに描かれた「Z」マーク
他の選手達によってすぐに塗りつぶされた

Pure選手

「Pure」選手とチーム「Outsiders」の処分について

  • 大会運営「Beyond The Summit」が試合中に起きたことについて調査し、プロツアーの主催であるDota 2パブリッシャー「Valve」に報告。
  • 「Valve」は、「Outsiders」を大会失格処分とした。
  • 「Outsiders」は、ロシア「Virtus.pro」Dota 2部門のメンバーで構成されたチーム。「Outsiders」として、ロシアと関連しない形の中立な立場で試合に出場していた。
  • 「Virtus.pro」は、「Pure」選手との契約終了を発表した。

Virtus.proの発表

Mind Games戦のGame1でPure選手が事件を起こした後、Virtus.proは独自に調査を行ない、Valveと大会主催者に連絡を取りました。

チームCEOのSergey Glamazdaは、何が起こったのかをより詳細に把握するため選手達に聞き取りを行ないました。Pure選手は試合後に自らの行ないについて公に説明を実施しました。

大会運営のBeyond The Summitは他の選手たちにも聞き取りを行ない、言い分を確認しました。最終決定は、パブリッシャー(Valve)に一任されると知らされていました。

処分の厳しさは衝撃的なものでした。Valveは過去にも懲戒処分を下していますが、1人の選手がミニマップに描いた内容を元に、チーム全体をDota Pro Circuitから失格にするのは新たな前例の誕生となります。

意図した行動であるかどうかにかかわらず、全ての行動には結果が伴います。Virtus.proは、eスポーツを通じて憎悪を煽るような行為について、一貫して反対の姿勢を貫いています。そこで、Ivan “Pure” Moskalenko選手との契約を打ち切ることを決定しました。Pure選手の行動によりチームが大会失格となり、世界のeスポーツシーンとの関係性に多大な被害を引き起こしたためです。

ロスター変更については、改めて発表致します。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。CS:GO、Dota 2が大好きです。 ラーメン、ランニング(60km完走)、カメラが趣味です。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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