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『Fnatic』が試合環境の改善を求める報告書を提出、Dota 2世界大会『The International 2022』対戦相手が会場実況を利用可能な状態

The International 2022

『Fnatic』が、Dota 2世界大会『The International 2022』会場実況を対戦相手が利用可能な状態であったことについての報告書を提出したことが明らかになりました。

対戦相手が会場に聞こえる実況を利用

該当の試合は、『The International 2022』メインイベントDay1で実施されたLowerブラケットラウンド1 「Fnatic」対「Gaimin Gladiators」戦となります。対戦形式はBest of 1で、負けたら大会敗退となる重要な一戦でした。

この試合における会場実況が「Gaimin Gladiators」の選手に聞こえており、プレーの判断に活用していたことが後に明らかとなりました。

「Gaimin Gladiators」のAnton “dyrachyo” Skredov選手は、ロシア語キャスターとの会話の中で実況からの情報によってFnatic側のスモークタイミングやダブルダメージルーンがアクティブになっている状態かなどを把握出来ていたと語っています。
※スモークは透明になり奇襲が可能となるアイテム。ダブルダメージルーンは攻撃力が2倍になる中立アイテム。

該当シーン

redditに掲載された英語訳

会場は防音ブースなし、選手は遮音用のヘッドフォンを着用してのプレーとなっていますが

The International 2022

The International 2022

試合アーカイブを見てみましたが、スモークやダブルダメージが来ることを知って、あからさまに試合状況が有利になったような印象を受ける感じはしませんでした。

ただ、スモークやダブルダメージを持った敵が来るリスクがあるというのがわかっていたとしたら、それは情報としては明らかにアドバンテージであると思います。

ちなみに、試合は「Fnatic」が14000ゴールド差をつけてサードタワー前まで押し込み有利という展開でしたが、チームファイトで全滅したことをきっかけに一気に試合の流れが反転して「Gaimin Gladiators」が勝利していました。

試合アーカイブ

cArn氏のツイート(Fnatic共同オーナー・Chief Gaming Officer)

「TI11のエリミネーションゲームにおいて、対戦相手が試合の実況を聞くことが出来ていたと知り、正式な報告書を提出しました。相手選手によると、その情報を試合における意志決定に使用していたそうです。」

「元選手として、このような公平性に関する問題への対策が行なわれていない事は非常に残念です。特にスポーツのこのような大舞台であれば尚更です。報告書を提出した意図は、試合を壊しアスリートの夢を打ち砕くことになりうる要素についての認識を高めることに他なりません。」

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。CS:GO、Dota 2が大好きです。 ラーメン、ランニング(60km完走)、カメラが趣味です。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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