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DETONATOR代表・江尻氏、AI技術による「ライブ配信・動画広告」の最前線を紹介、世界のeスポーツチームも活用

株式会社GamingDが2023年5月17日(水)に開催したセミナー「広告主とスポンサーのためのAi技術 ”ライブ配信・動画広告”最前線」の一部を紹介します。

※セミナー内容の紹介について、主催者に許可を得ています

AI技術による「ライブ配信・動画広告」の最前線を紹介

株式会社GamingDは、プロゲーミングチーム「DETONATOR」の運営、世界トップクラスのストリーマーSHAKA氏のマネジメントを含む配信事業、AIを用いたサービス開発などを行なっています。

今回のセミナーでは、株式会社GamingDが提供する広告価値計測ツール「Ai Live Analytics」の最新機能や、ライブ配信・動画広告の最前線についての紹介が実施されました。

事例を紹介したのは株式会社GamingD 代表取締役社長 江尻 勝氏、最高執行責任者COO 山崎 正志氏です。

江尻氏はチームの実績を「数字」で示していく過程で新たな課題にぶつかり、その過程で出会ったのが「AI解析」でした。このツールによって、「企業愛」を示すことができるデータを抽出することが可能となり、その実例などについて説明が行なわれました。

江尻氏が数字を重視するようになった理由

  • 「大会で優勝した」という理由でスポンサーを獲得するのは難しい
  • 活動実績とチームに関連する自分達の数字を元に根拠を持たせる方針に
  • 「自分達の数字」にこだわるのは、他人の数字・実績を元にアピールすることに意味が無いから
    • 例:世界では賞金●億円の大会がある、スポーツアリーナが満員になる、世界トップクラスチームの事例などは自分達の実績ではない
  • 人気ストリーマーを育成しテレビを超えるような視聴数を記録するようになったが、それでも企業にその数字のすごさを理解してもらうことが難しかった
  • 視聴数がものすごかったとしても、そこに企業がお金を出すことで得られる効果を明確に提示しないと納得してもらえない
  • そこで、AIによる解析を導入し「企業愛を示す数字」を提供するようにした

広告価値計測ツール「Ai Live Analytics」の特徴

  • 広告価値計測ツール「Ai Live Analytics」は、グローバルで展開している「Shikenso Analytics」をベースとしている
  • 株式会社GamingDはツールの日本語化・独自機能開発・日本での独占販売権を持つ代理店として関わっている
  • 「Ai Live Analytics」はスポンサー商品等をAIに記憶させ、配信・動画・SNSでの出現回数・表示時間などを画像解析を本に自動的に算出し広告費換算することが可能
  • 新たな機能として、音声に対するAI解析にも対応した。

新たな機能:音声のAI解析による指定ワードの抽出

  • 音声に対するAI解析と広告価値の換算に対応した。事前に登録した言葉(商品名など)をストリーマーが配信上で発した際の前後を切りだしたり、その時の視聴数等のデータを元に広告費換算することができる
  • これまでは英語音声のみに対応していたが、日本語にも対応が出来るようになった
  • NGワードを登録することで、契約ストリーマーが問題発言をしていないか管理するような使い方も可能

以下の動画は、セミナーで本機能を説明する様子です。

このデモでは、実際に行なわれたSHAKAさん、Suruga Monkeyさん、RobiNさん、Mukaiさんの配信から「レッドブル」「ガレリア」「nosh」といった登録済みワードについて発言している様子のデータが紹介されていました。

デモ動画

「Ai Live Analytics」を使った効果の実例

Suruga Monkeyさん「nosh」個人スポンサー獲得

  • DETONATORストリーマーが複数名参加する食事サービス「nosh」のPR企画を実施
  • Suruga Monkeyさんは配信上で「nosh」を毎日食べ、サービスの特徴、健康にフォーカスしたお弁当の魅力を伝えた
  • 企業側は実際に食べて魅力を伝えてくれる「企業愛」を感じ個人スポンサーの契約を打診。筋トレ愛好家であるイメージもプラス要素だった。
  • GamingDは、「Ai Live Analytics」を通じて各ストリーマーが「nosh」を実際に食べた回数や露出時間・効果などを算出して企業側に提出
  • ストリーマーの数時間にわたる配信を人力で確認し計測するのはかなりの手間が掛かるが、ツールでほぼ自動化されているため計測・レポート作業の負荷が劇的に軽減された

「レッドブル」消費数カウント

  • ストリーマーが日々の配信で「レッドブル」を飲んだか、さらには何本だったかを計測可能
  • 配信から該当シーンを全てレポートとして自動で提供できる
  • 1日1本以上飲んでいたストリーマーもいて、担当者が驚き、自社製品を愛してくれていることを実感してもらえるエピソードとなった = 企業愛の証明

大手のゲームパブリッシャーやeスポーツチームも活用

  • 質疑応答にて「ツールを活用している利用者」について質問した
  • 「大手のゲーム、パブリシャーや世界的なeスポーツチームなど」という回答
  • 後ほど個人的に調べてみたところ、グローバル版「Shikenso Analytics」のサイトには Riot Games、Astralis、OG、Team Vitality、PGL Esports などが利用しているという記載を確認出来た

日本だとあまり実感がありませんが、現在グローバルではeスポーツは不況と言われており、スポンサーの撤退やチーム解散となるケースも出てきています。

そのような状況において、自分たちの活動成果をスポンサーやパートナーに根拠のあるデータと愛を持って示すというのは、説得力を増す要素になり得るものと感じました。

セミナーのラストでは、ツールに関心があったり相談がある場合は、気軽に問い合わせて欲しいとのメッセージがありました。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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