サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、eスポーツの世界大会『Esports World Cup』を2024年夏より開催すると発表しました。
Esports World Cup
- 『Esports World Cup』開催は2024年夏を予定
- 2022年からサウジアラビア・リヤドで開催されているeスポーツの高額賞金大会『Gamers8』をアップグレードする形となる
- 『Gamers8』2023年大会の賞金総額は4500万ドル (約67億円)
- 石油依存体質から脱却し包括的発展を実現するための成長戦略「ビジョン2030」の一環として実施
- 20年の歴史を持つ『Electronic Sports World Cup(ESWC)』とは別物
- サウジアラビアは同国のeスポーツ企業「Savvy Gaming Group」に資金を投入しており、『ESL』や『FACEIT』といった世界的なeスポーツ企業を傘下に収めている
- サウジアラビアのオイルマネーを使ったスポーツ分野などへの巨額投資は、不都合を覆い隠すための「スポーツウォッシング」であるとして批判されている事実もある
Gamers8 just got an upgrade!
Announced by HRH Crown Prince, the Esports World Cup will be the world’s largest esports event 🌍
Gamers8 will evolve into the Esports World Cup.
More details to follow. https://t.co/0dcLR95tfo
— Gamers8 Esports (@Gamers8GG) October 23, 2023
The Trophy worthy of the real Esports World Cup! 🔥🔥🔥🏆
In Summer 2024, the world's best clubs will come together in Riyadh.
Who will emerge as champion?#esportsworldcup pic.twitter.com/Wl5LNOX9Pi
— Gamers8 Esports (@Gamers8GG) October 23, 2023
プレスリリースによると、これらの動きはサウジアラビアの首都リヤドで開催された「ニュー・グローバル・スポーツ会議」で発表された。
皇太子殿下は次のように述べた。「eスポーツワールドカップは、サウジアラビアがゲーミング・eスポーツの最高のグローバルハブになるための取り組みにおける次のステップとして自然なものであり、この産業の限界を押し広げる比類のないeスポーツ体験を提供するものとなる」
「この大会は、経済の多角化、観光部門の育成、様々な産業における新たな雇用の創出、そして市民、住民、観光客のための世界クラスのエンターテイメントの提供、それらビジョン2030の目標の実現に向けた前進を強化することになる」