HLTV.orgによるNikola “NiKo” Kovač was選手のインタビューで明らかになった、偉大なコーチの存在が移籍を検討する際の重要なオプションとなっていることについて紹介します。

NiKo選手が移籍を検討した最大の理由はzonicコーチの存在

Counter-Strikeシーンでは、サウジアラビアのTeam Falconsがオイルマネーを武器にドリームチームを作るのではないかと話題になっています。

G2 Esports所属のNiKo選手がTeam Falconsに移籍する可能性について注目が集まっていましたが、G2 Esportsで引き続きプレーすることが11月6日に発表されました。

移籍と思わせて実際は残留感謝しますの「Thank you」なの面白すぎる https://t.co/qN0WovFitk

— Yossy (@YossyFPS) November 6, 2023

現在開催されている『BLAST Premier: World Final 2023』におけるHLTV.orgのインタビューではこの顛末について質問されており、NiKo選手は以下のように回答しています。

7月・8月にFalcons関係者と話し合いをしましたが、その時はしっかりとした形ではありませんでした。zonic氏とLars氏がコーチとして加入した後の11月から、今度は真剣な話し合いをはじめました。移籍を選択肢として検討し始めた最大の理由は、zonic氏の存在です。zonic氏とLars氏が成し遂げてきたことを非常にリスペクトしており、彼らと共に取り組みをしてみたいと心から思っていました。自分を成長させ、さらに良い選手になることができると信じていたからです。

オファーの内容は素晴らしく、サインをしていたらおそらく世界最高の報酬を得る選手となっていたでしょう。しかし、オファーに関心を示した最大の理由は(報酬額ではなく)zonic氏の存在でした。

There had been talks since July/August, but it wasn’t anything serious back then. Once they brought zonic and Lars to the team, around November, they approached me again, and we started more serious talks. zonic was the biggest reason why I started considering that option heavily. I have huge respect for both zonic and Lars and for what they have achieved, so I really wanted to work with them. I believed that they could develop me and turn me into an even better player.

Obviously, the offer was great, and I would probably be the highest-paid player out there, but the biggest reason why I was leaning toward that offer was zonic.

移籍を決断する検討材料として、zonicコーチの元でプレーしたら選手としてさらに成長できるかもしれないということが、高額報酬よりも上回るというのが驚きでした。

zonicコーチは、AstralisとTeam Vitalityをメジャー大会4回優勝に導いた実績を持ちます。世界最高クラスの選手が移籍検討をする際に、コーチの存在を重要な選択肢として挙げるほどコーチの地位を高めたzonic氏の貢献は計り知れないものがあります。

NiKo選手がG2 Esports残留を決めた理由としては、G2 Esportsでさらなる成功を収めることができる考えていることや、移籍するとIEM Katowiceなどに出場出来なくなる可能性があることが挙げられていました。IEM Katowiceは長い歴史があり、タイトル獲得は非常に名誉あるものと認識されている大会です。

情報元

• NiKo: "jks would be out of the team whether I left G2 or stayed" | HLTV.org