『League of Legends』eスポーツのクリエイター・インタビュアーとして有名なTravis Gafford氏が、『LoL』に関する活動を休止すると発表しました。
Travis Gafford氏について
— Travis Gafford (@TravisGafford) July 28, 2025
- 『League of Legends』eスポーツについて14年に渡り取材
- YouTubeを通じたインタビューコンテンツなどを展開
- 2025年7月29日をもって、『League of Legends』eスポーツをメインとする活動を休止すると発表
- 『League of Legends』eスポーツの話題は、趣味程度にメンバー限定コンテンツなどとして不定期に取り扱っていく予定
なぜ14年も続けて来た活動をやめてしまうのか気になっていたところ、動画でその理由について説明されていたので、その内容について簡単に紹介します。
『LoL』eスポーツの活動を辞める理由
自分の人生について考えた結果
- みんなこう言うかもしれないが、情熱を失った、稼げなくなった、LoLが落ち目になっている、というようなことではない
- 14年間、休みなく活動をしてきた。ある意味ありがたいこと。
- しかし、休みを取っても選手が移籍をしたりRiot Gamesから発表があると通知が止まらなくなり、動画を作らないと、となってしまい休まることが無かった
- LoLをメインにしているため、他のことができなかった。違うゲームのコンテンツを作っていても、LoLの動画を先に出さないとみたいなことを考えてしまった
- 36歳独身なので、自分がやりたいことに時間を使う人生を送りたい、恋愛にも時間を割きたい
- これまでのキャリアを活かした新しい分野での活動にチャレンジしてみたい
金銭面・自分のこだわりに関する要因
- eスポーツ業界はスポンサー・視聴数が減少傾向にある
- 2025年のMSI取材は、これまでと違いスポンサーが付かなかったため完全に自己負担で実施した(旅費、コンテンツ制作費、スタッフ費用など)
- 宿泊についてはRiot Gamesの提供を受けた
- これまでは独立性を保つために、宿泊や取材費等を受け取らないようにしてきたが、現在はそうも言っていられない状況だった
- そのため、自分がこだわってきた企業との関係性が変わってしまった
- eスポーツシーンに様々な変化があり、昔のようなやり方で活動を継続していくことは難しくなった
この他にも現状のLoL eスポーツについて感じる課題、お互いにキャリアを高め合ってきた元プロのdoublelift氏に対する感謝(Travis氏は家を追い出されたdoublelift氏を自宅に住まわせていた)、応援してくれた人たちや業界関係者への感謝などについても語られています。
また、Travis氏の動画制作を支えてきたDrew氏が自身のチャンネルでLoLコンテンツの発信活動を開始しており、ぜひチェックしてほしいと紹介することもされていました。