DSC03667

『Counter-Strike 2』国際大会『eXTREMESLAND CS Asia Open 2025』日本予選で優勝した「Ravens」所属kaito選手のインタビューが届きました。

「Ravens」は、中国・上海で2025年12月18日(木)~21日(日)に開催される大会本戦に日本代表として出場します。

Q1:日本予選 優勝の感想

―― BestFive:まずは、eXTREMESLAND日本予選で優勝し、上海本戦への出場権を獲得したRavensの皆さん、おめでとうございます!

優勝から数日が経ちましたが、今の率直なお気持ちはいかがですか?
また、この間にリフレッシュしたり、コンディションを整えたりするために何かされましたか?

kaito
ありがとうございます!
今でも嬉しい気持ちは残っていますし、上海に行けることが本当に楽しみです。

チームは1週間の休養期間を設けてリフレッシュしています。

僕自身もこの機会に、CS2以外の、これまであまりプレイできなかったゲームをしながらゆっくり休んでいます。

―― BestFive:では、kaitoさんは普段リラックスしたい時にどんなタイプのゲームをプレイしますか?そうしたゲームはストレス発散にもなっていますか?

kaito
たまに一人でアクションゲームやシミュレーションゲームをやりたくなりますね。
最近は『Hollow Knight』の新作が発売されたので、ゆっくりプレイしています。

また、友達と他のFPSをやることもあり、最近は『Overwatch 2』をよくやっています。
友達と一緒に遊ぶことはとても良い気分転換になります。

ただ、オーバーウォッチはあまり得意ではないので、たまに逆にストレスを感じてしまうこともあります(笑)。

―― BestFive:kaitoさんにも苦手なFPSがあるんですね!kaitoさんほどのレベルのFPSプレイヤーなら、どんなゲームでも上手いと思っていました!

kaito
CS以外のゲームはあまり得意じゃないですね(笑)。

Q2:決勝の対戦相手DEBU.CTEAMについて

―― BestFive:今回の決勝の相手はDEBU.CTEAM(現在はExcidiumに改名)でしたね。

私の理解では、このチームは結成されてまだ間もないにもかかわらず、BECとeXTREMESLANDの2大会連続で決勝に進出し、Ravensとも対戦しており、とても素晴らしい活躍を見せています。

そんな尊敬できるチームに対して、何か伝えたいことはありますか?

kaito
練習期間があまり長くなかったと聞いて驚きました。
これからさらに成長すれば、とても怖い存在になると思います。

また対戦する機会もあると思うので、油断せずに戦いたいです。

Q3:前回大会の敗戦から学んだこと

―― BestFive:「BestFive Elite Competition」(以下BEC)大会を振り返ると、Ravensは日本予選で圧倒的な強さを見せて優勝しましたが、韓国チーム「maestro」との対戦では0-2で敗れてしまいました。

その敗戦はチームにとって大きな打撃になったと思います。

しかし、現在のRavensはより成熟し、より強力な姿で戻ってきており、あらゆる面で成長が見られます。

あの敗戦を経て、チーム内ではどのような調整や変化が行われ、Ravensが再び成長するきっかけになったのでしょうか?

kaito
RavensにとってBECはメンバー変更後初めての大会だったこともあり、当時はチーム全体の連携がうまく取れず、バラバラになってしまいました。

試合に負けた時は本当に悔しかったです。
他のメンバーも実力を発揮できず、みんなが悔しがっていました。

練習で準備してきたことを何も出せずに負けてしまったので、悔しいというより「何もできなかった」という無力感の方が強かったですね。
それでも、BECは私たちにとってとても良い経験になりました。

あの大会を通じてチーム内の課題に気づくことができ、その後の練習で改善を進めました。
今回のeXTREMESLAND予選ではほとんど緊張せず、チーム全体のコミュニケーションもよりスムーズに取れていたと思います。

ですので、大会に多く出場して経験を積み、敗戦のたびに振り返りと修正を重ねてきたことが、今回の冷静なプレーにつながったのだと思います。

Q4:eXTREMESLAND本戦への期待

―― BestFive:まもなく開催される eXTREMESLAND本戦では、Ravensは世界各国の強豪チームと対戦することになります。

前回の韓国チームとの試合結果を踏まえると、今回、中国・モンゴル・オセアニアなど、さらに強力な国際チームと対戦することに対して、より大きなプレッシャーを感じていますか?

kaito
そうですね。出場チームを見ても本当に強いチームばかりなので、これから厳しい戦いが続くと思います。

もちろん緊張もありますが、今のRavensの実力が国際舞台でどれくらい通用するのか、正直まだ分かりません。

ですが、今の段階ではあまり深く考えすぎず、むしろ eXTREMESLANDという大きな舞台で試合ができることを楽しみにしています。

―― BestFive:Ravensは今回のeXTREMESLAND上海本戦で、どのような成績を目標にしていますか?

kaito
もちろん優勝と言いたいところですが、現実的にはまずグループステージを突破することが目標です。

一戦一戦を全力で戦い、そこから上を目指していきたいと思います。

Q5:eXTREMESLAND本戦に向けたチーム練習

―― BestFive:12月に開催される eXTREMESLAND本戦まで、まだ約2か月ほどありますが、Ravensはすでに具体的な練習計画を立てていますか?

多くのファンが気になっていると思うのですが、Ravensは普段どのような練習内容やスケジュールで取り組んでいるのでしょうか?

kaito
これまで幅広いマップを準備してきましたが、まだ十分に練習できていないマップもあります。

この2か月で、すべてのマップの熟練度を高め、どんな状況にも柔軟に対応できるようにしたいと考えています。

普段は週4日練習しており、スクリムを行ったり、5人でサーバーに入って戦術の共有や話し合い、反省会をしています。
1日の練習時間はおおよそ4時間ほどです。

このような安定した練習リズムを続けることで、Ravensは試合での競争力を維持できていると思います。

Q6:現在の日本Counter-Strikeシーン

―― BestFive:現在、日本のCSシーンで最も注目を集めているプレイヤーの一人であるkaitoさんは、今の日本CSの環境をどのように見ていますか?

また、日本CSの今後の発展について、どのような展望や期待をお持ちですか?

kaito
BestFiveが日本のCSシーンに参入してから、全体的に環境が改善されたと感じています。
大会運営の面でも、プラットフォーム構築の面でも、BestFiveは日本のCSコミュニティに新しい活気をもたらしてくれました。

日本CSにこれまで欠けていたのは、シーンの内外からの注目だと思います。
大会やイベントを企画・開催して、今も続けているプレイヤーたちを再び集めるとともに、外部の人たちにも興味を持ってもらうことが必要です。

そういった意味でも、BestFiveが日本で活動を続けていること、そして日本チームが今回のeXTREMESLAND出場枠を獲得できたことは、日本CSシーンにとって非常に意義のある、そして喜ばしい出来事だと思います。

また、それは同時にRavensがより大きな使命と責任を背負うことを意味しています。

もし今回の大会で良い結果を残すことができれば、より多くの日本企業がこの分野に注目し、支援や投資につながる可能性もあるでしょう。
私は、それが日本のCSシーンのさらなる発展につながると信じています。
だからこそ、私たちは全力でeXTREMESLAND本戦に挑みたいと思います。

Q7:中国・上海で楽しみなこと

―― BestFive:まもなく訪れる上海遠征についてですが、試合以外にRavensの選手たちは何か他の予定がありますか?
例えば、行ってみたい場所や観光の計画、チームでの活動などはありますか?

kaito
また、練習や試合に支障のない範囲で、観光にも行ってみたいと思っています。
まだ上海について詳しく調べられていませんが、もしおすすめの場所があればぜひ行ってみたいですね。
その時は、面白い場所や美味しい料理を案内してもらえたら嬉しいです。

Q8:ファンのみなさんへのメッセージ

―― BestFive:最後に、Ravensを代表して、いつも応援してくれているファンの皆さん、プレイヤーの皆さん、そして他の選手たちにメッセージをお願いします。

kaito
皆さんの応援はいつも私たちの力になっています。本当にありがとうございます。
eXTREMESLANDは非常に厳しい戦いになると思いますが、日本CSのため、そしてRavens自身のために、残りの2か月間しっかりと準備をして、良い結果を残せるように全力を尽くします。

これからも応援よろしくお願いします!

関連情報