『Counter-Strike 2』のアップデートがリリースされています。

「TrueView」機能の紹介 (公式サイト和訳)

本日、デモ再生の新機能「TrueView」を追加しました。「TrueView」機能を使うことで、実際のプレイヤー体験により近い形でデモが再生されます。

これまでのデモ再生では、ネットワーク遅延を考慮せず、サーバー側から見た世界を表示していました。その結果、当たらないはずのショットがヒットしたり、ヒットするべきショットが外れて表示されることがあり、混乱を招いていました。

「TrueView」機能では、クライアントサイドの予測を再実行することで、実際のプレーに近い表示を行なうことができます。

下記の動画で、従来のデモ再生と、TrueView機能を使った再生の比較を確認することができます。

注意点

TrueView機能は、観戦対象のプレイヤーがダメージ予測設定を有効にしていた場合にのみダメージ計算を再現します。自分のクライアント設定は影響しません。

デモが録画されたバージョンとデモを再生するバージョンが一致しない場合、TrueView機能はデフォルトで無効になります。

TrueView機能を使っても、デモで見るプレーと実際に行なわれたプレーに違いが発生する場合があります(特にスロー再生時)。

例えば、CPUとGPUのパイプライン処理が原因となり、デモ再生時はダメージエフェクトのタイミングに差異が発生します。

また、ベータブランチに実装していた移動に関する変更を正式反映しました。

以上が、本日のアップデート内容になります!

Counter-Strike 2 Update

GAMEPLAY

  • サーフィン中に空中での加速が制限されてしまう場合があるのを修正した
  • ランプをゆっくりサーフィンで登っている状態がジャンプの頂点にいる状態と認識され、誤った処理が行なわれてしまう場合があったのを修正した
  • スナイパーライフルを射撃後のスコープ解除遅延が一貫しない原因となるバグを修正した

DEMO

  • 「TrueView」デモ再生機能を追加した。クライアントサイドの予測を再実行することで、観戦しているプレイヤーの体験をより正確に再現して視聴できる。
  • 「TrueView」再生は、観戦しているプレイヤーがダメージ予測機能を有効にしていた場合その効果も反映する
  • TrueViewは、レンダリングされたフレームの正確なタイミングを再現しない。そのため、特にスローモーション再生において、元となるプレイヤーの体験とTrueView再生で若干の差異が発生する。ヒット判定に使用されるマウスクリック時のプレイヤーフレームは、デモ再生フレームに最も近い形で正確に表示される。リコイル、マズルフラッシュ、血しぶき、ラグドールなどのリアクションエフェクトは、CPUとGPUのパイプライン処理の影響により、ゲーム中で1~2フレームの遅延が発生するため、ゲーム中とデモ再生時で同じタイミングとならない
  • 「TrueView」デモ再生機能は、古いデモファイルでは正しく動作しない場合がある。また、デモを録画したクライアントバージョンと、再生するクライアントのバージョンが異なる場合はデフォルトで機能が無効となる。「cl_demo_predict 2」と設定する事で、機能を有効に上書きすることができる。
  • 3人称モデルのアニメーションがスムースにならないバグを修正した
  • デモの一時停止を解除する時に、1ティック早送りされてしまうバグを修正した

MISC

  • G3SG1のボルトアニメーションを修正した
  • デベロッパーコンソールでスクロールバーのマウスクリックが受け付けられない問題を修正した

情報元