『Razer』の20周年を記念するゲーミングマウス「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」を紹介します。

Razer Boomslang とは

『Razer Boomslang』は、Razerが1999年に発売した最初のゲーミングマウスで、世界初のゲーミングマウスと言われています。

当時、伝説のプロゲーマーJohnathan “Fatal1ty” Wendelが『Razer』とスポンサー契約し、『Razer Boomslang』を使って優勝を重ねたことで『Razer』は競技シーンで注目を集める存在となっていきました。

当時のRazer Boomslang

1999年の時点でパッケージに缶を採用することで特別感が演出されていました。
BRZRKさんが、ネットカフェ大会でこの缶からマウスを出していたのがめちゃくちゃ格好良かったと記憶しています。

自分にとっては憧れのマウスとも言える逸品が『Razer Boomslang』です

Razer Boomslang 20th Anniversary Edition

『Razer Boomslang 20th Anniversary Edition』は、『Razer Boomslang』オリジナル版の形状等を受け継ぎながら、『Razer』が20年にわたってゲーミングデバイスを進化させてきた技術を駆使して現代に蘇られせた最新仕様のマウスです。

世界1,337台限定、価格1,337ドル(日本サイトは229,780円)という、入手のハードルが非常に高いマウスです。

ちなみに、この「1337」には意味があります。「1337」は「エリート」を意味するインターネットスラングで、1999年頃のQuakeやCounter-Strikeといったゲーマーコミュニティでは、凄腕のゲーマーを表現する際に使われていました。

  • elite → leet → l33t → 1337

Razerは創設当初からゲーマーたちの草の根コミュニティを尊重しており、この「1337」を限定モデル等を生産する際に採用しています。

20周年モデルを名前刻印入りでお贈りいただいた

今回、20周年記念モデルの「Razer Boomslang 20th Anniversary Edition」をお贈りいただきました。
これまで、このサイトを通じて『Razer』の歴史や製品について紹介してきたことを評価していただいたそうです。

自分がこのサイトで『Razer』について最初に書いた記事は、2023年3月20日のもので、『Razer Boomslang』に2,500dpi版が登場することを紹介するものでした。

当時の『Razer』公式サイトに掲載されていたブランドの歴史を和訳して紹介したも、多くの人に読んでいただいています。

当時は英語版しかありませんでしたが、現在は公式サイトで公式な日本語版を見ることができます

こちらは2005年からの記載になっていますが、過去に公開されていたものは創業者たちの生い立ちも含めた1990年代からのより詳細な内容となっていました。以下の和訳紹介記事では、その部分を見ることができるのでぜひご覧ください。

20周年モデルについて、以下で写真と共に紹介していきます。
何よりも驚いたことは、マウス本体と充電ドッグに名前が刻印されていたことでした。

目にした時は本当に驚き、そして名誉なことだと嬉しくなりました。

写真による製品紹介

まず箱が格好良いですね。
配送時にダメージを受けてしまったのが残念でした。

製品名がエンボス加工されていて高級感がある
箱を空けるとレザー製ケースが出てきました
横から見たところ

これは、当時は缶だったボックスをレザーで再現した仕様です。

缶のボックス

このフタを外すとマウスが出てきました。

フタを外したところ
マウスは専用台座に収納されています

マウスがセットされた専用台座を外すと、その下には説明書・ステッカー・ソールのセット、充電ドッグ、ケーブルが収納されていました。

ケーブルはRazerのロゴマークであるヘビの体をモチーフにしたデザイン

説明書・ステッカー・ソール

この中に説明書・ステッカー・ソールなどが入っています

Min-Liang Tan氏(Razer代表)のメッセージ

あなたはゲームの歴史を手にしています。

Razer Boomslangはすべてを変えました。
私たちにとっても、すべてのゲーマーにとっても。

Razer Boomslangは、単なる世界初のゲーミングマウスではありません。
ひとつの産業を生み出し、新たなサブカルチャーの誕生を告げる製品となりました。

Razerが20周年を迎えるにあたり、私たちはそのレガシーに敬意を表します。
すべての始まりとなった精神を受け継ぎながら、現代の最高技術によってRazer Boomslangを新たな姿としてよみがえらせました。

For Gamers. By Gamers.

Min-Liang Tan
Co-Founder & CEO

説明書

ステッカー

Razerのロゴ、「For Gamers. By Gamers.」のブランドタグライン、光るゲーミングデバイスを実現する「Razer CHOROMA RGB」のステッカーが付いていました。

ソール

ソールはガラス製です。
柔らかいマウスパッド以外では使用しないようにという注意書きがありました。

充電ドッグ

こちらは充電ドッグであり、マウスをワイヤレスで使用する際のレシーバーでもあります

充電ドッグ(横)
充電ドッグ(前面)
充電ドッグ(背面)
充電ドッグ(底面)

底面にも自分のゲーマーネームである「Yossy」の記載があり、最初に目にした時にめちゃくちゃ驚きました。

充電ドッグを接続すると、底面部分のLEDが発光します。これぞRazerという仕様です。

マウス本体と充電ドッグはマグネットでくっつく仕様になっていて、台座にマウスをつけると充電がスタートします。

丸い部分を合わせる形でセットする
ゲームを終えた後、充電ドッグにセットすると充電になる

マウス本体

前面 – ボディはクリア素材を使ったスケルトン仕様
背面 – ソールは特殊な形状

メインボタンはレザー風で、20周年モデルらしい仕様です

ボタンは大型でどこを押してもクリックが反応する
マウス本体の底面部分が発光するようになっています

アリーナFPS全盛時の設計思想を感じる持ち心地

『Razer Boomslang』は、高速移動やジャンプを多用するハイテンポなゲーム展開が特徴の『Quake3』や『Unreal Tournament』といったアリーナFPSが全盛だった1999年頃に設計されました。

当時のゲーム環境は、現在と全く異なります。多くのゲーマーが小さなデスク、小型のマウスパッドでプレーしていました。

現在のようにマウスをしっかりとホールドし、腕全体でエイムするような動きはできないため、限られた狭いエリアで高いマウス感度設定で操作していました。

『Razer Boomslang』は、この環境に合わせてマウスをてのひらにつけず、つまんで持つような操作に合わせたデザインになっています。

マウスを正確に左右に動かすことを前提としており、マウスを持ち上げてマウス位置を修正することはあまり想定されていない形状です。実際に使ってみると、マウス前方が広くなっているのはつまんだ持ち方で安定感を出すためだと感じることができます。

親指と小指でホールド

マウスは「親指と小指」または「親指と薬指&小指」でホールドすると安定します。

位置としては、「サイドボタン上」または「サイドボタン前方」が良いでしょう。
「サイドボタン前方」を掴むと、現代マウスのような感覚で持つことができます。

サイドボタン上をホールド
サイドボタンの前方をホールド

ちなみに、現代のようにしっかりホールドする持ち方をすると全く操作できません。

3本指でボタン操作

「親指と小指」でホールドした際、左クリックを人差し指、ホイールを中指、右クリックを薬指とすると、持ち感やホールド感が良いです。

2本指より3本指の方が安定する

20年以上の時を経て、当時の設計思想に改めて触れられる良い機会となりました。

『Razer』さん、20周年おめでとうございます。
そして希少なマウスをいただき、本当にありがとうございました。

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