国内需要の急減により、CRTの国内生産が2007年には3000台にまで減ってしまうそうです。
CRTの出荷台数は国際的に年々減少の一途にあり、今後は毎年前年比20~30%減となり、中でも日本は2005年度は72%減となる見通し。
世間的に見れば、ブラウン管から液晶への技術的な世代交代というむしろ微笑ましい現象なのかもしれませんが、表示性能の高いCRTを好んで使用するユーザー、とりわけFPSプレイヤーにとっては深刻な問題になるかもしれません。
現在ではLAN大会などでも液晶モニターを使用しているところが見られるなど、液晶モニターの性能が飛躍的に向上しているのかと思われますが、それでも輝度・コントラスト・遅延などの性能差から長年使い慣れたCRTを手放したくないという人も多いんじゃないでしょうか。
もちろん、劇的に減少するとされるのはあくまでも国内出荷ですが、CRTが店先から消えてしまうのはもはや時間の問題でしょう。高い品質で有名なNANAOもCRTの生産を終了したと聞きます。どうやらあくまでもCRTにこだわる人は今のうちに買っておいたほうがいいのかもしれません。
そういえば、これと同じような現象がボールマウスから光学マウスへの移行時期にも起こりましたね。それを考えると、液晶モニターがCRTを凌ぐ性能になるのも目前かもしれません。
情報元 : ITmedia