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DOTA2大会『ESL One Frankfurt 2014』アジア2次予選 日本代表White Flag Bearは予選通過ならず

ESL One Frankfurt 2014

賞金総額15万ドル以上のDOTA2大会『ESL One Frankfurt 2014』のアジア2次予選 SEA Battle Royaleが5/3(土)に開催されました。

『ESL One Frankfurt 2014』アジア2次予選 SEA Battle Royale

『SEA Battle Royale』は、1次予選を勝ち抜いた16チームの参加で5/3(土)、4(日)に行なわれ、アジア最終予選『Asia Finals』に出場する2チームを決定します。

初日は4チーム4グループに別れての予選が実施され、各グループの上位2チームが明日に行なわれる決勝大会に進出となります。

予選グループ Bには、先週開催された日本予選で優勝した Japan White Flag Bear が出場。プロチームもいる厳しいグループで、残念ながら0勝3敗の成績となり明日の決勝トーナメントには駒を進めることが出来ませんでした。

Group B

  • 3勝0敗: Singapore Assail – Deth., FATAL, iagger, ming, ponlo
  • 2勝1敗: Philippines Mineski – Jay, Gio, JessieVash, NMA, Owa
  • 1勝2敗: Viet Nam StarsBoba – Angellucy, Jessica, Kira, KuRoN3kO, KusakabeMisuzu, Kyorge
  • 0勝3敗: Japan White Flag Bear – fuu, hagikun, Ittya, Suan, suiminDota

日本代表戦 観戦記

1試合目 Japan White Flag Bear vs Singapore Assail
1試合目はシンガポール予選を勝ち抜き出場権を獲得した Singapore Assailとの対戦。

Singapore Assail側が3:20で1本目のトップタワーを割り、その後Chenが操る中立クリープも組み合わせて8:30にはRoshanを倒し、1回の完全復活が可能となるアイテムAegisを獲得するというスピード展開。

Japan White Flag Bearは、ミッドタワーを割りにきたSingapore Assailに集団戦で対抗し、Magnusを中心に敵主力のTemplar Assassinを倒す事に成功しますがAegisで復活されてしまい最終的にミッドタワーをロスト。
そのまま、16分にはサードタワーまで押され、ゴールド、経験値共に不利な展開を打開することができず31:25で投了となりました。

White Flag Bear vs Assail

2試合目 Japan White Flag Bear vs Philippines Mineski

2試合目は、GIGABYTE、SteelSeriesといった有名メーカーがスポンサードし、2011年に開催された公式世界大会『The International』で10位の実績を持つ Philippines Mineskiとの対戦。当時のメンバー2人が現在もラインナップに残っています。

試合は開始1分ほどからいきなり動きます。
Japan White Flag Bearのミッドを担当する Queen of Painが前目にポジショニングしている事と、瞬間的に長距離の移動が可能なBlinkスキルを取得していないことを確認したのか、Philippines Mineskiがボトムで取得した高速移動の効果を持つHasteルーンを使いからミッドに奇襲攻撃。不意を突かれたQueen of Painはダメージを大きく受け、そのまま倒されてしまうかという展開でしたが、上手く自軍のタワー攻撃が敵に入れる位置に移動して戦闘を続け、ギリギリでしたが返り討ちに成功します。

早々に1キル目を取ることが出来、Philippines Mineski相手でもいけるのでは、と思いましたが Philippines Mineskiはチームワークが非常にすばらしく、Japan White Flag Bearがちょっと前に出すぎたところを複数で囲んできっちり倒すなど、しっかりとした連携を駆使して徐々にスコア差を広げていきます。

特に、Philippines MineskiのKunkkaが使う打ち上げスタンの精度が非常に高く、これを食らった Philippines White Flag Bearはなすすべなく倒されていき、気づけば15分30秒の時点で Philippines Mineskiが13-2とリード。

Philippines Mineskiはレベル、アイテムともにリードしている上に、各ヒーローのスキルを効果的に次々と重ねる「これぞプロ」という素晴らしいプレーの連続でその後の集団戦も制していき、22:30で Japan White Flag Bearが投了となりました。

White Flag Bear vs Mineski

3試合目 Japan White Flag Bear vs Viet Nam StarsBoba
3試合目はベトナムの強豪StarsBobaとの対戦。

レーン配置は、Japan White Flag Bearのミッドが近接ヒーローのEmber Spritで、対面はレンジの Quen of Pain、ボトムは近接のCentaur Warrunnerに対し、レンジのNatrues’Prophet、そしてトップが3vs3という配置でスタート。

ミッドとボトムは対面がレンジのため妨害攻撃を受けやすくやりにくそうな印象。Japan White Flag Bearはトップの森側の視界を取るためにObserver Wardを設置しますが、StarsBoba はあらかじめObserver WardとSentry Wardを周辺に設置していたため、White Flag BearのWordはすぐさま破壊されてしまいます。

Ward
この結果、視界が取れない Japan White Flag Bearは森側から襲撃を受けたり、ここへボトムのNatrues’Prophetが瞬間移動スキルで奇襲をかけてきたりと不利な状況となっていきます。10分経過時点でトップタワーを失い、スコアも4-11と苦しい展開となってしまいました。

Japan White Flag Bearは15分頃の集団戦で敵を全滅させることに成功し立て直しを図りますが、Viet Nam StarsBobaはNatrues’Prophetを中心にレーンを押し上げつつ、奇襲で Japan White Flag Bearのプレーヤーを倒しながら Japan White Flag Bearの活動エリアを狭めていき、最後は本陣を切り崩して27分で勝利しています。

StarsBobaはDazzleが非常にうまく、効果時間中に攻撃を受けて倒されなくなるスキルShallow Graveを絶妙なタイミングで仲間に使い最悪の状況につながる危機を回避していました。

White Flag Bear vs StarsBoba

決勝トーナメントは5/4(日)15時30分より開催

本日の予選を勝ち抜いた8チームの参加で行なわれる決勝トーナメントは、明日5/4(日)15時30分より開催となります。

先日まで発表されていた試合時間と異なっているので注意が必要です。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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