1998年に設立されたゲームトーナメント・リーグサイト『ClanBase』が親会社の資金難により15年の歴史に終止符を打ち閉鎖となることが発表されました。
The Final Statement by ClanBase
ClanBaseについて
『ClanBase』はヨーロッパを中心にQuake, Unreal Tournament, Counter-Strike, Call of Duty シリーズなど、様々なタイトルのオンライン&オフラインのトーナメント・リーグを開催するコミュニティサイトです。
2000年頃より Eurocupを開始するなど歴史は古くコミュニティにも愛されるサイトですが、2005年にアメリカの Global Gaming League に買収されました。その後も活動を続けていましたが、サーバーのダウンや賞金未払いなどのトラブルが目に付くようになり、ついに今回サイトの閉鎖が発表されました。
閉鎖の理由と経緯
Clanbaseが公開した最後のアナウンスに、サイト閉鎖の理由とその経緯が掲載されていました。長いので一部をピックアップして紹介します。
- ClanBaseの親会社であるGlobal Gaming Leagueが資金を回せないようになった
- サーバー料金が支払われないため、サイトダウンが頻繁
- 賞金の未払いが発生
- 古くなってきたシステムを改修するためのプロジェクトを進めていたが、Global Gaming Leagueがエンジニアに支払いを行なわなかったため本番反映されないままお蔵入り
- 収入を増やすため、若者が多いサイトということでアダルトやポーカー等のギャンブルサイトの広告掲載を行なったが良い結果にはならなかった(イメージの悪化)
- Global Gaming Leagueの社長である Ted Owen 氏に連絡しても、短い返事しか返ってこない。最後に言われたのは「Global Gaming LeagueはClanbaseと関係を解消して運営していく。Clanbaseのスタッフはなぜサイトに投資をしなかったのか?」というもの。
- Clanbseの言い分としては、スタッフはお金には換えられない時間を毎日無報酬でサイトに費やしていた
ということで読んでいて非常に残念な気持ちとなる発表でした。
過去にCounter-Strikeの『GotFrag』やムービーコミュニティ『PldX』なども大手に買収されましたが、結果的に素晴らしかったサービスが停止となりユーザーやファンが悲しむだけだったということがあります。ClanBaseも同様の結果を迎えてしまうことになってしまいました。
久々に大好きな Clanbse EuroCup IIIのムービーを見たいと思います。
BRZRKさん情報提供ありがとうございました。