アメリカを拠点とするeスポーツチーム『Complexity』が、Counter-Strikeシーンからの撤退を発表しました。

『Complexity』Counter-Strikeシーンから撤退について

  • チームの経済状況が厳しく、ティア1チームとして競技していくことを適切にサポートすることができない状態
  • 部門を存続させるため、できるかぎりの手を尽くした
  • 選手やスタッフの今後を考え、区切りをつけ撤退を決断
  • 今後は、経済状況の問題が解決されるまでCounter-Strikeに復帰する計画はなし
  • 選手は「PassionUA」に移籍

チーム創設者でCEOのJason Lake氏は、以前に数十社のスポンサーまわりをしている中で、eスポーツにマーケティング予算を使う企業が少なくなっていることについて言及していました。

Jason Lake氏のメッセージ

みなさんこんにちは。
本日はすこし時間をいただき、テキストではなく動画でみなさんにニュースをお伝えしたいと思います。

本日の発表は、すこし残念な内容となります。
ComplexityはCounter-Strikeから撤退します。
チームと部門は前に進んで行きます。

ご想像通り、私たちにとって非常につらい一日となります。
私たちはCounter-Strikeを本当に愛しています。
だからこそ、撤退について動画で説明させていただきたいと思いました。

ファンのみなさんにはたくさんの質問があると思いますが、撤退の理由はとてもシンプルです。

eスポーツ業界の経済状況は、2023年と2024年はとても好調でした。
2025年は非常にチャレンジングな状況で、正直なところティア1チームを適切にサポートすることができる収益を確保することができませんでした。

部門を継続することは可能でしたが、選手と部門のために正しい判断をしたいと考え、撤退するという決断に至りました。

チームとしては部門を存続させるためにありとあらゆる手段で投資や収益の確保に努めましたが、2025年の経済状況は非常に厳しく、収益も減少している状況です。

今後Counter-Strikeに復帰する予定はあるのかというたくさんの質問があるかと思いますが、経済的な状況が改善されるまで復帰の計画はありません。

このような状況となり、まずファンのみなさんに心から感謝を伝えたいと思います。
Counter-Strike部門、Complexity、ゲーミングファミリーを非常に支えていただきました。
チームのためにプレーしてくれた選手たちにも感謝しています。
共に戦うことができたのは本当に光栄なことでした。

私たちはプロとして成績の浮き沈みや何ヶ月もの海外遠征を共にしていきました。
いつでも懐かしい思い出であり、スタッフやComplexityファミリーに感謝しています。

撤退は簡単な決断ではありませんでした。
全くうれしい日ではありませんが、人生にはこのようなこともあるものです。
Counter-Strike部門に関わっていただいたみなさんに心底感謝しています。
みなさんが次のステップで成功することを心から願っています。

また、ファンのみなさんによるこれまでの応援、温かいメッセージ、直接の交流など、全てに感謝しています。

Counter-Strikeから撤退することは、Complexityのゲーミングファミリーにとって非常につらいことです。
私自身も、とても辛いと感じています。
このようなこともあるものです。

PrizePicks Revival Series」は最後まで実施します。ご安心ください。
Complexityはこれからも可能な限りコミュニティをサポートしていきます。

今回の発表が多くのみなさんにとって失望となることを理解しています。
私自身もそう感じています。

私たちは出来る限りの全てを尽くしてきました。
現在は非常に厳しい経済状況ですが、みなさんの期待にそえない結果となってしまったことについてお詫びします。

みなさんに改めて感謝します。
最後まで動画を見ていただきありがとうございました

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