『Counter-Strike: Global Offensive』公式ブログにて、八百長試合に関与した選手への対応について約1年ぶりに公式なコメントが掲載されました。
八百長関与プレーヤーValveスポンサード大会 永久出場禁止処分
経緯
2015年1~2月にかけて、『Counter-Strike: Global Offensive』シーンで賭けサイトでの報酬獲得を目的とした八百長試合が行なわれたことが発覚し大問題となりました。
Valveはこの件について調査を行なった結果、複数の選手に対しValveがスポンサードする大会に出場を禁止する処分を下しました。
- 元iBUYPOWERメンバーら7名が八百長によりValveスポンサードCS:GO大会へ出場禁止に、メジャー大会も追従 | Negitaku.org e-Sports
- 八百長問題により14選手がValveスポンサード大会、『ESL One Katowice 2015』『ESEA』へ出場禁止に | Negitaku.org e-Sports
この判定に大手の大会運営団体『ESL』や『ESEA』などが追従し、該当の選手達はCS:GOの表舞台から姿をけす結果となっていました。
今後も含め八百長試合に関与する選手はValveスポンサード大会 永久出場禁止処分に
事件から約1年が経とうとし、各チームが2016年のロスターを発表していく中で、該当選手達の処遇に注目が集まっていました。
そして公式ブログにて、下記のように処分に関する発表が行なわれました。
発表内容
- CSのプロフェッショナルシーンは、Valveとコミュニティにとって重要な存在
- CS:GOシーンのスポーツとしての健全性が観客の信頼を集め、何百万ものファンを楽しませ成長してきた
- 高い競技性を継続させるために、その信頼性に疑いを持たれることは許されない
- これまでに出場禁止と発表した選手達は、永久出場禁止処分とする
- 今後、八百長に関与したことが確認された場合も永久出場禁止処分となる
永久出場禁止選手
Kevin “Uzzziii” Vernel
Joey “fxy0” Schlosser
Robin “GMX” Stahmer
Morgan “B1GGY” Madour
Damian “DiAMon” Zarski
Michal “bCK” Lis
Jakub “kub” Pamula
Mateusz “matty” Kolodziejczyk
Michal “michi” Majkowski
Duc “cud” Pham
Casey Foster
Joshua “steel” Nissan
Derek “dboorN” Boorn
Sam “DaZeD” Marine
Braxton “swag” Pierce
Kevin “AZK” Lariviere
「八百長」「ドーピング」は競技スポーツにおいて最も許されない行為であり、非常に厳しい処分が下されます。今回の処分については個人的には妥当な処分であると思いますが、今後のシーンを代表する選手になるであろうと期待が寄せられていた swag選手のように、自分が関与する意図がないにもかかわらず巻き込まれ、その才能を発揮することが出来なくなってしまった選手もいるため、そのあたりはなんとかならないものかという想いもあります。