Steam

ValveのErik Johnson氏がSteamのゲーム内アイテムを使用したギャンブルサイト問題に公式サイトで言及しました。

ValveがSteam APIを利用したギャブルサイトに警告を開始

Steam APIを利用し「CS:GO」や「Dota 2」などのゲーム内アイテムをチップとして試合予想、ミニゲームなどを行ないその結果に応じてアイテムが払い戻されるギャンブルサイトが人気となっています。

Steamには「Steamコミュニティマーケット」というアイテムを取り扱う仕組みがあり、こちらではアイテムごとにレア度や需要に応じて値段が設定されています。ギャンブルサイトでは、その価格を元にアイテムをチップとしてギャンブルを成立させているというわけです。

これらのサイトを通じて、若者がギャンブルにのめり込み高額なお金を使ったり、試合結果予想サイトで勝つためにプロ選手による八百長が行なわれるなど様々な問題が発生。Valveがこのことを放置しているのではないかと問題視されるようになり、今回、ValveのErik Johnson氏がSteam 公式サイトにて現状や今後の対応について言及しました。

投稿の内容

  • Steam Tradingシステムを公開してから、この機能を利用したギャンブルサイトが登場するようになった
  • Valveはこれらのサイトとビジネス的な関わりは無く、収益の分配を得たりしている事実はない
  • Valveはギャンブルサイトを通じて得たアイテムを現金化する方法を提供していない (Steamウォレット内に入ったお金を引き出すことは出来ない)
  • OpenID APIとSteam APIを使ってギャンブルサイトを構築することはSteamのユーザー利用規約に反している
  • Valveはギャンブルサイトにサイトを停止するよう警告を開始している
  • 必要があればさらなる厳格な対応を行なっていく

Valveの警告によって、早速閉鎖を発表したサイトもあります。

CSGODoublers

eスポーツシーンにおいては、さきの八百長の他にも負けチームにベットしたユーザーが選手のSNSやストリーミング配信で罵詈雑言のコメントを浴びせ選手が激怒するといったことも起きています。

問題視されているギャンブルサイトが一掃される結果となるのでしょうか。

情報元