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CS:GOに復帰した韓国CSのレジェンド、MVP PK所属solo選手インタビューの内容を紹介

MVP

2016年6月末、Korea MVPに韓国のレジェンドCSプレーヤー達が加入することが発表され話題となりました。この直後に行なわれたインタビューの内容を紹介していただきました。

MVP PK所属solo選手インタビューの内容を紹介

今回紹介していただいたのは、発表直後に掲載された Korea Keun Chul “solo” Kang選手へのインタビュー記事の内容です。
pineameさんが日本語化してくださったものを、こちらで一部編集した上でご紹介いたします。pineameさんご提供ありがとうございました。

プロゲーマーとして復帰した感想を聞かせてください。

solo: 復帰するとは夢にも思いませんでした。初心に返ってのスタートなので感慨深いです。プレッシャーのある状態でスタートするような気分です。

これまでどのように過ごしていましたか?

solo: 2010年末まではWeMade FOX に所属してプロゲーマーとして活動し、2011年4月に兵役で軍に入隊しました。2013年1月に除隊し、2014年6月から2年間はFPS「Black Squad」の開発会社であるNSスタジオにシステム企画者として勤めました。

初めての社会生活だったので最初は辛かったですが、慣れてからは仕事が楽しかったです。勤務しながら度々「Counter-Strike Online」の大会に出場し、昨年はインドネシアで開催された世界大会で優勝を収めました。

CS:GOはどのくらいプレイしてみましたか?

solo: 手も付けていませんでした。最初に試したときはpingの跳ね上がりがひどくしばらく放置して再度試してみたのですが、ゲーム内で無視されると自尊心のせいで続けるようになり3ヶ月程度趣味でプレイしました。Bum-Ki “peri” Jung はこれから始める段階ですが、これまでの経験もあり実力の伸びが速いです。

下地を作るまでどのくらいかかりそうですか?

solo: 曖昧ですが個人的には3ヶ月程度と目論んでいます。メンバー達はもっと早く仕上げなければと思っていました。本当に熱心に取り組むつもりです。以前は海外のチームと練習できる機会が全くなかったのですが、近頃は練習環境がとても良くなりました。

昔のメンバーとどのようにして再集結したのですか?

solo: Seon Ho “termi” PyeonとMin Seok “zeff” Parkがまた一緒にプレイしようと私を誘い続けました(笑)。最初は絶対にしないと断ったのですが、2ヶ月以上も同じ話を続けてきました。Min Soo “glow” Kimは私が参加すると言ったら付いてきて、Bum-Ki “peri” Jungは4人が参加するなら自分も加わると言いました。安定的な職場に勤めていたので、当初は全く復帰するつもりはありませんでした。

勤めていた職場まで離れましたが、どのようにして心変わりしたのでしょうか?

solo: プロゲーマーを辞めて第2の人生を歩んでいたので、また戻らなければならないのかと悩みが尽きませんでした。周りの多くの方々が助言をしてくれて、今でなければ二度と戻れないと思い、復帰することにしました。後で後悔したくなかったのです。Min Soo “glow” Kimも同じ職場に勤めていましたが合わせて退社しました。

プロゲーマーに対する未練は残っていましたか?

solo: 未練は多かったです。Ninjas in PyjamasのChristopher “GeT_RiGhT” Alesund選手、Patrik “f0rest” Lindberg選手、、Virtus.proのFilip “Neo” Kubski選手、Natus Vincereの選手など、私たちと決勝で会った選手たちは現役でプレーを続けています。以前よりも賞金規模がとても大きくなりました。徴兵さえなければプレーを続けていましたが…残念です。

以前競争していた海外の選手たちと大会で再会したらどうなると思いますか?

solo: 楽しいと思います。会話もたくさんすると思うし、歓迎してくれると思います。

もうすぐ30代ですね。歳をとると反応速度が衰えると信じる方が多いのですが、そのような問題はありますか?

solo: まだそのような問題は全くありません。Seon Ho “termi” Pyeonも反応速度が衰える感覚はないと言っています。35歳を過ぎたら分かりませんが、まだ大丈夫です。以前よりもっと速いような気もします(笑)。

国内よりも海外での反応が熱いですね。

solo: 国内はもちろん、海外でもこんなに反応があるとは思いもしませんでした。Filip “Neo” Kubski (29歳)、Wiktor “TaZ” Wojtas (30歳)選手のように年齢が高いプレーヤーが所属するチームは「おやじチーム」と呼ばれ、私たちもそう言われるのではないかと良い反応は期待していませんでした。「年齢が高いから駄目だろう」という反応が多いと思っていましたが、「本当に帰ってきたのか」みたいなコメントが多かったです。メディアの方々が「王の帰還」という表現を使ってくれたり、HLTV.orgで「レジェンド」という単語が使われていたのはうれしかったです。

1年後はどうなっていると思いますか?

solo: メジャー大会で韓国のファンが応援してくれる程度にはならなければと思っています。以前は海外の大会に招待されても費用がなく参加できなかった事が多かったのですが、最近は大会側で経費を用意してくれると聞いています。とても環境がよくなりました。

ハンデが大きいと思いますがいかがですか?

solo: 頑張るしか方法はありません。努力は必ず報われます。

WeMade FOX 時代一緒に過ごしたKim Kwang bok監督と再会しました。

solo: いつかは再会すると思っていました。当時は選手とコーチの関係で、私が2009年にゲームを辞めて兵役に就こうか悩んでいた時にと助言を求めて、当時にも良いお話をたくさんしていただきました。
WeMade FOX ではそれほど長い時間を共にすることができませんでしたが、今回またお会いして仲良くしていただきました。ジョークも交えて話をしたり(笑)。お互いによく知っている関係なので、知らない人が監督であるよりもよかったです。

7月上旬にTwitchで開催されるVSLには出場しますか。

solo: 当分の間は大会に出場する計画はありません。実力が整ってから出る予定です。MVP Projectに勝てるくらいにはならないと出場は難しいと思います。

MVP Projectメンバー達の反応はどうでしたか?

solo: 本音は分かりませんが、みんな歓迎してくれました。特にHyung Ju “Sound” Nam選手がとても喜んでいました。皆いい子です。私たちはゲーム内の知識を教わらなければならなく、逆に経験とノウハウを伝授しなければなりません。お互いにシナジー効果が作用してうまくいくのではないかと思っています。

最後に覚悟の一言をお願いします。

solo: 復帰を歓迎してくださっている多くの方々に感謝の言葉を伝えます。また、よい条件下でゲームをさせてくれるYoonSang Choi総監督とMVP 関係者の方々にも感謝しています。前のメンバーとまた活動することができてとても幸せです。

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この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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