『公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)』の2016年度第11回理事会が開催され、『eスポーツ』のサッカー競技事業が承認されたことが明らかになりました。
日本サッカー協会がeスポーツのサッカー競技事業を創設へ
この理事会に関する報告および関連資料がJFAの公式サイトに掲載されています。
『eスポーツ』に関する部分は下記より確認することが出来ます。
事業創設の提案内容資料
5 e サッカー事業創設 提案の件
コンピュータゲームによるスポーツ(e スポーツ)の世界的な普及と、近年の急激な発展及びFIFA 公式大会創設以来 12 年の実績を踏まえ、e スポーツのサッカー競技(e サッカー)事業を創設することに取り組みたい。
なお、本理事会承認後に、正式に競技会の開催の準備に入り、事業予算、大会要項、選手登録、チーム編成強化などについて適宜報告したい。
承認の報告
そのほか、eスポーツのサッカー競技(eサッカー)事業の創設に向けて準備を進めていくことも承認されました。
「eスポーツ(Electronic Sports)」とは、コンピュータゲームやビデオゲームで行われる競技のことで、近年、世界的な広がりを見せています。FIFA(国際サッカー連盟)も2004年から毎年、FIFAインタラクティブワールドカップと称した世界大会を開催。アジアでも2007年から「アジアインドアゲームズ」(主催:アジアオリンピック評議会)の正式種目になっています。
世界では2016年に入り、多くの有名クラブチームがeスポーツ選手との契約を発表しています。
例
- オランダのプロサッカーチームAFC Ajaxがeスポーツに参入、FIFAシリーズのデンマーク王者Koen Weijland選手と契約
- Fnatic LoLチームのYellOwStaR選手が現役引退、プロサッカーチーム「パリ・サンジェルマン」が設立したeスポーツチームの責任者に就任
- ドイツのプロサッカーチーム「FC Shalke04」がLoLプロチーム「Elements」を獲得し『EU LCS』に参戦
- プロサッカーチーム「Valencia CF」がeスポーツチームを設立、活動タイトルは「Hearthstone」と「Rocket League」
日本でも、東京ヴェルディがこの流れに追従し、国内の他チームに先駆けて2016年9月にeスポーツへの参入を発表しました。東京ヴェルディを含む6チームが出場する『日本eスポーツリーグ』が今月の11月26日(土)より開幕となり、同リーグの競技タイトルにはサッカーゲーム『FIFA 17』が採用されています。
今後はJリーグに出場する国内プロチーム内にeスポーツ部門が設立されていくことになる可能性が高そうです。