Blizzard Entertainment が主催する『Overwatch』公式リーグ『Overwatch League』の選手契約交渉が2017年8月1日よりスタートすることが発表されました。
『Overwatch League』の選手契約が2017年8月1日よりスタート
『Overwatch League』のシーズン1は、世界各国の都市を拠点とする7つのプロチームが出場し、賞金総額350万ドル・優勝賞金100万ドルで実施されます。
出場チーム・オーナー
Boston – Robert Kraft氏 (The Kraft Group、ニューイングランド・ペイトリオッツ CEO)
Los Angeles – Noah Whinston氏 (プロゲームチームImmortals CEO)
Miami-Orlando – Ben Spoont 氏 (プロゲームチームMisfits 創設者・CEO)
New York City – Jeff Wilpo氏 (Sterling.VC創設者、ニューヨークメッツ COO)
San Francisco – Andy Miller氏 (プロゲームチームNRG Esports 創設者・チェアマン)
Seoul – Kevin Chou氏 (Kabam創設者)
Shanghai – IT企業NetEase
今回、この7チームに所属する選手の契約に関する情報が明らかにされました。
契約情報
- 契約交渉期間: 2017年8月1日~10月30日
- 1チームに所属可能な選手数: 6~12名
- 選手年俸: 年間5万ドル以上を保証 (約557万円, $1=111.57円)
- 所属チームと選手は1年契約。選手は1年間の契約更新オプションを持つ。
- 所属チームが健康保険、退職金のプランを選手に提供予定
- プレーオフや他リーグの賞金など、チーム成績に応じた収入の50%以上を所属チームから選手に配分
- 出身地による所属チームの制限なし
- リーグの設定基準以上の住居・練習場を所属チームが提供
選手は「Overwatch League Player Agreement」に基づいた契約をチームと締結し、『Overwatch League』に承認を得ることで正式な出場選手として認められるようになります。
『Overwatch League』と同じく地域フランチャイズ制を採用して2008年に開催された『Championship Gaming Series』の選手サラリーは年間2万~3.1万ドルでした。比べる時期が古すぎるかもしれませんが、約9年ほどでゲーマーの金銭的評価が倍近くなっていると見ることができる一例といえるのではないでしょうか。
『Overwatch League』の開幕は2017年末が予定されています。
選手は契約条件が合えばどのチームにでも加入できるルールなので、日本のプレーヤーが『Overwatch League』に出場するという可能性はゼロではありません。