サイトの左メニューにリンクしてある、
ダンジョンズ&ドリーマーズ』を読んだ。

この本は、ウルティマシーリズの作者である
リチャード・ギャリオットを物語の中心として、
オンラインゲームコミュニティが創造されていく
過程がまとめられた本である。

正直なところ、リチャード・ギャリオットが話の中心なため、
前半はそれほどおもしろいとも思わず読みすすめていた。
ウルティマが生まれるまでの歴史には興味のカケラもなかったからだ。

しかし、中盤に差し掛かると一気に話に引き込まれた。
以下のような内容なのだから、のめりこまないわけがない。

  • id Software、DOOM、QUAKEの誕生・開発にまつわる物語
  • 天才プログラマー、ジョン・カーマックの人生
  • ThreshがQuakeチャンピオンになるまでの過程
  • 後に世界一のオンラインゲームとなるCounter-Strike開発の話
  • SKをプロゲーマーチームにしたbdsの紹介(短かったけど)
  • CPLがゲーマーに認められ成功をおさめるまでの道のり

    他にもオンラインゲームをしているプレーヤー、
    たとえばFPSゲーマー、MMOプレーヤーに関わらず、
    楽しく読むことが出来るに違いない物語がたくさん掲載されている。
    (UO、Ever Quest、DAoC、Lenegeなど)

    個人的に、最も興味深かったのは、自分がしらないDOOM、QUAKE時代の話だった。
    こんなサイトをやっている関係で近年のFPSの歴史についてはそこそこ詳しいが、
    昔のことはまったく知らなかったからだ。

    この本は自分にとって歴史書のようなものだと思う。
    知らなかった知識が補完され、現在と過去の歴史が繋がった気がする。

    FPSをプレーしている人は、是非とも一度読んでみると良いと思う。
    このサイトを見に来ているQ3やCSをやっている人は絶対に楽しめるはず。

    そして、アマゾンへリンクッ!

    参考 : ダンジョンズ&ドリーマーズ(amazon)