Dota 2メジャー大会『The Chongqing Major』の南米予選で優勝した test 123が、地域制限のルールに違反していることを理由に失格処分となりました。
「test 123」が地域制限のルール違反で失格処分に
test 123は、5名のうち4名がアメリカ人、1人がブラジル人で構成されたチームです。
test 123
Ritsu
CCnC
Liposa
FLee
Kitrak
同チームは約2週間南米に滞在して予選に出場し、予選グループを1位通過、プレーオフのUpper Bracketファイナルで PaiN Gaming を下し、本戦の出場権を獲得していましたが、出場対象エリア外のチームが一時的な滞在で予選に参加することはリージョン分けを行なっている意図に反するとして失格処分、本戦出場権も剥奪となりました。
これにより、2位の paiN Gaming、3位の
Thunder Predatorが繰り上げで本戦出場権を獲得しています。
Valveの公式説明
- 3ヶ月前にPain Xから「南米予選のために一時的に現地滞在して出場することは可能か」という質問を受けた
- 地域予選を設けている理由は、各エリアの競争力と成長を促進し、各地域からの代表チームを世界大会に送り出すことを目的としているため。
- これに反する行為は、地域全体の成長に悪影響を及ぼす。対象エリアに住んでいるチームは、様々なチームと練習や試合をすることでファンも含めたそのエリア全体を成長させる
- このように地域予選の目的を説明すると共に、そこで勝ったとしても南米のファンは地域の代表とは思わないと諭したが理解を得られなかった
- 結果として今回は出場状況を調査・確認して失格処分とした
- このように、自分達が有利となるようにルールを悪用するチームは失格処分となる可能性がある
- 正式に活動地域を完全に移動させたいという希望がある場合は、明確な理由と共に申請を行なうこと
Valveの言い分はすごく正しいものですが、出場の可否について聞かれた時点で明確に「No」と回答すればこのようなこともなかったのではないかと思わされる部分もあります。