『ZOWIE』のゲーミングデバイス製品開発者・Xanver氏や創設メンバーが退職を発表

『ZOWIE』ゲーミングデバイスの開発者であるXanver氏、創設メンバーの1人であるEthan氏が、ブランドを去る事になったと発表しました。

『ZOWIE』のゲーミングデバイス製品開発者・Xanver氏らが退社

Xanver氏は、現在eスポーツにおける定番となっている『ZOWIE』ゲーミングマウス・モニタなどを含む製品群を創業者・Vincent Tang氏と共に手がけてきた開発者です。

Vincent氏は2015年に『ZOWIE』ブランドをBenQに売却し、その後も『ZOWIE』に関わっていましたが2019年6月末に退任。そして今回、製品開発・マーケティングを手がけたXanver氏、同じくマーケティングを担当し、製品体験会『ZOWIE Experience Tour Tokyo』実施や国内CS:GO大会への賞品提供などを含め様々な日本コミュニティサポートをしてくれたEthan氏が退職となりました。

当サイトで紹介しているXanver氏による動画シリーズ『eSports Xanver』は、今後も個人の活動として継続していくとのことでした。

Xanver氏のコメント

12年間働いた『ZOWIE』から正式に退職しました。すぐに新たなビジネスをスタートする予定です。『ZOWIE』に参加出来たのは非常に幸運だと思っています。自分を支えてくれた全ての友人達に感謝します。

これまでの20年間、eスポーツ業界にフォーカスし、選手、チームマネージャー、コメンテーター、製品開発、マーケティングを担当として活動してきました。eスポーツ選手だったのだからeスポーツブランドの仕事に就くのは簡単だろうと思われるかもしれませんが、それは自分にとって困難な挑戦でした。仕事を始めた頃、eスポーツは未知の小さな市場で、仕事は多くありませんでした。eスポーツ選手と共に取り組みする方法を知り、ブランドビジネスにおいて引退した選手を雇おうと考える会社はありませんでした。

2006年、ZOWIE創設者であるVincentさんのチームに参加しました。Vincentさんの指導により、Counter-Strikeプレーヤーとしてのスキル・能力を製品開発・マーケティングにまで活かせるようになりました。

Vincentさんがシンプルでクリーンな環境を提供してくれて、各プロジェクトに集中する方法を学ぶことが出来ました。そして、ミスをさせてくれました。いつもキーボードの前に座り、午後はほとんど言葉を発せず、目標もわからないまま報告をしたり、愚かなミスで会社に損害を与えました。自分はブランドビジネスにおいては勝者でなく、スタートラインでは敗者だったかもしれません。しかし、全ての失敗から学び、ミスをしないよう努力しました。

最も重要なのは、自分がミスしてしまった時にチームが責任を分担してくれたことです。その全面的なサポートのおかげで、安心して仕事に取り組むことが出来ました。

ある程度の期間働いた後に、同じバックグラウンドを持つ人たちに仕事を提供することを始め、自分のチームや他社に加わる手助けをしてきましたが、それはまだ十分ではないとわかりました。これが、ZOWIEを辞める理由です。自分と同じようにシンプルかつクリーンな環境で学び、より責任を持った仕事が出来る環境を提供出来ればと思っています。

時間は誰にとっても限られたもので、自身の情熱を正しい方法で投資したいと思います。10年以上共に働き、深い友情を共有し、未来について同じ理解とアイデアを持つ古くからのパートナーたちと新たなビジネスを立ちあげます。これらのシンプルな要素は、目標に完全集中する事を手助けしてくれます。

ずっとサポートしてくれた友人、私たちのデザイン哲学を好んでくれるゲーマーや選手たちに感謝します。HeatoN、SpawN、Neoたちと共に働く事が出来たのは光栄で、彼らがこれまでの開発経験を素晴らしいものにしてくれました。

Ethan氏のツイート

2人のコメントから、Vincent氏が手がける新たなプロジェクトに参加することになるだろうと思われます。

個人的に気になるのは、中心的だった創設メンバーたちが去った後、『ZOWIE』製品はその哲学が維持されていくのかという点です。

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