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『Evil Geniuses』がDota 2部門の放出を発表、創設者・元CEOのAlex氏が長年続く名門チームブランドと歴史の軽視に怒り

『Evil Geniuses』がDota2部門メンバーの放出を発表しました。

『Evil Geniuses』がDota2部門メンバー放出

『Evil Geniuses』は、これまで11回開催された公式世界大会に初年度2011年を除いた10回出場し、2015年世界王者、3位3回(2014、2016、2018)という実績を持つ名門チームです(※チーム自体の創設は1999年)。

チームが2023年シーズンにどのような形で取り組むかはわかりませんが、2022年世界大会でベスト12となった現行メンバーとコーチを放出するという判断を下しました。

チーム創設者Alex氏 ブランドと歴史の軽視に怒り

『Evil Geniuses』の創設者で元CEOのAlex Garfield氏は、本件について合計16個のスレッドツイートと、Mediumへの記事投稿を行なっています。チームが過去にロゴを変更したことなども含め、これまでの歴史を否定する判断について理解出来ないという趣旨の内容になっています。

※Alex Garfield氏は下記のような経緯によって現在は『Evil Geniuses』の経営に関与していません

「Evil Geniuses Dota 2部門放出のニュースは非常に残念です。EvilGeniusesは北米のDota 2シーンにおいて長期に渡って看板的な存在です。Dota 2部門はその歴史とチームをつなぐ最後のピースでした。このことについてMediumに自分の考えを書きましたのでぜひ読んでいただきたいと思います。」

Alex氏のMedium投稿

多くのみなさんが考えていることに言及し、疑問に思っている事について質問してみたいと思います。

なぜ?

言いたいことがあります。そうしなければならないのです。それは、Evil Geniusesが最も象徴的なDota 2部門と選手を放出したという、本日の発表についてだけではありません。Dota 2部門と選手達はEvil Geniusesブランドが受け継ぐもの(レガシー)・歴史と同義であり、長年に渡ってチームと共に存在してきました。

Dota 2部門はEvil Geniusesのすべてと言っても良いでしょうか。

3年前、チーム運営組織が象徴的なロゴと20年近く続いたブランドマークを廃止した時、多くのファンの方と同じように反応し、腹を立てました。そして多くのコミュニティがそうであったように、その変更は正当化されました。約20年かかってレガシーを築いてきた象徴的なブランドマークを捨てるという決断は理解不能でした。

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運営組織はすぐに新ロゴを撤回し、以前のロゴに似せたものを作り直しました。個人的な意見だとあまり良くないロゴだと思います。より重要な事として、変化のための変化と感じただけでした。

懐古主義者と呼んでいただいても結構です。もしかすると、自分は昔のEvil Geniusesに執着しているだけなのかもしれません。しかし、そうは思いません。Evil Geniusesが自分の気持ちの中の特別な場所を占めていてたり、特別な思い出を持つ立場であることは間違いありません。しかし、このMediumで私が言及しているような感情や気持ちになるのは、そのようなことだけが理由ではないと思うのです。

Nicole 氏(※CEO)や現在のEvi Geniuses経営陣を軽んじているつもりはありませんが、様々な決定について理解出来ません。この数年、ロゴが再リリースされた際などにはその決定について前向きに支持するツイートをしていましたが(ツイートを頻繁に整理してきたので、その投稿は消えてしまっています)、正直なところ本気でそう思っていたわけではありませんでした。架け橋になろうというつもりだったのですが、それは間違いでした。

正直なところ、新ロゴは最悪です。あれは変化のための変化であり、物事を変える正しい理由ではありません。

繰り返しますが、現在の経営陣が成し遂げてきた注目すべき成果を軽視しているのではありません。Evil Geniusesは今年のLCSで大成功を収めましたし、VALORANTで2023年のパートナーチーム枠を確保したことは賞賛に値します。しかし、それは自分たちの歴史を覆い隠してしまう言い訳にはなりません。

Dota 2部門放出の発表は、それ自体が悲しいということだけでなく、自分たちの歴史を消し去ろうと躍起になっているレガシーブランドの破滅を決定づけるものに思えてなりません。

改めて「なぜ?」と問いたいと思います。何のメリットがあるのでしょうか?

Evil Geniusesはもう自分のチームではない、それは確かです。しかし、今回の発表は昔のEvil Geniuses(こう呼ぶのが良いのか悪いのか、どう呼んでも良いと思いますが、明らかに昔と同じではない)の伝統を思い出させるものを棺桶に入れて最後の釘を打ったようなものです。本当に歴史を消し去る必要があるのでしょうか?

もっと良い別れの形があるはずです。これは本当のお別れです。私たちが知るEvil Geniuses Dota 2部門との別れではなく、これまでのEvil Geniusesを思い出させてくれる最後のピースとのお別れなのです。

Evil Geniusesのレガシーを今よりも良い形で尊重する方法があるはずです。コミュニティを通じてなのか、元スタッフや選手によってなのか、新たな経営陣がそうするのかはわかりませんが、その方法を見つけることが出来ることを願っています。

心から、本当に。

Alex Garfield
元Evil Geniuses・CEO

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。CS:GO、Dota 2が大好きです。 ラーメン、ランニング(60km完走)、カメラが趣味です。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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