『ESL』が、今後のCounter-Strike大型大会においてショーマッチを廃止し3位決定戦を実施する方針を発表しました。
3位決定戦実施、ショーマッチ廃止について
前提
- 現在のCounter-Strike競技シーンは、Valveの公式ランキングを中心に動いている
- ランキング上位のチームは大型大会に招待出場できるなどの優遇がある
- ランキングは、獲得賞金などを含む複数の要素を元に算出される
- これまでは3位決定戦がなくショーマッチを実施していた
- そのため、3位と4位の区別はなく2チームの獲得賞金額は同額だった
3位決定戦の実施による影響
- 今後は、ショーマッチを廃止し3位決定戦が行なわれる
- 3位決定戦により3位、4位の順位が決定される
- 3位は4位よりも賞金が多いため、順位が大会法がランキング計算時に有利となる
ランキングは、公式世界大会に相当するメジャー大会の出場チーム決定にも大きな影響を持ちます。
ESLは主要な大型大会を開催しており、今回の変更は競技シーンにとって重要な決定となります。
ESLの発表
With the continued evolution of the competitive landscape and teams vying for points counting towards their Valve Regional Standings we're today adding third-place decider matches to previously announced tournaments starting at #ESLProLeague Season 22. pic.twitter.com/tEgi3lKGXi
— ESL Counter-Strike (@ESLCS) July 1, 2025
競技シーンが継続的に進化し、次期メジャー大会の出場チームを決定するValve Regional Standingsのポイント獲得争いが激化する中、ESLは今後実施する大会において3位決定戦を導入します。
『ESL Pro League Season 22』『IEM Chengdu 2025』『IEM Kraków 2026』に関する追加情報は発表済みとなっていますが、この3大会全てにおいてBest of 3形式の3位決定戦を実施することになります。
『ESL Pro League Season 22』以降、全てのティア1大会およびワイルドカードトーナメントにおいて、日曜日のグランドファイナル前に3位決定戦を開催します。
この決定により、オンラインや会場で観戦するファンのみなさんは、日曜日に2試合のトーナメントマッチをお楽しみいただくことが出来るようになります。
これに伴い、グランドファイナル前のショーマッチは廃止となります。