左からnocries、HenryG、Hugo

オフライン検証でチーター疑惑を払拭し注目を集める北米No.1「nocries」が、『ESL Pro League Season 22』配信中に登場、独占インタビューに応じています。

その内容について紹介します。

動画該当パート

FACEIT本社でのオフライン検証

―― Hugo:まず最初に、プレー検証のためFACEIT本社でプレーされました。いかがでしたか?

nocries
とても良かったです。
FACEIT本社は素晴しかったです。
スタッフのみなさんにもよくしていただき、楽しむことができました。

―― Hugo:緊張しましたか?FACEIT本社でのプレー内容についてはどう感じていますか?

nocries
緊張しましたが、良いプレーができたと思います。
自宅でプレーするよりも良い試合になりました。

学校で学んでいること

―― Hugo:アメリカに滞在してどのくらいになりますか?大学に通っていると聞きましたが、何を学んでいるのでしょうか?

nocries
アメリカには1年ほど滞在していて、ITを専攻しています。

―― Hugo:2025年6月頃から北米のFACEITでプレーを始めて、リーダーボードのトップ、そしてELO 4,000まで登り詰めました。Dust 2でのクレイジーなゲームはSNSでも話題になりました。たくさんの人があなたについて話題にしていることについては驚いていますか?

nocries
驚きです。
自分の目標は北米FACEITで1位を取ることでした。
達成できてとてもうれしいです。

FACEIT アメリカとヨーロッパの違い

―― HenryG:ヨーロッパでプレーしていた時のELOは2,500くらいでした。アメリカでは4,000を超えています。ヨーロッパの方がレベルが高いから、アメリカだとELOを上げやすいという感じですか?ヨーロッパとアメリカで大きなスキル差があると感じますか?

nocries
あまりよくわかりません。
1つ言えるのは、アメリカに来てpingがかなり低くなりました。
ヨーロッパの時よりも100くらい低いので、それがアドバンテージになっていると思います。

今後の目標

―― Hugo:北米FACEIT 1位の目標は達成しました。新しい目標はありますか?プロになりたいと考えているでしょうか。プロとしても通用すると思いますか?

nocries
プロレベルでプレーするには経験が不足していると思います。
いまは練習を続けていて、HLTV.orgの年間最優秀選手(1位)に選出されることです。

大会出場経験

―― HenryG:ものすごい目標だ。チームとしてプレーした経験はないのですか?友達とオンライン大会に出たことはありますか?FACEITだけプレーしていたのでしょうか?

nocries
はい、その通りです。
地元で行なわれた学校対抗1vs1大会に出たことがあるだけです。

―― HenryG:大会に出なかったのはなぜですか?興味や機会がなかったのでしょうか?

nocries
大会に出ることを重要視していませんでした。
実生活や学校の試験に時間を使っていたので、競技としてはプレーしていませんでした。

1日に何時間もCounter-Strikeをプレーしている理由

―― HenryG:いまは大きな注目を集めています。学業に引き続き取り組みますか?それともCounter-Strikeの競技に挑戦するつもりはありますか?

nocries
いまはCounter-Strikeにフォーカスしています。
どうなるかは、これから次第です。

―― Hugo:すでにかなりCounter-Strikeにフォーカスしている状態にも見えます。1日10試合くらいやっている時もありますし、ここ数ヶ月もかなりプレーしています。どうやって勉強する時間を確保しているのですか?日々のスケジュールは?

nocries
夏休みでCounter-Strikeをプレーする時間がたくさんありました。
このチャンスを逃す手はないということで、たっぷりプレーしました。
Counter-Strikeは一番大好きなゲームなんです。

プロ選手との交流

―― Hugo:僕もCounter-Strikeが大好きですよ。この前、HOTUのfrontales選手とヨーロッパのFACEITでプレーしていましたね。プロ選手との交流はありますか?連絡のやりとりをしていたりしますか?

nocries
あります。何人かのプロ選手が連絡をくれました。
とても楽しい会話でした。
今は、frontales選手とHOTUを応援しています。

プロチームからのオファー

―― HenryG:プロチームやアカデミーから連絡をもらったり契約のオファーはありましたか?

nocries
数チームから連絡をいただきました

―― Hugo:時間をかけてオファーを検討しているのですか?テストやスクリムに参加する予定はありますか?オファーについてどう考えているのでしょうか?

nocries
プロレベルでプレーするには、もっと練習が必要だと思っています。
練習して上達したいですね。

自分をチーターと言う人へ

―― HenryG:難しい質問かもしれませんが、あなたをチーターだと言っている人たちに何を伝えたいですか?

nocries
チートを使っていないことは自分が一番良くわかっています。
チーターだという言葉は、モチベーションを高めてくれます。

現在と過去のSteamアカウント

―― Hugo:新しいSteamアカウントを使っているという説明がありました。以前のアカウントはどうしたのですか?ヨーロッパとかシベリアに住んでいた頃に作ったものと聞きました

nocries
当時は12~13歳でCounter-Strikeを買うお金がありませんでした。
8~9ドルでしたが、当時の自分にとっては大金でした。
そこで、友達のSteamアカウントでプレーしていました。
いま使っているSteamアカウントは新しいものだけで、約6,000時間プレーしています。

―― Hugo:以前は友達とアカウント共有してプレーしていたんですね

nocries
はい。友達や家族と共有してプレーしていました。

―― Hugo:プレーしたいチームや選手はいますか?尊敬しているプレイヤーは?

nocries
ロシア語を話せる選手たちだとプレーしやすいです。
英語でもまったく問題ありません。

プレーするならアメリカ?ヨーロッパ?

―― HenryG:アメリカコミュニティは、あなたをアメリカリージョンのプレイヤーとして認識しています。プレーするならアメリカとヨーロッパどちらが良いですか?

nocries
いまはアメリカの学校に通っているので、アメリカでプレーすると思います。
まだどうなるかはわからなくて、オファー次第です。

―― Hugo:ヨーロッパではELO 2,500、アメリカだと4,000に到達しました。最近、アメリカからping100でヨーロッパのFACEITをプレーしていましたが、プレースタイルやレベルに違いは感じましたか?

nocries
ping100でヨーロッパFACEITをプレーした時は少し簡単な感じがしました。
ただ、ほとんど同じだと思います。違うのはpingの値くらいです。

―― Hugo:ヨーロッパは、チームプレーやフラッシュが上手い感じはありませんか?アメリカFACEITでプレーしたデモをいくつか見ました。ハイレベルな試合ですが、チーム連携は少なく個人技で勝っている場面が多く感じました。ヨーロッパでは連携しているように見えたのですがどうでしょうか?

nocries
特に違いは感じませんでした。
アメリカでは自分のELOが4,000と高いので、2,000くらいのチームメイトとプレーすることがあります。
連携が良くないように見えたのはそのせいかもしれません。

関連記事