GDEXさんに『Steel Sound 5H (USBなし)』のサンプル製品をレビュー用としてお借りできたので6日間ほど使用してみた。
レビューなんて読んでられない!という人のために先に結論を書いてしまうと、この製品はお世辞抜きに『買い』な製品だと思う。
『Steel Sound 5H』はヨーロッパを代表するプロフェッショナルゲーマー、HeatoN(NiP)とwhiMp(SK-Gaming)が開発に協力し、ゲームに最適化した最高のパフォーマンスを提供するという、『Professional Gaming Headset』の名に恥じない一品。
海外サイトの紹介文をみた時は「誇大広告じゃないの」と思ったけど、実際に自分で紹介文を書いてみるとよくわかるが、いくらでも褒められる。がんばって短所も探したいところ。基本的にはCSをメインに書いていくことに。
製品写真
使用環境
レビュー時
- サウンドカード : Diamond Monster Sound MX300
- ヘッドフォン : Steel Sound 5H (USBなし)
レビュー前
- サウンドカード : Diamond Monster Sound MX300
- ヘッドフォン : SONY MDR-CD900ST
- マイク : audio-technica AT810F
使用用途
- Counter-Strikeデモファイル鑑賞(POVを約10個)
- Counter-Strikeゲームプレー(クランマッチ、パブリックサーバー) 約10試合(パブリックは1マップ=1試合で換算)
- Quake3 Arenaデモファイル鑑賞(1vs1を約5個)
- 音楽鑑賞(MP3再生)
製品スペック
ヘッドフォン
- 再生周波数帯域 : 16 – 28.000Hz
- インピーダンス: 32 Ohm
- SPL@1kHz, 1Vrms: 110dB
- ケーブル長: 1 + 2 = 3m
マイク
- 再生周波数帯域 : 75 – 16.000Hz
- ピックアップパターン: Uni-directional
- 感度: -38 dB
- インピーダンス: 2K Ohm
インプレッション
使いながら書き記していたメモよりインプレッションを箇条書きに。
- 音に空間を感じる。仲間や敵の「位置」「角度」「高さ」を音からイメージできる。
- 上記の音を聞き取れることから、頭の中でマップ配置図を非常に描きやすい。
- デモ(主にKeNNyさんのPOVを鑑賞した)を見ていると、上級者プレーヤーが音で判断した行動がわかる(気がするのかもしれないが…)
主に上記が印象的だった。MDR-CD900STもプロのミュージシャンなどがスタジオで使用するヘッドホンなので決して悪いものではないはずなのだけど、それ以上に音からプレーがよくわかる。ゲームに最適化されたヘッドホンという売り文句は伊達ではない印象。
自分のような一般プレーヤーでもここまでよく聞こえるのだから、上級者が使ったらよりよい効果を得ることができるのではないだろうか。
装着感
アームを支点にアジャスターが伸縮し、イヤーパッド部分を自分の耳に適切にあわせることができる。調整幅は約5センチくらい。よほど頭が大きい人でない限り、この幅で収まると思われる。
イヤーパッドの装着感は通常使っているSONYのMD-R CD900STに比べるとかなりの密着感があり、外部からの音が遮断される感じだ。密着間はあるものの、1時間ほど試合をしても耳は痛くならなかった。
マイク
いつもはヘッドフォン+ハンズフリーマイクなので、ヘッドセットだとマイクがあるのかわからず不安になった。
マイクは視界に入らないところについており、伸縮が自在で形も自由に変えられるので自分の口元に合わせた位置に調整可能。
音質はなかなかよいようで、クラン戦でチームメイトに聞いてみたところ、いつもより(audio-technica AT810F使用時)聞き取りやすかったとのこと。
ヘッドセットについているコントローラで「low」「hi」を選ぶことによりマイクの音の大きさを変更することができるのも何気に便利。
音楽鑑賞
正直なところ、決定的な音質の違いがわかるほどあまり良い耳ではないので、音楽的なうまい文章を書くのは難しいところだが、音楽鑑賞用としても問題なく使えると思う。マイクを収納してしまえば普通のヘッドホンと同じような形状になる(製品写真の項目参照)。
短所
良い事を書いてばかりでは胡散臭さ100%なので短所も書きたいところなのだけど、なかなかみつからない…というのが正直なところ。
あえて価格を短所としてあげたいところだが、自分的には現在使っているヘッドフォンとマイクの合計価格26,355円(18,900円+7,455円)に引けをとらないものだったので短所としてあげるには微妙だ…。短所については使用した人にコメントやトラックバックで補足してもらうのが一番よさそうだ。
まとめ
最初に書いたように、現在よほど良い製品を使っている人以外は買って損することはないと思う。現在、1万円以下のヘッドホンを使っている人、スピーカーでゲームをしている人、ヘッドセットを新調しようと思っている人にオススメ。長い期間使えるものなので、日割り計算すれば十分に元を取れるだろう。現在、予約している人は安心して製品の到着を待っていて問題ないはず!
USBについては検証できなかったので、製品を購入した方はコメントやトラックバックなどでフィードバックしてもらえるとありがたき幸せ。
- 価格 :
- 性能 :
- 使いやすさ :
- オススメ度 :
製品購入
今回レビューしたSteelpad Soundシリーズは『GDEX』にて販売中。