『Cyberathlete Professional League (CPL)』が、PCとコンソールの両方に対応したオリジナルのマルチプレーヤーゲームを開発する『Severity』というプロジェクトについて発表を行いました。
発表によると、『Severity』は1vs1やチーム戦のモードを備えるfirst person shooter(FPS)で、カジュアルゲーマーからプロゲーマーまでプレー可能な内容になるとのこと。もちろん、オンラインやLANでの対戦も可能で、デフォルトで観戦機能、トーナメントモード、戦績統計機能などが実装される予定です。
『Severity』には、QuakeやDOOMシリーズでおなじみのid Softwareのテクノロジーが採用されるとのこと。id Software社が開発を担当するとは書かれていないので、おそらく同社のエンジンを使って開発が進められるのだと思います。
CPLのサイトにて公開されているジョン・ロメロのムービーによると、「『Severity』は『究極のFPS(The ultimate FPS for team and solo)』になる」とのことで、このタイトルはCPLにて採用されるそうです。
このエントリを書いていて、数年前にgoodplayer.jpの犬飼さんが「Quake3にしてもCounter-Strikeにしても、あれはシステム・ルール的にe-Sports専用のゲームというわけではない。今後はe-Sportsで使うためのゲームタイトルが必要になると思う(※記憶を呼び覚まして書いているので、このまま犬飼さんが発言していたわけではありません)」という趣旨の話をしていたことを思い出しました。CPLが自身のイベントで採用するために開発するという『Severity』は、まさにその「e-Sportsのためのゲームタイトル」になりそうです。
CPLは2007年内にテスト版をリリースすることを目標としているそうです。
『Severity』の公式ページが公開されていますが、現在はタイトルロゴのみが表示されています。