国際オリンピック委員会、「eスポーツ」のオリンピックメダル種目採用は時期尚早と判断、2024年パリ五輪も見合わせの見通し

2018年12月8日にスイスのローザンヌで開催された第7回オリンピックサミットにて、「eスポーツ」のオリンピックメダル種目採用に関する議論は時期尚早との判断が下されました

一部ゲームはオリンピックの価値観に適合しない

公式サイトに掲載された報告によると、サミットでは「The approach of the Olympic Movement to esports/egames(esports/egamesに対するオリンピック・ムーブメントのアプローチ)」との議題で議論が実施されました。

「オリンピック・ムーブメント」とは、「国際オリンピック委員会」(IOC)が掲げる理念を理解しその活動を世界に広めていく運動のことです。

議論の結果、IOCは下記のような理由を元に「esports/egames」はオリンピック種目のメダルイベントとして採用を議論することは時期尚早であるとし、オリンピック・ムーブメントに基づくイベントの主催者に対してこの原則を尊重するようアドバイスしました。

  • オリンピックの価値観に適合しないゲームに対する協力は行なわない
  • 特定ゲームの人気上昇、拡張現実、仮想現実の急速な発展により(eスポーツ)業界は急速に発展している
  • 業界は商業業者による激しい競争背景があり、本質的に断片化している。
  • 業界は商業ベースで展開されているが、スポーツのムーブメントは価値がベースである

一方、上記にある不確実性は「esports simulation games」(eスポーツシミュレーションゲーム)には適用されないとし、こちらへの協力促進やバーチャル版スポーツの潜在的なメリットについて可能性を探ることを奨励するとしています。文脈的に「esports simulation games」=「スポーツをテーマにしたeスポーツゲーム」ということになるでしょうか。

報告書内には記載が見当たりませんでしたが、共同通信には以下のような記載がありました。

2024年パリ五輪組織委員会のエスタンゲ会長は同五輪の追加種目に提案しない見通しを明らかにしている。国際競技連盟(IF)には相乗効果を模索するよう推奨する。

2024年大会以降の「オリンピック」において採用の可能性があるのは、いまのところ「スポーツ」ジャンルゲームによるeスポーツ競技になります。採用されるかもしれないのは2028年大会以降になるので、いまから10年後の話になってしまいます。

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