『League of Legends』のRiot Gamesが「FPS」「格闘」「デジタルカード」ゲームを開発中、各ジャンルのesports人口拡大に期待

『Riot Games』が、『League of Legends』10周年に合わせて様々な新展開を発表しました。

『League of Legends』10周年、さらなる今後の新展開を発表

まず、実際の発表を見て知りたいという方は以下より「Riot Pls」の配信アーカイブ、ダイジェストを先にご覧ください。

配信アーカイブ

以下では、各種展開をざっくりとまとめて紹介します。

League of Legends新展開

League of Legends

  • 初となるサポートマークスマンの新チャンピオン「セナ」追加 (10/29にパブリックベータへ追加、11/10正式実装)
  • マップ「サモナーズリフト」アップデート (10/22にパブリックベータへ追加、11/20正式実装)
  • ウルトラ・ラピッド・ファイアで全チャンピオンを期間限定で使用可能(10/15)
  • 9枚の楽曲アルバムを音楽配信プラットフォームでリリース(10/15)
  • ログインギフトを毎日配布 (10/17~10/27)

Teamfight Tactics

  • iOS、Android版を2020年の第1四半期公開
  • 今後はシーズンを導入し3~4ヶ月スパンでチャンピオン等の入れ替えを実施
  • 「エレメントの目覚め」を11月5日にリリース(PC版)

League of Legends WildRift

  • iOS、Android版、2020年正式リリース
  • モバイル向けにフルスクラッチで作り直したバージョン
  • PC版とは互換性なし。クロスプラットフォームプレー非対応。
  • 5vs5で1ゲームは15~20分ほど
  • https://wildrift.leagueoflegends.com/ja-jp/

League of Legends eSports Manager

  • マネージャーとなりプロチームを運営する仮想ゲーム
  • 選手契約、試合の戦略、チャンピオンのバンピックなどを指示して世界一のLoLチームを目指す
  • 中国LPLを対象に2020年正式リリース
  • その後、各エリアのプロリーグを対象に追加
  • ゲームの収益を対象リーグのプロチームに配分

League of Legends Origins

  • ゲーム誕生から2017年の公式世界大会Worldsまでを追う長編ドキュメンタリ
  • アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー作家、レスリー・アイワークス氏が制作
  • Netflix、iTunes、Google Play、Playstationなど様々なプラットフォームで配信

日本語字幕付きドキュメンタリムービー『League of Legends Origins(リーグ・オブ・レジェンドの原点)』公開

Legends of Runeterra

  • デジタルカードゲーム、2020年正式リリース
  • PC、iOS、Google Play対応
  • デッキ構築にお金がかかる、メタが頻繁に変わる、強いカードが放置されるなどのカードゲームあるある問題に対応して展開
  • 事前登録:https://playruneterra.com/ja-jp

Arcane

  • アニメシリーズ、2020年正式リリース

新プロジェクト

名称はプロジェクトコードとなっており、正式タイトル名は改めて発表されます。

Project A – タクティカルFPS

  • チートを徹底排除
  • ネットコードによる有利不利の問題を解決(飛び出し有利、の対策など)
  • ベースはCS:GOなどのようなタクティカルFPS
  • そのうえで、各キャラクターが特殊スキルを持つ
  • 舞台は近未来の地球。LoLとは異なる世界観?

公開されたムービーには、「BOT撃ちマップ」や「スナイパーライフルを高速フリックして撃った後にリロードアニメーションをナイフでキャンセルするアクション」など『CS:GO』が好きな人が反応するような「わかっている映像」が組み込まれていました。

本作は舞台が地球ということでLoLユニバースとは関係が無さそうですが、固有の特殊スキルを撃つことが出来るというあたりがLoLらしい要素と言えそうです。

Project L – 格闘ゲーム

  • ロボットをテーマにした格闘ゲーム『Rising Thunder』を制作していた「Radiant Entertainment」のメンバーが開発(2016年に買収)
  • Evo2019でコミュニティに向けて格ゲーを開発することを発表していた
  • LoLのキャラクターたちが対戦
  • 映像:https://www.twitch.tv/videos/495187678?t=01h01m02s

Project F – MMO?

Riot Games Social Impact Fund

  • 社会への貢献を継続的に果たすことを目指す非営利団体として設立
  • これまでチャリティスキンの売上を400万ドル以上寄付した実績あり

Riot Gamesの新規タイトル、Esports展開も期待

今回発表された様々な新作ゲームは、デジタルカードゲーム『Hearthstone』、FPS『CS:GO』 &『Overwatch』、格闘ゲーム『Street Fighter V』などに近しい印象を受けるものとなっており、各ゲームはesportsタイトルとしても人気を博しています。

MOBAジャンルで世界的な人気を誇る『League of Legends』でesports展開に関するノウハウを持つRiot Gamesが、新たなタイトルでも競技としての楽しみ方を提供する可能性は非常に高いと思われ、非常に期待が高まります。

LoLのIPが新たなゲームファンを引きつける可能性

すでに1億人近いプレー人口を誇る『League of Legends』の世界観・登場キャラクターは多くの人に愛され、IPとしても非常に強力な存在です。

ゲームには興味がない人もこのキャラクターを通じてMOBA以外の新作に触れたり、アニメからゲームに入ってくるというような循環の発生が期待できます。

LoLのキャラなら格闘ゲームをやってみたい、Riot GamesのゲームならFPSも面白いに違いないといったような声がすでにSNS上にあふれています。

Riot Gamesのゲーム制作・展開の手腕にも注目

Riot Gamesは非常に巧みに人気ゲームゲームを作り上げる手腕に長けています。

『League of Legends』と『Dota 2』は1つのゲームから枝分かれして誕生したタイトルですが、現在のプレー人口は『League of Legends』が1日の最大接続数800万人、『Dota 2』が約60万人と大差を付けています。

『Dota Auto Chess』から派生した『Teamfight Tactics』も、Valveが作った『Dota Underlords』よりも配信サイト等において圧倒的に多いプレー数・視聴数となっています。

esportsで人気のゲームをインスパイアしたゲーム開発展開は『SMITE』や『Paradins』などで有名な『Hi-Rez Studios』も実施していますが、飛び抜けた成功を収めることは出来ていません。

『Riot Games』がどのようなゲームを作り、ファンをひきつけていくのか。
今後の展開に誰もが注目せざるを得ないでしよう。

タイトルに「『League of Legends』のRiot Games」と書きましたが、数年後には「『Project A(仮称)』のRiot Games」「アニメArcaneのRiot Games」というように、人によっては今とは別認識の会社になっている可能性もありそうです。

情報元