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『ZETA DIVISION』が選手・関係者への誹謗中傷等に対する法的措置の対応方針を発表

『ZETA DIVISION』が、所属メンバーに対する誹謗中傷等への対応状況と今後について発表を行ないました

『ZETA DIVISION』が中傷・攻撃から関係者を守る対応徹底へ

『ZETA DIVISION』は、関係者を守り安全に活動できる環境を作り上げるために、名誉毀損や業務妨害に該当すると判断した行動に対して、法的措置を含む対応を行なっていくことを宣言しました。

現在、所属の選手・クリエイター・スタッフに対する誹謗中傷・攻撃的行為・事実に基づかない悪意ある憶測流布などが、配信・動画サイト・SNSなどのインターネット上において発生している状況です。中には、殺害予告などの深刻な問題も含まれています。

いくつかの悪質事例においては弁護士を起用しての法的措置を進めており、発信者を特定するための情報開示請求が裁判所によって認められる状況まで対応が進んでいるケースもあると報告されていました。

悪質な誹謗中傷がなければ誰も悲しい思いをすることはないものであり、今回の発表はこのようなことを未然に防ぐための注意喚起としての意図も含まれています。

eスポーツにおける誹謗中傷対策事例

eスポーツチームからの呼びかけ

eスポーツチーム「North」は、誰に対しても、脅迫や侮辱の言葉を浴びせることは決して許されず、コミュニティ全体でこのような態度を改善していく必要があると呼びかけました。

「心ない言葉を浴びせるのは止めよう」プロチーム『North』が呼びかけ、有名選手やチームも賛同

大会運営者からの呼びかけ

『PUBG JAPAN SERIES』運営チームは、下記のような呼びかけを行なっていました。

配信チャット制限の対策

eスポーツにおける大会配信のコメント欄における誹謗中傷は常に問題となっています。

『VALORANT』公式女性大会『2022 VCT Game Changers Japan』では、大会配信コメントを「スタンプ限定」モードに設定することで、文字による誹謗中傷を誰の目にも入れないという対策を行なっていました。

また、先日開幕した『Dota Pro Circuit 2023』のWestern Europe Divisionにおいては、配信のチャットモードを「電話番号認証済みアカウント」限定にする対応が行なわれていました。※スクリーンショットを撮っていませんでした

残念ながらこれでも対応としては十分ではなく、チャットがスクロールするたびにモデレーターが削除したメッセージを目にする状態でした。

ネット上の誹謗中傷で法的な責任を負う結果となるケースも増えています。
その際の本人コメントは「こんなことになるとは思っていなかった」というような、無自覚のものが多いように思います。

誹謗中傷行為は、他人を傷つけるだけでなく、自分の価値を下げるものでもあります。
意識無く中傷投稿を行なってしまっている場合の対策案として、投稿ボタンを押す前に前向きな内容か確認してみるなど、対策の意識を持つのが良いでしょう。

情報元

この記事を書いた人
Negitaku.org 運営者(2002年より)。Counter-Strikeシリーズ、Dota 2が大好きです。 じゃがいも、誤字脱字を見つけるのが苦手です。

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