Eスポーツを発展させることを目的に活動する組織『G7 Teams』に加盟しているチームが、2007年12月18~22日にアメリカのダラスで開催予定の『CPL Extreme Winter Championships 2007』への参加をボイコットすることを発表しました。

G7とCPLの主張

G7の主張

G7
G7は、今年の5月から大会の賞金未払いについてのサポートを開始しました。

サポート開始から多数のチームより賞金の未払いに関する相談を受けており、CPL においては 2003 年から賞金が支払われていない事例があったようです。

Eスポーツの発展には、プレーヤー・大会運営者といった全ての関係者が協力しあわなければならいというのが G7 の意見で、賞金未払いはこれに反する行為であることから、G7 は問題が 100% 解決するまで、問題となる運営者によるイベントにはプレーヤーを参加させないことを決定しました。

ちなみに、G7 に参加しているチームは下記のリストから見ることができます。

CPLの主張

Cyberathlete Professional League(CPL)
CPLは公式サイトにおいて、この件に関するコメントを出しています。
CPLがG7に参加するFnaticのオーナーから提出された賞金未払いとなっているチームのリストを調べたところ、CPLが予選運営をライセンスした会社が予選開催において独自に設定した賞金について未払いが発生していることが明らかになったそうです。

CPLは、第三者が支払いを約束した賞金については支払い責任はなく、この件については該当のチームに連絡を繰り返し試みたと主張しています。

CPLの参加規約の中に、締め切り日までに手続きを行なわない場合は賞金が没収となることが明記されており、過去10年において2%未満のチームがこのルールによって賞金を受け取れなかったという事例もあるそうです。

また、CPL はボイコットによる脅しは不当であり、このような方法による交渉には応じないことを G7 に返答したそうです。

この問題がどのように解決されたか、今後も是非発表してもらいたいです。
とりあえずは、みんなが約束を守れば良いわけですが、ビジネスなのでお金のやりくりがうまく行かないこともあるのが難しいところでしょうか。

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