『JCG』が公式サイトを通じて『Counter-Strike: Global Offensive』大会『JCG CS:GO 2016 Winter』の開催見合わせを発表しました。
『JCG』が『JCG CS:GO 2016 Winter』の開催見合わせを発表
『JCG』は2015年12月に2016年シーズンのCS:GO大会の実施に関する告知を行ない、2016年は「Open」「Master」「Premier」の3部門にて「Pre-Season」「Spring」「Summer」「Winter」の3ヶ月区切りによるシーズン制で大会を実施してきました。
そして今回、JCGは「諸般の事情」によりシーズンラストとなる「Winter」の開催を見合わせることを明らかにしました。
決定事項 (発表より)
- Open/Master/Premier全てのカテゴリについて、Winterシーズンのスケジュールを全てキャンセルとします。
- 2017シーズンについてはそもそも未定となっております。
- また、先日の「JCG BF4 Grand Finals Mid-2016」終了をもって、JCG主催レギュラー大会として、今年度を通して扱うゲームタイトルがなくなることから、年間王者決定戦「Grand Finals 2017」の開催もキャンセルとなる見込みです。(※今年度途中から開催しているゲームタイトルはGrand Finals開催対象のゲームタイトルとはなりません)
- 開催キャンセルとなった「Premier 2016 Winter」、ならびに開催キャンセルの見込みとなっている「Grand Finals 2017」の出場権については、今後、JCGがCS:GO大会を開催したり他団体の大会への推薦を行うにあたって、資料として利用する場合や、チーム招待やシード権付与の根拠とする場合があります。
JCG CS:GO Webサイトについて (発表より)
- JCG CS:GOウェブサイトのお問い合わせ窓口での対応は引き続き行いますが、対応が遅くなる場合がありますので予めご了承ください。
- また、メンバー募集掲示板については、当面の間は掲載申込を受付けますが、更新頻度が下がりますので掲載までお時間をいただく場合があります。
- JCG CS:GO Discordチャンネルについては、#matchmakeチャンネル、#freetalkチャンネルを残しますので、引き続きご活用いただければと存じます。(チャットの管理は手薄になりますのでご了承ください)
- JCGでは海外大会の日本語実況配信など、CS:GO関連のイベントを今後も行っていく可能性があり、それらについては決まり次第、JCG CS:GOウェブサイトで告知していきます。
今後、『JCG』が主体となった『CS:GO』の取り組みは行なわれなくなっていくと判断して良さそうです。
日本のCS:GOコミュニティを維持していくために
パブリッシャーが日本展開を行なっていない中で、『JCG』主催の『CS:GO』大会運営を続けていただいていたのは、コミュニティにとっては非常にありがたいことだったと思います。
『JCG』の展開は今回のような結果になりましたが、CS1.6の頃とは違い、公式なマッチメイキングの機能が実装されていることや、『ESEA』『FACEIT』など世界につながる大会に日本から参加可能な状況が現状は提供されており、日本のCS:GOシーンがこれで終わってしまうわけではありません。
しかし、「JCG Open」など誰でも参加しやすかった大会が無くなってしまうことは、日本のCS:GOコミュニティの拡大という観点からみると、デメリットの方が大きいのは間違いありません。このままコミュニティを維持・拡大していくために何かをしなければ縮小していくのは時間の問題です。
CS:GOを楽しんでいきたいと思うのであれば、それぞれが出来る限りの何かをしていく必要があります。
それは、「CS:GOをする」「ストリーミング配信する」「ツイートする」「ブログを書く」「動画を作る」「イベントや大会を運営する」などCS:GOをポジティブに捉えてもらえることならどんな些細なことでも良いと思います。大会を主催したいという人にとってはチャンスといえる状況かもしれません。
ただ、これは人に強制できるものではありません。CS:GOをなんとかしたいと思う人が出来る範囲で少しでも何かをやれば良いと思います。
何もしなければそのままですが、何かをやれば少しは新たな展開に向けた可能性が出てくるのではないでしょうか。