2017年11月24日~25日にアラブ首長国連邦で開催されたF1公式eスポーツ大会『F1 ESPORTS Series』で、 Brendon Leigh 選手(18歳)が初代チャンピオンの座を獲得しました。
 Brendon Leigh 選手(18歳)が初代チャンピオンの座を獲得しました。
18歳のBrendon Leigh 選手が『F1 ESPORTS Series』初代王者に
『F1 ESPORTS Series』グランドファイナルは、F1グランプリ最終戦『アブダビGP』のプログラムに組み込まれる形で、会場のヤス・マリーナ・サーキット内で実施されました。
 グランドファイナルは3つのコースで、予選と決勝を1レースずつ行い、それぞれのによって得られるポイント合計で最終順位が決まります。
グランドファイナルの王者を決定する最終レースは、実車レースと同じ「ヤス・マリーナ・サーキット」を舞台とし14周で争われ、最終ラップで劇的なオーバーテイクを魅せた18歳の  Brendon Leigh が初代チャンピオンとなりました。
 Brendon Leigh が初代チャンピオンとなりました。

総合ポイント順位
- 1位:  Brendon Leigh – 74pt (Toro Rosso) Brendon Leigh – 74pt (Toro Rosso)
- 2位:  F. Donoso Delgado – 68pt ( Mercedes) F. Donoso Delgado – 68pt ( Mercedes)
- 3位:  Sven Zurner – 64pt (Mercedes) Sven Zurner – 64pt (Mercedes)
- 4位:  Patrik Holzmann – 45pt (Force India) Patrik Holzmann – 45pt (Force India)
- 5位:  Cem Bolukbasi – 35pt (McLaren) Cem Bolukbasi – 35pt (McLaren)
- 6位:  Frederik Rasmussen – 35pt (Force India) Frederik Rasmussen – 35pt (Force India)
- 7位:  Allert Vanderwal – 33pt (McLaren) Allert Vanderwal – 33pt (McLaren)
- 8位:  Gianfranco Giglioli – 33pt (Red Bull Racing) Gianfranco Giglioli – 33pt (Red Bull Racing)
- 9位:  Harrison Jacks – 24pt (Renault) Harrison Jacks – 24pt (Renault)
- 10位:  Joni Tormala – 16pt (Red Bull Racing) Joni Tormala – 16pt (Red Bull Racing)
- 11位:  Nicolo Fioroni – 15pt (Sauber) Nicolo Fioroni – 15pt (Sauber)
- 12位:  Salih Saltunc – 12pt (Williams) Salih Saltunc – 12pt (Williams)
- 13位:  Maximilian Benecke – 11pt (Haas) Maximilian Benecke – 11pt (Haas)
- 14位:  Patryk Krutyj – 9pt (Renault) Patryk Krutyj – 9pt (Renault)
- 15位:  Mads Soerensen – 8pt (Williams) Mads Soerensen – 8pt (Williams)
- 16位:  Alberto Foltran – 8pt (ToroRosso) Alberto Foltran – 8pt (ToroRosso)
- 17位:  Cedric Thome – 7pt (Ferrari) Cedric Thome – 7pt (Ferrari)
- 18位:  Igor Fraga – 6pt (Haas) Igor Fraga – 6pt (Haas)
- 19位:  Tiziano Brioni – 2pt (Sauber) Tiziano Brioni – 2pt (Sauber)
- 20位:  Sonuc Saltunc – 2pt (Ferrari) Sonuc Saltunc – 2pt (Ferrari)

3レースの獲得合計ポイントで競われたグランドファイナル
車体性能での追上げが難しいeスポーツF1
 3レースの内、レース1(サーキット・ジル・ビルヌーブ)のみが初日に行われ、この段階でポイントが1ポイントでも獲得できていれば、レース3の結果次第によって表彰台の可能性があるポイント割り当てとなっていました。しかし、eスポーツでは実写と異なり車種による性能差がない状況となるため順位を上げるのが非常に難しく、現地時間の2日目、午前中から夕方に行われたレース2、レース3の練習走行及び予選走行で、最終順位がほぼ見えてくるという展開でした。
初日のレース1を制したのは Brendon Leigh で25ポイントを獲得。
 Brendon Leigh で25ポイントを獲得。
 日付が変って、レース2(サーキット・ド・スパ-フランコルシャン)、レース3(ヤス・マリーナ・サーキット)の練習走行と予選が一気に行われましたが、レース2予選では  Brendon Leigh は、十分なパフォーマンスを発揮できず15位とふるいませんでしたが、レース3予選ではパフォーマンスを取り戻し、2位に付け本番のレース3に望みを繋ぎます。
 Brendon Leigh は、十分なパフォーマンスを発揮できず15位とふるいませんでしたが、レース3予選ではパフォーマンスを取り戻し、2位に付け本番のレース3に望みを繋ぎます。
その後F1 アブダビGP(実車) 最終戦の予選終了後、レース2決勝が行われ、 Brendon Leigh は15位から7つポジションを上げポイント圏 8位フィニッシュ。
 Brendon Leigh は15位から7つポジションを上げポイント圏 8位フィニッシュ。
レース2が終わった段階で獲得ポイント1位は  Sven Zurner と
 Sven Zurner と  F. Donoso Delgado が30ポイント、3位
 F. Donoso Delgado が30ポイント、3位  Brendon Leigh 29ポイントなり、レース3の予選でもこの3名がセカンドロー内(1位~4位)ということもあり、表彰台はほぼこの3名に絞られ、獲得ポイントがほぼ倍となるレース3がスタートを迎えました。
 Brendon Leigh 29ポイントなり、レース3の予選でもこの3名がセカンドロー内(1位~4位)ということもあり、表彰台はほぼこの3名に絞られ、獲得ポイントがほぼ倍となるレース3がスタートを迎えました。
二転三転する最終レース
レース3の予選は1位  F. Donoso Delgado、 2位
 F. Donoso Delgado、 2位  Brendon Leigh、3位
 Brendon Leigh、3位  Maximilian Benecke、4位
 Maximilian Benecke、4位  Sven Zurner、5位
 Sven Zurner、5位  Patrik Holzmann、6位
 Patrik Holzmann、6位  Salih Saltunc と 展開次第では番狂わせも期待されましたが、スタートから1コーナーは接触のないきれいなスタートを切りました。
 Salih Saltunc と 展開次第では番狂わせも期待されましたが、スタートから1コーナーは接触のないきれいなスタートを切りました。
そのようなクリアな展開の中、2位スタート  Brendon Leigh がインスタートを活かした素晴らしい立ち上がりを見せ、1コーナーで
 Brendon Leigh がインスタートを活かした素晴らしい立ち上がりを見せ、1コーナーで  F. Donoso Delgado を抜き去り1位を奪取。その真後ろにつけていた4位スタートの
 F. Donoso Delgado を抜き去り1位を奪取。その真後ろにつけていた4位スタートの  Sven Zurner も、開いたその隙間を抜けて2位にポジションアップします。
 Sven Zurner も、開いたその隙間を抜けて2位にポジションアップします。
3周ほど経過した段階で、1~3位が1秒以内、3位から4位へは2秒のギャップがあるため、1位  Brendon Leigh、2位
 Brendon Leigh、2位  Sven Zurner、3位
 Sven Zurner、3位  F. Donoso Delgado の中から表彰台の頂点が決まりそうな流れ。
 F. Donoso Delgado の中から表彰台の頂点が決まりそうな流れ。
そんな中、動きを見せたのは3位  F. Donoso Delgado。4周目という早いピットインで9位まで順位を落としますが、各車必ず1回はピットインしてUltraSoftタイヤからSuperSoftタイヤへの切替と燃料の補給を行う必要があり、この早いピットインが全車のピットアウト後、順位にどう影響されるのか注目されました。
 F. Donoso Delgado。4周目という早いピットインで9位まで順位を落としますが、各車必ず1回はピットインしてUltraSoftタイヤからSuperSoftタイヤへの切替と燃料の補給を行う必要があり、この早いピットインが全車のピットアウト後、順位にどう影響されるのか注目されました。
レースは5周目のセクター2で2位  Sven Zurner が仕掛けハードブレーキ勝負からの際どいターンで1位を獲得。抜かれた
 Sven Zurner が仕掛けハードブレーキ勝負からの際どいターンで1位を獲得。抜かれた  Brendon Leigh はマーシャルへペナルティアピールをするも、文句なしのクリアパス。順位が入れ替わった5週目の終わり、なんと1位と2位が同時にピットイン。
 Brendon Leigh はマーシャルへペナルティアピールをするも、文句なしのクリアパス。順位が入れ替わった5週目の終わり、なんと1位と2位が同時にピットイン。
この時、各車のピットレーン位置とそれまでの燃料配分の微妙な違いにより、ピットアウト前には  Brendon Leigh が、
 Brendon Leigh が、  Sven Zurner の前に立ちます。このままトップでコース復帰かと思われましたが、地下にピットレーンが長いヤス・マリーナ・サーキットでコースに復帰すると
 Sven Zurner の前に立ちます。このままトップでコース復帰かと思われましたが、地下にピットレーンが長いヤス・マリーナ・サーキットでコースに復帰すると Brendon Leighの前には、さきほど早めの4周目ピットインをしたと紹介した
 Brendon Leighの前には、さきほど早めの4周目ピットインをしたと紹介した F. Donoso Delgadoが現れ、フレッシュなSuperSoftタイヤを活かしてピットアウト後の暫定トップに立ちます。
 F. Donoso Delgadoが現れ、フレッシュなSuperSoftタイヤを活かしてピットアウト後の暫定トップに立ちます。
6周終わった段階で、この3名の前に、ピットインを行っていない2台が7秒前にしばらくいますが、その2台が9週目ピットインした時、1位の  F. Donoso Delgado とのギャップは、3秒にまで縮まり3台のペースの速さを知らしめます。
 F. Donoso Delgado とのギャップは、3秒にまで縮まり3台のペースの速さを知らしめます。
トップ3台が1秒以内に絡みあったままの11周目、セクター2で2位  Brendon Leigh が、3位
 Brendon Leigh が、3位  Sven Zurner に接触される形でバランスを崩しその復帰を優先したため、1位との差が2秒に広がりました。
 Sven Zurner に接触される形でバランスを崩しその復帰を優先したため、1位との差が2秒に広がりました。  Sven Zurner は接触の非を認め直後に減速、
 Sven Zurner は接触の非を認め直後に減速、  Brendon Leigh に2位を譲り、自らの接触のダメージもありトップ争いからは脱落。
 Brendon Leigh に2位を譲り、自らの接触のダメージもありトップ争いからは脱落。
その後、2秒のビハインドを猛追する  Brendon Leigh は12~13周で接触時のロスを取り戻し、1位
 Brendon Leigh は12~13周で接触時のロスを取り戻し、1位  F. Donoso Delgado をDRS圏内に捉えます。
 F. Donoso Delgado をDRS圏内に捉えます。
13周目、それまで3位だった  Sven Zurner が、ダメージによるペースダウンで4位を走っていた
 Sven Zurner が、ダメージによるペースダウンで4位を走っていた  Allert Vanderwal に一時ポジションを奪われますが、3位、4位そして5位が絡みあいながら、3ワイドでコーナーに入り、その際のマシンコントロールで3位を堅守しました。この時、その3位と2位の差は6秒まで広がっていました。
 Allert Vanderwal に一時ポジションを奪われますが、3位、4位そして5位が絡みあいながら、3ワイドでコーナーに入り、その際のマシンコントロールで3位を堅守しました。この時、その3位と2位の差は6秒まで広がっていました。
最終14周目、2位を走る  Brendon Leigh が1位
 Brendon Leigh が1位  F. Donoso Delgado を猛PUSH、Sector2 DRS区間でスピードに載せライン勝負、直後のコーナーでハードブレーキ勝負と2つの勝負を仕掛けインをキープ、
 F. Donoso Delgado を猛PUSH、Sector2 DRS区間でスピードに載せライン勝負、直後のコーナーでハードブレーキ勝負と2つの勝負を仕掛けインをキープ、  F. Donoso Delgado をライン外へ追い出し、ショートカットペナルティまで取らせるクレバーなオーバーテイクを魅せ、そのままゴールへ。
 F. Donoso Delgado をライン外へ追い出し、ショートカットペナルティまで取らせるクレバーなオーバーテイクを魅せ、そのままゴールへ。 Brendon Leigh がF1 ESPORTS Seriesの初代チャンピオンとなりました。
 Brendon Leigh がF1 ESPORTS Seriesの初代チャンピオンとなりました。
イコールコンディション 肉体の限界に縛られないレース、統一されたルール
実車ではハイスピード、急加速、急制動、高ダウンフォースと高グリップにより肉体に高い負担が掛かるフォーミュラカーですが、eスポーツレースではそれらの負担は皆無となります。
実車の場合、下位カテゴリーでは若さのアドバンテージがありますが、上位カテゴリーとなると体力的に強化可能な20代後半から開花する選手が多く、多くの若いドライバーたちは花開くことなく消えていきます。
セミファイナルまで残った40人の中には肉体的な制限により実車の道に進むことが出来なかった選手も含まれていますが、現在も実車にチャレンジしている選手たちとイコールコンディションで競い合いました。
本大会には、競技に使用されたゲームソフト『F1 2017』 が配信されたすべてのプラットフォームを通じて参加可能で、世界中からグランドファイナリストが集いました。
ファイナリスト達は、提供された公式ウェア、ヘッドフォン、シューを纏い整然と並ぶ公式シートに収まり、非常にクリアなレースが行われ、直前に行われた実車のドライバー達も観戦し花を添えました。
その内容は、実際のカメラポジションを多用し、テレビと同じ視点でレースが実況され、実車では表示されない燃料調整、前後バランス、デファインシャルといった操作や、タイヤやサスペンション、各パーツの状況が分かり分かる人ほどより楽しめる奥深さと、誰が一番速く走れるのか?という単純な目標が分かりやすく観戦することができました。
車の差がないのはつまらないという声もありますが、20台のF1カーがほぼ同じペースでメカトラブルなく展開するレースは、実際には存在しない楽しみに溢れていました。そこにはFIAという実車の競技団体がこのF1 ESPORTS Seriesに深く関与し、実車での舞台へ立てない才能を持つものを引っ張るという強い意思を感じました。
ハイライトは下記公式サイトから、そしてレース3の模様はフルでFacebookの動画ページから確認できます。
その白熱した戦いを是非ご覧になってみみてください。
レース アーカイブ
グランドファイナル各レース結果
レース1 – サーキット・ジル・ビルヌーブ
- 1位:  Brendon Leigh – 25pt Brendon Leigh – 25pt
- 2位:  Sven Zurner – 18pt Sven Zurner – 18pt
- 3位:  Frederik Rasmussen – 15pt Frederik Rasmussen – 15pt
- 4位:  F. Donoso Delgado – 12pt F. Donoso Delgado – 12pt
- 5位:  Nicolo Fioroni – 10pt Nicolo Fioroni – 10pt
- 6位:  Gianfranco Giglioli – 8pt Gianfranco Giglioli – 8pt
- 7位:  Patrik Holzmann – 6pt Patrik Holzmann – 6pt
- 8位:  Harrison Jacks – 4pt Harrison Jacks – 4pt
- 9位:  Mads Soerensen – 2pt Mads Soerensen – 2pt
- 10位:  Sonuc Saltunc – 1pt Sonuc Saltunc – 1pt
- 11位:  Cedric Thome – 0pt Cedric Thome – 0pt
- 12位:  Joni Tormala – 0pt Joni Tormala – 0pt
- 13位:  Patryk Krutyj – 0pt Patryk Krutyj – 0pt
- 14位:  Igor Fraga – 0pt Igor Fraga – 0pt
- 15位:  Allert Vanderwal – 0pt Allert Vanderwal – 0pt
- 16位:  Tiziano Brioni – 0pt Tiziano Brioni – 0pt
- 17位:  Alberto Foltran – 0pt Alberto Foltran – 0pt
- 18位:  Salih Saltunc – 0pt Salih Saltunc – 0pt
- 19位:  Cem Bolukbasi – 0pt Cem Bolukbasi – 0pt
- 20位:  Maximilian Benecke – 0pt Maximilian Benecke – 0pt
レース2 – サーキット・ド・スパ-フランコルシャン
- 1位:  Cem Bolukbasi – 25pt Cem Bolukbasi – 25pt
- 2位:  F. Donoso Delgado – 18pt F. Donoso Delgado – 18pt
- 3位:  Allert Vanderwal – 15pt Allert Vanderwal – 15pt
- 4位:  Sven Zurner – 12pt Sven Zurner – 12pt
- 5位:  Patrik Holzmann – 10pt Patrik Holzmann – 10pt
- 6位:  Maximilian Benecke – 8pt Maximilian Benecke – 8pt
- 7位:  Harrison Jacks – 6pt Harrison Jacks – 6pt
- 8位:  Brendon Leigh – 4pt Brendon Leigh – 4pt
- 9位:  Mads Soerensen – 2pt Mads Soerensen – 2pt
- 10位:  Gianfranco Giglioli – 1pt Gianfranco Giglioli – 1pt
- 11位:  Tiziano Brioni – 0pt Tiziano Brioni – 0pt
- 12位:  Joni Tormala – 0pt Joni Tormala – 0pt
- 13位:  Cedric Thome – 0pt Cedric Thome – 0pt
- 14位:  Frederik Rasmussen – 0pt Frederik Rasmussen – 0pt
- 15位:  Alberto Foltran – 0pt Alberto Foltran – 0pt
- 16位:  Salih Saltunc – 0pt Salih Saltunc – 0pt
- 17位:  Nicolo Fioroni – 0pt Nicolo Fioroni – 0pt
- 18位:  Igor Fraga – 0pt Igor Fraga – 0pt
- 19位:  Sonuc Saltunc – 0pt Sonuc Saltunc – 0pt
- 20位:  Patryk Krutyj – 0pt Patryk Krutyj – 0pt
レース3 – ヤス・マリーナ・サーキット
- 1位:  Brendon Leigh – 45pt Brendon Leigh – 45pt
- 2位:  F. Donoso Delgado – 38pt F. Donoso Delgado – 38pt
- 3位:  Sven Zurner – 34pt Sven Zurner – 34pt
- 4位:  Patrik Holzmann – 29pt Patrik Holzmann – 29pt
- 5位:  Gianfranco Giglioli – 24pt Gianfranco Giglioli – 24pt
- 6位:  Frederik Rasmussen – 20pt Frederik Rasmussen – 20pt
- 7位:  Allert Vanderwal – 18pt Allert Vanderwal – 18pt
- 8位:  Joni Tormala – 16pt Joni Tormala – 16pt
- 9位:  Harrison Jacks – 14pt Harrison Jacks – 14pt
- 10位:  Salih Saltunc – 12pt Salih Saltunc – 12pt
- 11位:  Cem Bolukbasi – 10pt Cem Bolukbasi – 10pt
- 12位:  Patrik Holzmann – 9pt Patrik Holzmann – 9pt
- 13位:  Alberto Foltran – 8pt Alberto Foltran – 8pt
- 14位:  Cedric Thome – 7pt Cedric Thome – 7pt
- 15位:  Igor Fraga – 6pt Igor Fraga – 6pt
- 16位:  Nicolo Fioroni – 5pt Nicolo Fioroni – 5pt
- 17位:  Mads Soerensen – 4pt Mads Soerensen – 4pt
- 18位:  Maximilian Benecke – 3pt Maximilian Benecke – 3pt
- 19位:  Tiziano Brioni – 2pt Tiziano Brioni – 2pt
- 20位:  Sonuc Saltunc – 1pt Sonuc Saltunc – 1pt

 F. Donoso Delgado – 68pt ( Mercedes)
 F. Donoso Delgado – 68pt ( Mercedes) Sven Zurner – 64pt (Mercedes)
 Sven Zurner – 64pt (Mercedes) Cem Bolukbasi – 35pt (McLaren)
 Cem Bolukbasi – 35pt (McLaren) Frederik Rasmussen – 35pt (Force India)
 Frederik Rasmussen – 35pt (Force India) Allert Vanderwal – 33pt (McLaren)
 Allert Vanderwal – 33pt (McLaren) Gianfranco Giglioli – 33pt (Red Bull Racing)
 Gianfranco Giglioli – 33pt (Red Bull Racing) Joni Tormala – 16pt (Red Bull Racing)
 Joni Tormala – 16pt (Red Bull Racing) Nicolo Fioroni – 15pt (Sauber)
 Nicolo Fioroni – 15pt (Sauber) Patryk Krutyj – 9pt (Renault)
 Patryk Krutyj – 9pt (Renault) Igor Fraga – 6pt (Haas)
 Igor Fraga – 6pt (Haas)




