2018年10月19日(金)に行なわれた『ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO ASIA 2018』Group CのIndia OpTic India 対 Viet Nam Revolution戦にて、India Nikhil “forsaken” Kumawatの不正ツール使用が発覚しました。

『OpTic India』のforsaken選手が不正ツール使用発覚、チームが失格処分に

問題が発覚したのは、Group Cエリミネーションマッチ India OpTic India 対 Viet Nam Revolution戦。第1マップ「Cache」の20ラウンド目に試合が突如として停止され、そのまま長時間その状態が継続されました。

大会公式サイトの報告によると、本大会が採用するCS:GO向けのプラットフォーム「B5」のアンチチート機能が India forsaken 選手のPCから不正を検出。審判が試合を停止しPCを調査したところ不正なプログラムが発見され、India OpTic India は本大会失格の処分が下されました。

India forsaken 選手は審判が調査を行なおうとするところを拒否する動きを見せ、さらに不正プログラムを削除したとのこと。審判はファイルの復元を行ない、不正ツールの存在を確認し、今回の裁定が下されたとのことです(CSGO2Asiaのレポート)。

調査に集まった審判団

審判の調査を拒否・妨害するforsaken 選手

不正ツールらしきファイル (word.exeに偽装)

forsaken 選手の疑わしいプレー

こちらはTwitchのクリップでかなりの再生数となっている8ラウンド目のプレー。壁越しに正確なトレースをしながら射撃する不自然な動作を確認出来ます。オートAimの機能を使って敵の位置を把握しながらプレーしていたのでしょうか。

ちなみに、forsaken 選手は非常に疑わしいプレーヤーとして競技コミュニティ界隈では有名だったようです。

同選手は、OpTic Gamingがインドに進出する際にオープントライアウト方式で選出されチーム入りしました。この時にも不正を行なっていた可能性がありそうです。

HLTV.orgによるOpTIc GamingのJesal Parekh 氏への取材により、forsaken 選手は解雇になることが明らかになっています。同士は全ての関係者に取材すると共に、チームからの公式声明を出すことも明言していました。

今回の件は非常に残念ですが、「B5」のアンチチートが公式の「Valve Anti-Cheat」システムに代わって不正を検出し、自らの大会を救ったのは素晴らしいことだと思います。

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